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テンプレートでそのまま書ける科学英語論文~ネイティブ編集者のアクセプトされる執筆術

  • ISBN : 9784758108546
  • ページ数 : 256頁
  • 書籍発行日 : 2022年3月
  • 電子版発売日 : 2022年4月6日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥3,740 (税込)
ポイント : 68 pt (2%)

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商品情報

「論文なんてどう書けば…」と途方に暮れる方に朗報!テンプレートに沿って書き込むだけで,作法に合った草稿が完成します.テーマ設定~出版まで,指導歴30年超のネイティブ編集者が日本人のための戦略を伝授!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

■ 序文

はじめに


研究を行う科学者や臨床医にとって,論文を査読のある国際的な科学ジャーナルに英語で掲載することはたいへん重要なことです.この本は,①英語が母国語ではない,②日本語でも英語でも,論文の書き方の基本的な技術について正式な訓練を受けていない,③そしておそらく,適切な研究テーマを独自に見つけ,それに答えるために研究を実施する方法について正式な訓練を受けていない,という方に向けて書かれました.本書を読むことで(残念ながら訓練を受けたネイティブ・スピーカー・レベルの英語を書けるようにはなりませんが),科学英語論文をアクセプトに導く技を学ぶことができます.また,論文の執筆はもちろん,執筆に欠かせない文献リサーチ,研究テーマの設定,投稿先へのカバーレターの作成について,テンプレートを使って楽に自信をもって行えることをめざしています.

本書は,30年以上にわたり科学英語論文2,000本以上を監修し,査読のある国際ジャーナルでの採用率が90 %以上にのぼるポール・ラングマン(Paul Langman, Ph.D.)が考案したものです.長年日本の大学で教え,ワークショップで指導し,プロのメディカル・ライターおよび編集者として科学論文を執筆・監修したことにより,日本の研究者がほぼ共通してつまずく2つの点に気がつきました.1つ目は,国際的なジャーナルの定石といってよい論文の書き方そのものです.これは論文を書くうえでの考えのまとめ方,論点の組み立て方,そして英語の論理的書き方などを含みます.2つ目は,論文が出版されるまでのプロセス(投稿,査読,改訂など)の知識とそれに基づく効果的な戦略です.優れたアイディアや注目すべき知見があっても,これら2点への考慮が足りないと,執筆の時間,労力,機会を無駄にしかねません.

そこで,本書ではまず論文の執筆と出版プロセスを俯瞰することから始めます.アクセプトされるためにはどのようなステップがあり,何に気をつけるべきかを理解したうえで,最初の文献リサーチから査読者の提案に沿った改訂版がアクセプトされるまで,各過程の要所を押さえて進みましょう.

文献リサーチ,論文執筆,そして投稿先へのカバーレターの作成は,テンプレートを使って行います.Template Iの「文献を批判的に読むためのテンプレート」では,質問に答える形で参考文献を調査し,重要な情報を抽出し,そこからまだ研究されていない価値あるテーマを見出したり,研究分野における自分の研究の重要性を把握したりできます.また,先行研究がどのように書かれているか分析しながら読むことによって,内容の把握だけでなく,国際誌に出版された論文の書き方自体をも同時に学ぶことができます.続いて論文を執筆する段階にきたら,Template IIの「科学英語論文のマスター・テンプレート」を使います.この問いに答えることにより,自動的に論文の草稿ができあがります.同僚の意見を聞いて草稿を補強し,論文が書き上がったら,必ず「投稿前チェックリスト」を使ってジャーナルの指示どおり適切に作成されているかどうかを確認します. Template IIIの「編集長宛の手紙」シリーズでは,編集長や査読者とのさまざまなやりとり(投稿時のカバーレター,査読者のコメントに対する返答や質問,期日延長願い,迅速な評価願い,改訂版の再投稿時のカバーレターなど)に必要な書類を,プロフェッショナルなレベルで作成することができます.これらのテンプレートと論文執筆に役立つチェックリストはウェブからダウンロードできるほか,テンプレートの詳しい使い方が別冊にまとまっており,紙面と画面を同時に活用して論文と手紙を迷うことなく作成できるようになっています.最後にネイティブ・スピーカーの科学者に論文と編集長宛の手紙を校正してもらってからジャーナルに投稿しましょう.

なお,本書の専門用語の翻訳においては,科学用語を生理学者の後藤秀機先生に,統計学についてを十文字女子大学助教授の菅原沙恵子先生に助けていただきました.特にラングマンの盟友の後藤秀機先生には,科学用語に限らず丁寧に原稿全般を校閲していただき,多くの貴重なアドバイスをいただいたことに心から感謝いたします.また,日本のGIST(消化管間質腫瘍)研究を牽引されてきた西田俊朗先生は,論文の一部分を第20章でお手本として使わせていただくことを,快くご承諾くださいました.3人の先生に,ここに厚くお礼申し上げます.

また,本書が日本の研究者の役に立つであろうことを原稿を一読してご理解くださった羊土社編集部の早河輝幸氏,そして,卓越した校正で原稿を向上させてくださった中川由香氏に深く感謝いたします.出版を見ずして逝ったラングマンが見たら大喜びしたに違いない素晴らしいレイアウトをデザインし,テンプレートやチェックリストを読者が使いやすいようにつくりあげてくださいました(ポール・ラングマンは本書を執筆した後,出版を見届けることなく2019年に逝去いたしました).

この本は,科学についていかに考え,どのように書くかを伝授くださった素晴らしい恩師たちに敬意を表しながら,日本の科学界に少しでも貢献できたらと執筆したものです.論文執筆を前に立ちすくんでいる若い研究者はもちろん,指導する立場の研究者にもこの本を活用いただき,次世代の研究者が早い時期に国際的な研究者社会で活躍できるようになれば幸いです.


2022年2月

著者を代表して 今村友紀子

■ 目次

はじめに

I 論文出版の全体像と攻略法

第1章 論文出版ゲーム:いかにして勝つか?

ゲームのルール

投稿から出版までのプロセス

ゲームプレイヤー紹介

著者のゴール ―― 関門を乗り越える意味

執筆準備から出版までの手順

勝つための作戦

第2章 編集長の最初の審査を通過する

最初の関門in-house screening―― いかに編集長が論文を査読に送らず却下するか

査読後の最終審査―― 査読者の評価を見て編集長はどうするか?

第3章 査読者による評価を知る

査読者は論文のどこを見ているのか?

セクションごとの具体的な評価のポイント

第4章 研究テーマの設定から投稿までを俯瞰する

Step I:研究テーマを見つける

Step II:研究テーマに答える実験を設計する

Step III:実験を行い,データを収集する

Step IV:データを分析し結果を解釈する

Step V:論文を書く

Step VI:投稿する

II リサーチ:文献の探し方と研究テーマの見つけ方,そして統計の攻略法

第5章 文献の大海原から必要な文献を探し出す

研究には文献のリサーチが必要不可欠

図書館員とともに文献を探すには

文献を効率よく探すには

文献を網羅的に探し尽くすコツ

データベース検索のコツ

第6章 文献管理ソフトを使う

なぜ文献管理ソフトを使うのか?

文献管理ソフトによる効率化

第7章 文献をいかに選び,読み,評価するか? テンプレートを使って

すべての論文を読み込む必要はない

方法次第で研究全般の効率が上がる

第8章 魅力的な研究テーマを見つけ出す

研究テーマを見つける第3のステップ

論文執筆のための準備

第9章 統計学の攻略法を知る

科学研究における統計学の役割

基本概念に関するよくある誤解

検定法の誤った選択

統計結果の誤った解釈

第10章 統計学者に相談する

統計学者に相談するメリット

統計学者からの典型的な質問内容

論文の著者が統計学者にする質問

III 実験調査

第11章 実験に必要な書類を準備する

実験前の必要書類

実験中の必要書類

実験完了後の書類の管理

分析結果の記録のしかた

IV 論文執筆

第12章 論文を書く:IMRADの詳しい理解

科学論文の構造

論文を書く順番

タイトルおよびタイトルページの書き方

Abstractの書き方

Keywordsの書き方

Introductionの書き方

Methodsの書き方

Resultsの書き方

Discussionの書き方

Acknowledgmentsの書き方

Referencesの書き方

チェックリストの活用

第13章 図表を作成する

図表は研究論文に不可欠

図表の作成時に気をつけること

図表全般のガイドライン

表のガイドライン

図のガイドライン

画像のガイドライン

V 科学英語論文執筆のコツ

第14章 伝わる科学英語を書く:Good Scientific Writing

「7つのC」ルール

第15章 パラグラフを決まったパターンで書く

科学英語論文執筆の大原則

パラグラフのパターンを知る

効果的なTopic Sentenceとは

パラグラフの最適な長さ

パラグラフを読みやすくする4つの必要要素

パラグラフの構成によるタイプ分け

執筆に役立つ小技

第16章 わかりやすい文章を書く:文法の基本と間違いやすい点

ポイントを伝えるには文法構造の把握から

文法構造の基本とわかりやすい文を書くコツ

日本人が間違いやすい文法と表現法

第17章 句読点を正しく使う

句読点には厳密なルールがある

ピリオド,コンマ,セミコロン,コロン

疑問符,感嘆符

アポストロフィー,ハイフン,ダッシュ

丸かっこ,角かっこ

スラッシュ

引用符

引用符と句読点の位置

省略符

第18章 日本人研究者が間違いやすい英文を知る

語句の使い方の間違い

文法上の間違い

スペルの間違い

VI 科学における不正行為とその回避

第19章 科学における不正行為を知る:種類と回避法

不正行為はなぜいけないのか

不正行為を回避する条件

不正行為の種類

出典の明記のしかた

一般的な表現や専門用語は剽窃ひょうせつにあたるのか

いかに剽窃を回避するか

第20章 他者の情報や表現を正しく効果的に扱う

先行研究の正しい引用はきわめて大事

そのまま引用する「直接引用」のしかた

自分の言葉で言い換える「間接引用」のしかた

一般的な文章の扱い方

VII 投稿

第21章 投稿直前の論文を念入りにチェックする

論文を完璧な形で投稿するために

フォーマットの確認

投稿直前チェックリスト

ネイティブ・スピーカー科学者による編集

論文を印刷物や電子メールで送る際は受領確認を

第22章 投稿から出版までのプロセスを知る

投稿から出版までの典型的なプロセスと必要な手紙

参考文献

別冊 Templateのトリセツ

■ 特記事項

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対応機種

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