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  • 極論で語る腎臓内科 第2版(先行予約)

極論で語る腎臓内科 第2版(先行予約)

  • ISBN : 9784621307458
  • ページ数 : 296頁
  • 書籍発行日 : 2022年9月
  • 電子版発売日 : 2022年9月12日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
  • ※ 9月30日 ダウンロード開始予定
販売価格 (ダウンロード販売)
¥3,850 (税込)
ポイント : 70 pt (2%)

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商品情報

7年ぶり・極論・全章見直し 大改訂!

臨床における腎臓疾患という現象を考えに考えた末のいぶし銀の視点が「極論」。シリーズの中でもよりロジカル、基礎医学領域に依拠した腎臓内科編は、この科目を苦手とする若手医師も多い中、とりわけ人気があります。「尿所見の見方」「高血圧」「尿路結石」の章を新設し、全章見直してさらに「極論」を推し進めた大改訂2版をご期待ください。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文

著者・まえがき

今回,『極論で語る腎臓内科』を改訂させていただくことができました.この本の初版は2015 年に出版されています.そのときの「あとがき」を読み直してみますと,「腎臓病の領域は,循環器の領域と異なり,大規模な臨床試験は多くはありません」と書いています.しかし,以後本年までの7 年のあいだに腎臓内科の臨床も大きく様変わりしました.

腎臓内科の領域においても多くの大規模臨床試験が行われ,SGLT2 阻害薬,HIF-PH 阻害薬,新規カリウム吸着薬などが臨床で使われるようになりました.今後もいくつかの新薬の上市が予定されています.RAS 阻害薬の時代以降,ほぼ止まっていたといっても過言ではない腎臓内科の臨床が大きく変わり始めています.腎臓内科医が待望していた時代がついに到来しました.

そのような中,この本を改訂していて再確認したことは腎臓内科の臨床で最も4 4 4 4 4 4 4 4 4 4大事なことは変わらない4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 ということです.この本は腎臓病に興味のある学生さん,研修医,そして一部の若い腎臓内科医を対象としています.体系的なテキストではありませんが大事なことは紙面の許す限り網羅しました.そして読みやすく,簡単に通読できることを心がけました.もちろん,ほかの【極論で語る】シリーズ同様(?),著者の放言も一部入っています.そこを含めてぜひ楽しんでください.

今回改訂にあたり,「尿所見の見方」(2 章),「高血圧」(12 章),「尿路結石症」(13 章)を追加しました.どれも腎臓内科の臨床には欠かせない分野です.そして「血液ガスの読み方」(6 章)ではぜひ知っておきたい簡易スチュワート法の紹介もしました.紙面の都合上,初版にありました腎移植の章は割愛させていただきました.この本が改訂されるにあたり,監修の香坂先生には私のやりとりにお付き合いいただきました.そしてこの本には欠かせない素敵なイラストを再度描いてくださった龍華朱音先生に,丁寧に編集をしていただいた丸善出版株式会社企画・編集部の程田様,渡邉様に,この場をお借りして御礼申し上げます.


2022 年7 月吉日

著者 今井 直彦

■ 目次

第一部 腎臓内科,まずはここから始めよう

1章 急性腎障害[acute kidney injure; AKI]

 極論1 「AKI は予防につきる」と云うかそれしかない

 極論2 腎臓の敵は腎臓にあり;AKI ハイリスクはCKD

 極論3 数値,特にFE Na に振り回されない

 極論4 利尿薬は諦めが肝腎

 コラム1 AKIとinnocent bystande / コラム2 You know it when you see it / コラム3 RAS 阻害薬のシックデイルールとは / コラム4 早く開始しても意味がない透析 / コラム5 うっ血性“腎”不全 / コラム6 利尿薬よりも輸液をしよう

2章 尿所見の見方[interpretation of urine Tests]

 極論1 尿検査は最も「優しい」検査である

 極論2 血尿=腎臓内科の病気ではない

 極論3 軽度の蛋白尿も無視してはならない

 極論4 多尿は稀である

 極論5 尿沈渣を忘れるな

 コラム1 尿検査は最古の医療? / コラム2 尿色の尿?/ コラム3 蛋白尿の評価 / コラム4 変形赤血球と凝血塊 / コラム5 尿比重から尿蛋白の偽陽性を見抜こう / コラム6 アルブミン尿がなくても安心できない / コラム7 末期腎不全患者も尿量は維持されている / コラム8 円柱のできかた

第2部 腎臓は体内の水分のバランスを司る

3章 脱水と浮腫[dehydration and edema]

 極論1 ナトリウムが大事

 極論2 脱水の評価は定点でなく経時的に

 極論3 脱水はすばやく,浮腫はゆっくり治療する

 極論4 心不全と腎不全で利尿薬の使い方は違う!

コラム1 2種類の体液調節系:浸透圧調節系と容量調節系の役割 / コラム2 ネフローゼ症候群におけるunderfill説とoverflow説 / コラム3 年齢+ BUN =ラシックス用量 / コラム4 ループ利尿薬の用量と利尿効果 / コラム5 引いてだめなら足してみる? / コラム6 バソプレシンと水の再吸収

4章 輸液[intravenous fluid]

 極論1 不必要な輸液は有害です

 極論2 基本的には5%ブドウ糖液と生理食塩水で対応する

 極論3 輸液成分の体内での分布を予測する

 極論4 いわゆる「維持液」はじつは維持輸液として不適切

 コラム1 生理食塩水vs. 緩衝化晶質液 / コラム2 生理食塩水 vs. 膠質液(アルブミン,HES) / コラム3 輸液製剤がありすぎる日本 / コラム4 細胞外液量減少時の経口補液

第3部 酸に傾こうとする血液をアルカリに

5章 酸塩基平衡の基礎[overview of acid-base balance]

 極論1 マイナスイオン? いいえ,体は酸性へと向かっています

 極論2 その酸をまず緩衝してくれるのは炭酸と重炭酸

 極論3 最終的な酸の腎排泄はアンモニウムイオンとともに

 コラム1 pHとH+ 濃度の関係と細胞内外の pH について / コラム2 酸排泄の調節

6章 血液ガスの読み方[interpretation of arteriol blood gas]

 極論1 血液ガスは五つのステップで読む

 極論2 数値だけでなく,必ず総合判断

 極論3 呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス「だけ」は混在しない

 極論4 pH が極端に動いていたら混合性の異常

 極論5 食わずぎらいをなくして,スチュワート法も使ってみよう

 極論6 低アルブミン血症のときもスチュワート法で安心

 コラム1 クロールの増減に注目する / コラム2 簡易スチュワート法の世界

7章 代謝性アルカローシス[metabolic alkalosis]

 極論1 じつは頻度が高くて怖い

 極論2 代謝性アルカローシスは「発生」して「維持」される

 極論3 何となく調子が悪い? それはアルカローシスではないですか?

 極論4 尿中クロール濃度を測定して考えよう

 コラム1 postprandial alkaline tide / コラム2 ミルクアルカリ症候群は古い? / コラム3 尿中クロール濃度の更なる意義 / コラム4 contraction alkalosis と chloride depletion alkalosis

8章 代謝性アシドーシス[metabolic acidosis]

 極論1 代謝性アシドーシスの危機は常に存在する

 極論2 薬物中毒を疑ったら浸透圧ギャップ

 極論3 酸排泄はアンモニウムイオンで

 極論4 腎臓は重炭酸イオンを拾って,不揮発性酸を捨てる臓器

 コラム1 D‒乳酸アシドーシス / コラム2 DKA回復期のNAGMA / コラム3 AGMA の覚え方 / コラム4 NAGMA の覚え方

第4部 身近な検査項目を深く捉える

9章 低ナトリウム血症と高ナトリウム血症[hypo and hypernatremia]

 極論1 軽度の低Na血症も無視できない(真の無症候性の低Na血症は少ない)

 極論2 低Na血症を見たらADH を意識する

 極論3 症候性の低Na血症は緊急疾患である

 極論4 高Na血症はふつうじゃない!

 コラム1 高血糖の際の「真」の血清Na値と実測の血清Na値の使い分け / コラム2 浸透圧ではなく張度の比較が大事

10章 カリウム[potassium]

 極論1 カリウムの調節は集合管の「排泄」

 極論2 低カリウム値は病歴抜きには語れない

 極論3 尿中のカリウム濃度を追え

 極論4 心電図変化よりも「値」を信じよう

 コラム1 シーソー:集合管へのナトリウムの到達とアルドステロン活性 / コラム2 低カリウム性周期性四肢麻痺 / コラム3 嘔吐するとカリウムはどこから出ていっているか / コラム4 Liddle 症候群と Bartter 症候群 / コラム5 心不全と医原性の高カリウム血症

第5部 最後に慢性期の腎臓管理を押さえる

11章 慢性腎臓病[chronic kindey disease; CKD]

 極論1 CKD では腎機能だけではなく蛋白尿に注目

 極論2 本当は怖いCKD

 極論3 血清クレアチニン値が高くてもRAS 阻害薬にチャレンジしよう

 コラム1 FIDELIO-DKD試験と新たな治療ターゲット:3本目の矢 / コラム2 CKD における RAS 阻害薬の適応 / コラム3 ゲームチェンジャーSGLT2阻害薬の登場 / コラム4 高尿酸血症:CKD の新しい危険因子

12章 高血圧[hypertension]

 極論1 どんどん下がる降圧目標(これからは130/80)

 極論2 高血圧かどうかは家庭血圧で決める! 

 極論3 非薬物療法は治療にも予防にもなる

 極論4 二次性高血圧を疑う

 極論5 高血圧も低血圧も腎臓にはよくない

 コラム1 Non-dipperと夜間頻尿 / コラム2 真の治療抵抗性高血圧は少ない? / コラム3 降圧薬の内的な影響:CKD とRAS阻害薬 / コラム4 発症時の血圧に差はない高血圧緊急症と高血圧切迫症

13章 尿路結石症[urolithiasis]

 極論1 再発予防こそ腎臓内科医の役割

 極論2 何度でもしよう「結石分析」

 極論3 必ずしたい24時間蓄尿検査

 極論4 飲水は"処方薬"

 極論5 尿酸結石ならラッキーである(あるいは,尿と結石は尿pHの病気)

 コラム1 尿路結石症は生活習慣病の1つ / コラム2 結晶と結石 / コラム3 大量摂取してよいのは水だけ? / コラム4 酸性尿とアルカリ性尿

■ 特記事項

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