麻酔2023年3月号【特集】慢性疼痛の現況と課題

  • ページ数 : 127頁
  • 書籍発行日 : 2023年3月
  • 電子版発売日 : 2023年3月2日
¥2,860(税込)
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商品情報

内容

【特集】慢性疼痛の現況と課題
慢性疼痛患者への治療と対処という特集を企画したのは15年前のことになる。その間、社会の高齢化とともに慢性疼痛患者数の増加が見られ、対策が重要となり疼痛への関心も増加した。今回、あらためて慢性痛を取り上げ、痛みの概念とともに薬物療法、光線療法、介入療法、理学療法、集学的療法などについて分かりやすく説明した本特集を企画した。

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序文

巻頭言
麻酔科医;一隅を照らす


岡山大学麻酔科蘇生科,神戸大学麻酔科の諸先輩方,同僚の仲間達,後輩の皆さんのご指導と支えの中で,約23年の麻酔科医生活を送り,2022年4月から京都大学医学部附属病院麻酔科の一員となる機会を得ました。今までのすべての職場でもそうだったように,京大麻酔科でも,たくさんの良い先生達に出会い,そして支えてもらいながら,日々を過ごしています。本当にありがたいことです。

京都といえば寺社仏閣ですが,私が想像したよりも本当に沢山あります。通勤はもちろん,散歩,買い物などちょっとした外出の中で非常に素晴らしい文化に触れることができます。春は桜が美しく,夏は新緑が映え,季節が廻った秋の紅葉は圧巻です。そういえば,先日とあるお寺を訪れた時に,“一隅を照らす”という言葉が掲げてありました。

この“一隅を照らす”という言葉に最初に触れたのは,私がボーイスカウトに参加したときでした。所属していたボーイスカウトの隊長は,西本願寺の流れをくむお寺の住職であり,ボーイスカウト活動をしながらときどき住職である隊長の説法を聞いておりました。その中で出てきたのがこの“一隅を照らす”です。

“一隅を照らす”は,天台宗を開かれた最澄さんが書かれた『山家学生式』の冒頭にあります。仏教用語なのでさまざまな解釈がありますし,あくまで,私自身が伝え聞いたことや自分の解釈ではありますが,『一隅』とは,家庭や職場など自分自身がいる場所,『照らす』とは,精一杯努力し,明るく光り輝くことと理解しております。

一人一人が,それぞれの場所(家庭・職場など)で明るく輝くことで,全体が明るく照らされ,自分のためだけではなく,周囲を幸せにし,皆を幸せにすることができると教わりました。そして,このように“一隅を照らす人”は,「人の心の痛みがわかる人」「人の喜びが素直に喜べる人」「人に対して優しさや思いやりがもてる心豊かな人」であり,素晴らしいことであると伝えられました。

手術室は麻酔科医の仕事場の一つですが,各科の外科の先生方,術前の評価や診療している各科の先生方,看護師さんや臨床工学技士,薬剤師さん,いつも手術室を綺麗にしてくださる皆様など,多くの方々の協力と連携の中でその仕事が成立しています。

どんな職でもどんな場所でも,自ら進んで,与えられた持ち場や役割を誠実に務めるリーダー(指導的人格者)すなわち“一隅を照らす人”が必要です。子どものころにエンジニアになりたかった私は,いろいろな出会いや出来事に導かれて麻酔科医・集中治療医になりました。紆余曲折の中でたどり着いた麻酔科医という役割は,やはり手術部のリーダー,そして,周術期におけるリーダーであってほしいと思います。そして,そのためには,先は遠くとも,私自身も少しでも“一隅を照らす人”に近づきたいと思います。

さまざまな施設で研修するなかで,居場所を大切にすること,思いやりと助け合いの気持ちを持つこと,お互いさまの気持ちを持って臨むことを何度も何度も伝えられてきました。翻ってみれば,10歳のころに聞いたボーイスカウトの隊長の言葉である“一隅を照らす”に通じます。

今まで頂いたご指導やご支援と一諸に働く皆さんへの感謝を込めて。


(京都大学麻酔科教授 江木 盛時) 

目次

巻頭言

麻酔科医;一隅を照らす (江木盛時)

特集

慢性疼痛の現況と課題

緒言とまとめ (花岡一雄)

慢性疼痛とは (田邉 豊)

慢性疼痛と薬物療法(1)強オピオイド鎮痛薬(モルヒネ製剤,フェンタニル製剤,オキシコドン) (沼田祐貴ほか)

慢性疼痛と薬物療法(2)弱オピオイド鎮痛薬 (山田恵子ほか)

慢性疼痛と薬物療法(3)非オピオイド鎮痛薬 (井上玲央ほか)

慢性疼痛と薬物療法(4)基本的鎮痛薬 (益田律子)

慢性疼痛に対する漢方治療 (平田道彦)

慢性疼痛と光線療法 (三枝 勉ほか)

慢性疼痛とインターベンショナル治療 (安部洋一郎)

慢性疼痛とリハビリテーション (松原貴子ほか)

慢性疼痛と集学的治療 (松平 浩ほか)

症例報告

胸腺腫による心圧排所見を伴う発作性心房細動に対してランジオロールが奏効した1症例 (興梠聡志ほか)

ヘパリン起因性血小板減少症によって両側副腎出血を来したと考えられた1症例 (森村太一ほか)

びまん性特発性骨増殖症患者に対しての冠動脈バイパス術における麻酔経験 (榎木圭介ほか)

紹介

当院手術室におけるwide QRS頻拍に対する初期対応フローチャートの紹介 (川井和美ほか)

・外国文献紹介

・書 評

・投稿規定

・ニュース

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書籍情報

  • ISBN:9784014007203
  • ページ数:127頁
  • 書籍発行日:2023年3月
  • 電子版発売日:2023年3月2日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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