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泌尿器外科 2023年11月号(Vol.36 No.11)【特集】泌尿器科腫瘍の監視療法のすべて

  • ページ数 : 108頁
  • 書籍発行日 : 2023年11月
  • 電子版発売日 : 2023年12月1日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

【特集】泌尿器科腫瘍の監視療法のすべて
前立腺癌における監視療法/腎血管筋脂肪腫と囊胞性腎腫瘍の監視療法/小径腎癌に対する監視療法 ほか

序文

序文


今月号は泌尿器科腫瘍に対する監視療法の特集である。監視療法の英訳はActive Surveillance(AS)である。類義語にWatchful Waiting, Expectant Managementがあるが,ASはindolent tumorのbiologicalbehaviorをしっかり観察し,curative windowの時期を逸することなく根治治療に転換(Reclassification)する治療と定義される。具体例をあげるとFavorable intermediate risk以下の限局性前立腺癌に対する監視療法が治療のオプションとしてガイドラインで推奨されている。本特集では,前立腺癌以外の泌尿器腫瘍に対する監視療法についても広く解説している。画像診断の進歩・普及によって偶発的に見つかる腫瘍(Incidentaloma)には,小径腎癌,無機能性副腎腫瘍,後腹膜腫瘍などがあり,監視療法の適応となり得るであろう。これらには前立腺癌の監視療法とは異なる方法での監視療法が要求される。すなわち生検を定期的にくり返すことは困難であるため,定期的画像検査により腫瘍径の変化,増大速度から腫瘍の生物学的特性を予測し,また神経圧迫症状などsymptomatic tumorかどうかによって,手術適応を決定することになる。監視療法が選択される症例は,治療のリスクがベネフィットよりも大きいと想定されるケース,過剰治療と考えられるケース,さらには担当医が提案する治療に対する患者の同意が得られないケースなどが考えられる。

いずれにしても癌腫(良性腫瘍も含む)ごとに監視療法の位置づけや適応症例,監視療法のプロトコールも異なってくる。本特集の先頭に,前立腺癌の監視療法を取り上げた。中井靖先生(奈良県立医科大学)に臨床試験のエビデンス,ガイドラインでの位置づけ,プロトコールの実際,治療成績などについて解説していただいた。次に腎腫瘍について,まずは腎良性腫瘍として腎血管筋脂肪腫と囊胞性腎腫瘍の監視療法を福田洋典先生(東京女子医科大学)に実践的な内容を中心に執筆いただいた。小径腎癌の監視療法の現状と課題については,田中一先生(東京医科歯科大学)がコンパクトにまとめられている。

遺伝性腎癌については,蓮見壽史先生(横浜市立大学)にVHL,BHDをはじめ多数の腎癌関連遺伝子異常による遺伝性腎癌について解説していただいた。副腎腫瘍に関しては栗原勲先生(防衛医科大学校)に偶発腫瘍,サブクリニカルクッシング症候群での監視療法を中心に解説いただき,副腎皮質癌や褐色細胞腫の術後管理にも触れていただいた。尿路上皮腫瘍の監視療法については北村寛先生(富山大学)に低異型度筋層非浸潤性膀胱癌の監視療法を中心にまとめていただいた。

後腹膜腫瘍に関しては,松井喜之先生(国立がん研究センター中央病院)に,ご執筆いただいた。後腹膜悪性腫瘍においては即時手術が原則で,監視療法が選択されるのは一部の良性腫瘍であること,局所再発悪性腫瘍に対する監視療法Strategic delayが要求されるケースがある事などを自験例を交えて解説されており大変参考になる。

末筆ながら,ご執筆いただいた先生方に深謝いたします。


自警会東京警察病院泌尿器科
松島 常

目次

特集:泌尿器科腫瘍の監視療法のすべて

序文

自警会東京警察病院泌尿器科 松島 常

前立腺癌における監視療法

奈良県立医科大学泌尿器科学教室 中井 靖,他

腎血管筋脂肪腫と囊胞性腎腫瘍の監視療法

東京女子医科大学医学部泌尿器科学 福田 洋典,他

小径腎癌に対する監視療法

東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科学教室 田中 一,他

遺伝性腎癌

横浜市立大学医学部医学科泌尿器科学 蓮見 壽史,他

副腎腫瘍症例における監視療法の位置づけ

防衛医科大学校医学教育研修センター教育改革・計画部門 栗原 勲

尿路上皮腫瘍

富山大学学術研究部医学系腎泌尿器科学 北村 寛

後腹膜腫瘍に対する監視療法(Strategic delay)の現状

国立がん研究センター中央病院泌尿器後腹膜腫瘍科 松井 喜之

連載

第152回 泌尿器科領域におけるトラブルシューティング

ロボット支援腎部分切除後の尿管狭窄に対する対応

久留米大学泌尿器科学講座 松尾 光哲,他

総説

筋層非浸潤性膀胱癌診療における光線力学診断補助下経尿道的膀胱腫瘍切除術(PDD-TURBT)の臨床的有用性:膀胱癌の発生 / 再発メカニズムから考える

東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科学教室 藤井 靖久,他

臨床研究

大阪労災病院における尿路の形態異常を有する尿路結石に対する治療の検討

大阪労災病院泌尿器科 辻本 裕一,他

日本語を母語としない外国出身者に施行した泌尿器科手術の臨床的検討─周術期のコミュニケーションを中心に─

信州上田医療センター泌尿器科 水沢 弘哉,他

200W Cyber TMを用いた経尿道的ツリウムレーザー前立腺蒸散術(ThuVAP)の有用性と安全性に関する多施設共同前向き研究(CS-ThuVAP)

大阪暁明館病院泌尿器科 篠原 雅岳,他

症例報告

残存尿管癌術後 難治性リンパ囊胞に対してミノマイシン注入療法が著効した1例

国際親善総合病院泌尿器科 横井 勇毅,他

進行性尿路上皮癌に対するペムブロリズマブ投与中に副腎皮質刺激ホルモン単独欠損症をきたした血液透析患者の1例

慶應義塾大学医学部泌尿器科 北岡壮太郎,他

原発性尿管腺癌と鑑別を要したS状結腸癌尿管転移の1例

小田原市立病院泌尿器科 山崎 将頌,他

集学的治療により寛解した陰茎癌Stage Ⅳの1例

JA 愛知厚生連海南病院泌尿器科 酒井 亮介,他

振子部尿道再発をきたした前立腺癌の1例

済生会横浜市南部病院泌尿器科 杉山 悠一,他

読者欄-医事放談

面授の意義と効能

大阪医科薬科大学名誉教授,大和つきみの腎クリニック 勝岡 洋治

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書籍情報

  • ISBN:9784019203611
  • ページ数:108頁
  • 書籍発行日:2023年11月
  • 電子版発売日:2023年12月1日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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