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医学のあゆみ269巻8号 バーチャルリアリティ(仮想現実)機器の医療応用に向けて

  • ISBN : 9784006026908
  • ページ数 : 70頁
  • 書籍発行日 : 2019年5月
  • 電子版発売日 : 2022年11月22日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥1,430 (税込)
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商品情報

バーチャルリアリティ(仮想現実)機器の医療応用に向けて
企画:住谷昌彦(東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部,同麻酔科・痛みセンター)


・バーチャルリアリティ(VR)とは,その使用者がビデオディスプレイを通じて提示される3D-CGで描画された仮想空間内で,視覚だけでなく聴覚や触覚など複数の感覚環境をリアルタイムで経験できる技術である.
・近年はVRの医学応用も進められ,とくに神経リハビリテーションの分野で活用されている.その治療領域は運動障害(脳卒中後麻痺)や感覚障害(幻肢痛)だけでなく,精神疾患領域にも広がってきている.
・本特集では,急速に医療界でも臨床応用が進んでいるVRの実例について紹介する.VRのさらなる進歩と,現実空間と3D-CGの組み合わせによる拡張現実(AR)の医療応用を考える礎としたい.

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■ 序文

はじめに


バーチャルリアリティ(virtual reality:VR;仮想現実)とは,その使用者がビデオディスプレイを通じて提示される三次元コンピューターグラフィックス(3D-CG)で描画された仮想空間内で,視覚だけでなく聴覚や触覚(触覚用デバイスがさらに必要)など複数の感覚環境をリアルタイムで経験できる技術である.

VRの開発は1930年代ごろからはじまっているとされており,当時は固定されたビデオモニターを使用者がのぞき込むことによって仮想空間に没入していたようである.1950年代には早くも現在のVR装置の原型ともいえるヘッドマウントディスプレイを用いたVRが開発されていた.

1975年生まれの著者にとってのVRは,幼少期に遊んだ左右の位相の異なる写真を提示して,両眼立体視することでカラーの三次元静止画を見ることができる双眼鏡型の遊具にはじまり,1995年に任天堂から発売された家庭用ゲーム機「バーチャルボーイ®」までが記憶に残っていた.任天堂ファミリーコンピュータ®,ゲームボーイ® に続く,三次元映像を用いたゲーム機として鳴り物入りで登場したが,赤色単色で表示された三次元空間は新鮮であったものの,据え置き型のディスプレイでの操作性はやや悪く,VRの未来を感じさせるものではなかったように記憶している(実際,同時期に発売されたテレビゲームに比べて販売台数はあまり伸びなかったようである).

このように,VRはコンピューター演算処理とそのデバイスに大きく依存しているが,2000年代に入り,これらの進歩が著しく,手軽にVRを体験できるようになり,医学応用が進められてきた.とくに,神経リハビリテーションとよばれるような脳認知機能に対して直接的に作用するための治療器具としてVRが活用されており,その治療領域は運動障害(脳卒中後麻痺)や感覚障害(幻肢痛)だけでなく,精神疾患領域にも広がってきている.このほか,VRを用いて脳血管や腹腔内腸管などを立体的に提示し手術手技を事前にシミュレーションする活用や,VR内で医療建築(手術室など)をシミュレーションして建築計画や医療機器の設置計画を検討する試み,医療安全の問題シーンを再現し,より詳細に医療安全上の改善策を検討する試みにも活用されている.

本特集では,急速に医療界でも臨床応用が進んでいるVRの実例について紹介し,VRのさらなる進歩と現実空間と3D-CGの組み合わせによる拡張現実(augmented reality:AR)の医療応用を考える礎としたい.


住谷 昌彦
東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部/麻酔科・痛みセンター

■ 目次

バーチャルリアリティ(仮想現実)機器の医療応用に向けて

バーチャルリアリティの医学応用……小山博史

幻肢痛に対するバーチャルリアリティ治療――VR治療から紐解く幻肢痛のメカニズム……住谷昌彦・大住倫弘

リハビリテーション領域におけるバーチャルリアリティ治療……大住倫弘・住谷昌彦

緩和ケア領域におけるバーチャルリアリティ応用――終末期ケアにおける試み……仁木一順

精神科領域におけるバーチャルリアリティ治療……貝谷久宣・小松智賀

バーチャルリアリティの医学応用への期待:患者の立場から──当事者研究から生まれる幻肢痛緩和VRリハビリテーション……猪俣一則

バーチャルリアリティの医学応用への期待:開発者の立場から……井上裕治

TOPICS

【免疫学】

自己免疫性関節炎の発症・慢性化の原因となる炎症ネットワークメカニズムの解明……廣田圭司

【生化学・分子生物学】

ALS原因蛋白質FUSと核内輸送受容体……吉澤拓也

【血液内科学】

血球貪食症候群の新薬:抗IFN-γ抗体薬……宮川義隆

連載

【医学・医療におけるシミュレータの進歩と普及】

20.歯学教育における最新の歯科シミュレータ……荒木孝二

【健康寿命延伸に寄与する体力医学】

8.加齢に伴う呼吸機能変化および習慣的運動の影響……鈴木政登

フォーラム

【医療社会学の冒険】

13.難病の剰余価値……美馬達哉

雑誌特集

今月の雑誌特集

新刊紹介

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