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統合失調症・うつ病の作業療法の進め方

  • ISBN : 9784521746067
  • ページ数 : 184頁
  • 書籍発行日 : 2018年7月
  • 電子版発売日 : 2022年6月17日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥3,960 (税込)
ポイント : 72 pt (2%)

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商品情報

作業療法の臨床例をあげ,作業療法評価のもととなる患者の面接や作業中の様子を臨場感あふれる会話形式などで紹介している.
統合失調症患者やうつ病患者の特徴の解説もあり,疾患の理解を踏まえたうえで,事例から作業療法士が観察・介入すべきポイントなどがわかるようになっている.
作業療法の実際を知りたい実習生や他施設の取組みを参考にしたい作業療法士にとって好適な書である

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文

はじめに

近年、精神科医療に関する世界で、実にさまざまなことが大きく変化してきている。そのなかで、作業療法に関連すると思われることをいくつか挙げてみたい。まずは、リスペリドンに端を発する「非定型抗精神病薬」の大きな進歩に伴い、かつてよりもずっと、患者の症状改善が望めるようになってきていることを実感している。また、精神科作業療法の対象者の割合を疾患別にみると、統合失調症が減少し、かわってうつ病をはじめとする気分障害が増加してきている。さらにそのうつ病に関して、従来の「うつ病」とはタイプの異なる、いわゆる「新型(現代型)うつ病」なるものの概念が広まっている。

加えて、新たな治療理論の提唱や「〇〇療法」の登場により、それらを取り入れたプロジェクトが立ち上げられるなかで、作業療法士自身がもつ「作業療法」そのものの概念もどんどん変わっているように感じる。こういった変化は当然、作業療法の実践にも大きな影響を与えることになる。そんな状況をふまえ、このたび、前著『統合失調症の作業療法の進め方』に上記の点をメインとする加筆や修正を入れた本書を発刊することになった。作業療法の臨床場面で日々実践を積まれている作業療法士の方々は、目まぐるしく変わる医療制度や治療理論、概念などの変化に、ついていこうと尽力しつつも、戸惑ったり迷ったりすることも多いのではないかと思う。

現在、教育・研究・臨床(こちらは残念ながら割合として少ないが)の場において作業療法士として活動している筆者は、どこにおいても「以前とは違う、新しい、聞き慣れない・見慣れない」事象に直面しては迷い、自問自答する毎日を送っている。しかし同時に、いや、以前と変わらず、改めて強く感じていることがある。それは、作業療法において「必須基礎知識」「科学的視点」「根拠」は外せない、ということである。社会の変化に応じて作業療法を取り巻くさまざまなことに変化が生じるのは当然のことである。しかし、この3 つは変わらずに、芯として持ち続けるべきものだと思っている。

本書が、この3 つの「芯」に基づいて書かれているという点において前著と変わらない。本書を手に取ってくださった方にも、「芯」を意識して読んでいただければと思う。最後に、本書発刊にあたり的確なアドバイスをいただいた多摩あおば病院の中島直先生、中山書店の岩瀬智子氏に御礼を申し上げて、筆をおくこととする。


2018年7月

堀田英樹

■ 目次

第1章 作業療法をはじめる前に

1 統合失調症・うつ病を対象とした作業療法

 統合失調症患者と作業療法士のかかわり

 うつ病患者と作業療法士のかかわり

2 統合失調症・うつ病による精神症状の理解

 統合失調症による精神症状

 うつ病による精神症状

3 統合失調症の概説

 統合失調症の鑑別・診断

 統合失調症の症状

 統合失調症の病型分類

 統合失調症の予後・再発にかかわる要因

4 うつ病の概説

 うつ病の診断・鑑別・評価

 うつ病のタイプと症状

 Column 新型うつ病の病態をあらわす概念

Lecture 精神科におけるチーム医療

第2章 作業療法のための情報の収集・評価

1 作業療法の過程および作業療法の理解

 作業療法の過程

 作業療法評価の理解

2 作業療法評価のための他部門からの情報収集

 作業療法処方箋の確認

 他部門からの情報収集

症例1 統合失調症患者に関する各種の情報収集の例

 Column ウェクスラー成人知能検査(WAIS-III)

3 作業療法開始前の面接の進め方

 初回面接の環境設定と準備

 情報収集の方法

 面接時に生じた状況の変化への対応例

 面接の記録

症例1の続き 面接終了までの過程の例

4 作業療法評価のための観察・心理検査などの進め方

 観察の項目と内容

 心理検査、評価尺度を用いたテスト

 Column 人格検査

 作業活動による評価

 肯定的側面、否定的側面の抽出と焦点化

第3章 作業療法の展開

1 作業療法の目標の設定と作業療法計画の立案

 作業療法の目標の設定

 作業療法計画の立案

 急性期の作業療法計画の立案にあたって

 回復期の作業療法計画の立案にあたって

2 作業療法の準備と作業活動への参加の促進

 作業療法導入の準備

 作業療法への参加の誘導

 Column 日常生活に関する情報の収集

3 作業療法参加時の患者とのかかわり方と対応

 作業療法参加時の患者とのかかわり方の基本

 作業療法に参加した患者への対応

 患者との言語的コミュニケーションのとり方

 作業中に身体的な不調を訴える患者への対応

 精神症状(病的体験)に伴う行動への対応

 作業療法への参加の仕方の検討

 Column 感情転移・逆転移

Lecture うつ病患者へ作業療法を遂行する際の注意

Lecture 統合失調症に対する薬物療法の理解

Lecture うつ病に対する薬物療法の理解

症例1の続き 陰性症状の改善を目的とした作業療法の展開

症例2 強迫行為のある統合失調症患者の作業療法の例

 Column 退行

症例3 復職への不安が強いうつ病患者に対する作業療法の例

症例4 重大な他害行為をした患者の社会復帰を進めた作業療法の例

 Column 医療観察制度とその概要

4 集団活動への参加の促進

 集団活動の意義

 集団活動に参加した患者への支援

 集団活動への参加の仕方の評価

5 作業療法計画の変更

 作業療法計画の変更にあたって

 短期目標達成後の作業療法計画の変更

 Column demand(要求)とneeds(必要性)の違い

症例5 demandとneedsの違いを認め、作業活動を変更した例

6 退院後の生活を想定した作業療法の理解

 作業療法士の役割

 患者が退院するまでに克服すべき課題の予測

 退院を控えた時期の作業療法士の視点

 精神障害者保健福祉手帳

第4章 長期入院患者への作業療法の理解

1 退院を促される長期入院患者の理解

 長期入院患者の現状

 長期入院に至った患者の心理面の理解

2 長期入院患者の作業療法の適応

 作業療法士の役割

 退院を実現するための作業療法の目標

 作業療法の方向づけ

 作業療法士の視点

3 長期入院患者の就労支援と患者の選択

 長期入院患者の就労支援の視点

 長期入院に至った経緯の理解

 就労と障害年金受給資格の喪失

 「働くこと」の意味を考えた作業療法士の支援

4 作業療法士-患者関係の終結時の支援

 作業療法の終結の原因

 作業療法士-患者関係の終結にあたって

 退院後の生活を考えた作業療法士の支援

5 終わりに-精神科作業療法の将来展望

参考文献

索引

■ 特記事項

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