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実験医学増刊 Vol.40 No.7 栄養・代謝物シグナルと食品機能~転写、エピゲノムの制御から代謝性疾患の治療・予防に向けて

  • ISBN : 9784758104029
  • ページ数 : 236頁
  • 書籍発行日 : 2022年4月
  • 電子版発売日 : 2022年4月27日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥5,940 (税込)
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商品情報

食品由来成分が,核内受容体やエピゲノム,腸内細菌による代謝,臓器連関などの「シグナル」を介して,いかに生体を調節するかをご紹介.肥満・糖尿病など,生活習慣病の治療・予防法を研究する方は必見の内容です!

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■ 序文


実験室で明らかにされた最先端の研究結果は,学会発表や学術論文(オリジナル論文)として報告される.次に,最新の成果をまとめた総説(実験医学誌など)として発表され,その後に教科書に記載されていく.毎年,たくさんの研究成果が報告されるが,時間の経過に伴って淘汰されていく.後になって間違いであることが判明したり,再現性がなかったりするものなどは消えていく.評価の定まった「学問」としての教科書が完成するためには,一定の検証期間(場合によっては数十年といった時間のファクター)が必要であろう.

私は10年ほど前から大学で「分子栄養学」と「食品機能学」の講義を担当することになった.「分子栄養学」は18世紀にはじまった栄養学の成果を1950年代から発展した分子生物学の言葉で語るというように理解した.一方「食品機能学」で扱う,機能性食品の概念は1980年代にはじまったものであり(「概論」参照),まだ評価の定まりきっていない,若い学問ではないかという印象を受けた.

この10年の間に大学教員・研究者としての観点から,最新の研究成果を眺める機会を得た.その間,分子栄養学と食品機能学とを結ぶ顕著な成果が次々と報告された.またそれ以前の独創的な研究の再現性が確認され検証されていった.

このような時期に羊土社より「栄養・代謝物シグナルと食品機能」に関して増刊号をまとめる依頼をいただいた.最新の成果を整理するのにいい機会であると考え,お引き受けした.本書の執筆をご快諾いただいた研究の最前線の先生方に心より感謝したい.本書の内容は,数年後の新しい教科書の章となっていることであろう.本書の読者が栄養・代謝物シグナルと食品機能の分野に興味をもち,新しく教科書の1ページになるような/ あるいは教科書を書き換えるような研究が発展するきっかけになることを願いたい.


2022年3月

亀井康富

■ 目次

序[亀井康富]

概論 栄養・代謝物シグナルと食品機能―栄養学の歴史と食品機能の作用機序[亀井康富]

第1章 食品の機能性と栄養・代謝物シグナル

1.アミノ酸の生理機能[畑澤幸乃]

2.食餌脂肪酸・脂肪酸代謝物シグナルによるエネルギー代謝制御―褐色脂肪組織機能を中心に[後藤 剛,川原崎聡子,Kwon Jungin,高橋春弥,井上和生,河田照雄]

3.亜鉛メタレーションによる細胞機能調節[神戸大朋]

4.抗老化因子を制御するミネラル栄養学―リン代謝恒常性制御の重要性[瀬川博子,小池 萌,塩﨑雄治,宮本賢一]

5.骨格筋萎縮に対するビタミンA誘導体の機能評価[小池博之,大石由美子]

6.生体内変換型ビタミンKの新しい作用[白川 仁,大崎雄介]

7.食品因子の機能性フードペアリング[立花宏文]

8.食品成分と薬物の相互作用[玉井郁巳,朱 秋楠]

9.食品メタボローム:質量分析データを活用した包括的食品機能性評価[荒 武]

10.ゲノム編集技術を応用した作物の食品機能性向上―世界初のCRISPR作物となったGABA高蓄積トマト[江面 浩]

第2章 栄養・代謝物シグナルと臓器連関

1.ヒト小腸上皮オルガノイドを活用した新たな食品・栄養科学研究[高橋 裕]

2.栄養環境の変化を認識する短鎖脂肪酸受容体[池田貴子,西田朱里,山野真由,木村郁夫]

3.腸からはじまる臓器連関と栄養環境の変化に対する適応戦略[吉成祐人,丹羽隆介,西村隆史]

4.食品によるエクソソームを介した臓器連関活性化[片倉喜範]

5.食品・栄養成分によるホルモン分泌と神経系を介した摂食・糖代謝調節[岩﨑有作,大林健人]

6.嗅覚受容体の活性化が糖代謝に与える影響[宗像佑一郎,片桐秀樹,山田哲也]

7.抗老化医療におけるNAD+合成中間体NMNと合成酵素NAMPTの可能性[吉岡潔志,今井眞一郎]

8.飢餓における栄養・代謝物シグナル―転写調節因子FOXO1に着目して[亀井康富]

9.グルコース飢餓への適応におけるTORC2経路の役割―アミノ酸が糖代謝を制御するしくみ[豊田雄介]

10.運動トレーニングとリン脂質のリモデリング―リン脂質クオリティと骨格筋の関係[三浦進司]

第3章 栄養・代謝物シグナル修飾および破綻と疾患

1.栄養・代謝物によるDNAメチル化の変化と生活習慣病[佐藤直市,小川佳宏]

2.DNAメチル化修飾の栄養素・代謝物・肥満との関連と操作技術[河野大輔,堀居拓郎,森田純代,常岡明加,畑田出穂]

3.メチオニン代謝とつながるタンパク質のメチル化修飾[大徳浩照,深水昭吉]

4.リボフラビンとフラボタンパク質による細胞制御[日野信次朗]

5.糖尿病病態における高グルカゴン血症と分岐鎖アミノ酸の関連[和田恵梨,北村忠弘]

6.褐色脂肪組織の分岐鎖アミノ酸代謝異常と肥満・糖尿病[米代武司]

7.腸管でのフルクトース代謝と肝臓での脂肪酸合成[和田正吾]

8.ミトコンドリア機能と品質管理機構から捉える敗血症病態[宮﨑裕美]

9.細胞内脂質代謝による免疫代謝と慢性炎症性疾患[伊藤パディジャ綾香,菅波孝祥]

10.プレシジョン栄養の幕開け[加藤久典]

索引

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