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Visual Dermatology Vol.21 No.3(2022年3月号)皮膚科医が学ぶ睡眠医学─皮膚科診療に活かそう!

  • ISBN : 9784059883135
  • ページ数 : 98頁
  • 書籍発行日 : 2022年2月
  • 電子版発売日 : 2023年1月18日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数 : 3
販売価格 (ダウンロード販売)
¥3,080 (税込)
ポイント : 56 pt (2%)

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商品情報

皮膚疾患患者の悩みの中で「かゆくて(痛くて)眠れない」という訴えは多いが、不眠症の鑑別診断ができないと誤った処方をしてしまう可能性がある。本特集は最新の睡眠医学を学ぶことで、皮膚疾患の患者指導に役立てようという試みである。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文

最新の睡眠医学を皮膚科診療に活かそう!

日本を含む先進国においては成人の5人に1人が不眠を訴え,20人に1人が睡眠薬を服用しているという.皮膚科医もアトピー性皮膚炎,皮膚瘙痒症,慢性痒疹,疥癬など睡眠障害の訴えに日々接している.「薬を内服,外用しても痒くて眠れない」→「では抗ヒスタミン薬を変えましょう,増やしましょう」→「睡眠薬を追加しましょう,増量しましょう」などと不眠に対して安易に対処しているきらいがある.しかも睡眠障害の評価(入眠障害,睡眠維持困難,早朝覚醒など)や診断もされず,睡眠関連呼吸障害,睡眠関連運動障害,睡眠時随伴症,概日リズム睡眠覚醒障害なども考慮されないまま薬剤が処方されている.

また,アトピー性皮膚炎,乾癬,関節リウマチ,SLEでは睡眠時のむずむず脚症候群の合併が有意に多いが,正しく診断されていないのが現状である.さらに乾癬やアトピー性皮膚炎で睡眠時無呼吸症候群が有意に多いことも知られている.概日遺伝子による乾癬様皮疹の制御,皮膚バリア機能の日周リズム,ノンレム睡眠時の皮膚疾患の免疫学的病態についても解析が進んできており,皮膚疾患と睡眠の関連性が明らかにされつつある.

睡眠医学は近年急速に進歩している.特にオレキシン同定を契機に科学的見地から研究が進んでおり,治療薬も開発され充実してきた.実際に用いられる睡眠薬についてオレキシン受容体拮抗薬,メラトニン受容体作動薬,非ベンゾジアゼピン系睡眠薬などの特徴,適応,副作用などをわれわれは熟知する必要がある.脳波上は睡眠状態にあっても自覚的には眠っていない「睡眠状態誤認」では,睡眠薬を変更,増量しても不眠症状は消褪せず,高用量,多剤併用に陥ってしまうことが社会的にも問題になっている.問診とともに睡眠ポリグラフィやアクチグラフィなどの検査が必要で,最近ではアクチグラフィを睡眠評価に用いている皮膚科もある.

皮膚科で多用される抗ヒスタミン薬やガバペンチンなどの薬剤の睡眠への影響も注意が必要である.痒みによる二次性不眠に対し鎮静性の強い抗ヒスタミン薬を選択しても,止痒効果と催眠効果は必ずしも相関しないため,痒みが十分消えず,結局翌日に眠気を残してしまうことも経験する.抗ヒスタミン薬と眠気の十分な知識も必要である.

概日リズムによる薬物代謝の変化を捉える時間薬理学も脚光を浴びている.時間薬理学を基に薬剤の投与時間帯が考慮されるようになった.概日リズムを構成する睡眠と覚醒についてはメラトニンを中心に研究が進んできている.概日リズム障害によって悪化する皮膚疾患もあり,今後の研究が期待される.

以上のように皮膚科医も睡眠と睡眠障害について十分な理解が必要であるにもかかわらず,皮膚科分野において注目されてこなかった.そこで特に,1)睡眠についての基礎知識,2)睡眠の評価,3)概日リズムと薬物代謝,4)睡眠障害に対する最新の治療,5)皮膚疾患での睡眠障害の評価と対処法を中心にそれぞれの専門家にわかりやすく解説していただいた.最新の情報を網羅した本書を皮膚科診療にぜひ役立てていただけたらと願っている.


清島 真理子
Mariko Seishima
朝日大学病院皮膚科 教授,岐阜大学 名誉教授
Visual Dermatology 編集協力者

■ 目次

針盤

最新の睡眠医学を皮膚科診療に活かそう!/清島 真理子

総論

最近の睡眠学の進歩と皮膚疾患との関連/大倉 睦美

睡眠医学の専門用語一覧

Part1. 皮膚科医が知っておくべき睡眠の科学

総説1 睡眠の生理学と睡眠障害/山中 章弘

総説2 良質な睡眠とは:睡眠の量と質の関係/栗山 健一

総説3 生体リズムと時間薬理学/大戸 茂弘

総説4 睡眠の評価法/田端 宏充,谷口 充孝

総説5 睡眠関連呼吸障害群(睡眠時無呼吸症候群など)/陳 和夫

総説6 睡眠時随伴症群,睡眠関連運動障害/鈴木 圭輔,塩田 椋人,野澤 成大

総説7 ヒスタミンH1受容体拮抗薬による眠気と鎮静作用発生メカニズム/谷内 一彦,吉川 雄朗

Part2. 皮膚疾患における睡眠を考えよう

case 1 睡眠障害を伴う結節性痒疹~交代勤務障害/清島 真理子

case 2 アトピー性皮膚炎と睡眠/室田 浩之

case 3 介護者への問診で睡眠障害が明らかになった認知症高齢者の結節性痒疹/磯貝 善蔵

case 4 乾癬と睡眠/岡本 崇

case 5 疥癬と睡眠/山口 さやか

case 6 帯状疱疹関連痛と睡眠/浅田 秀夫

case 7 自己免疫疾患と睡眠(関節リウマチ,SLEなど)/一瀬 邦弘,川上 純

case 8 睡眠障害による慢性蕁麻疹の悪化/中尾 篤人

case 9 多汗と睡眠(睡眠時多汗症も含め)/大嶋 雄一郎

case 10 がん患者と睡眠/加藤 裕史

Part3. 不眠治療を学び,患者満足度を上げよう!

総説8 睡眠衛生指導/田中 克俊

総説9 皮膚疾患に伴う不眠症の薬物療法/三島 和夫

総説10 睡眠障害の治療~睡眠時無呼吸症候群・レストレスレッグス症候群~/岡 靖哲

【連載】

基本のPathology「角層の異常 ❷部分的な / とぎれとぎれの錯角化 ⇒ 粃糠疹 pityriasis」/今山 修平

即答組織診断!/常深 祐一郎

Your Diagnosis?

3月号の出題/佐藤 友隆

1月号の解答/佐藤 俊次

神人・貴志・江藤のVisual Dermaゴロジー(第20回)「“黒いスクール”」/神人 正寿,貴志 知生,江藤 隆史

【エッセイ&コラム】

Photo Essay 240「黒い花」/塚谷 裕一

コラム 「犬も歩けば」/小野 友道

市場を歩く 189「甘味喫茶(2)」/金子 健彦

■ 特記事項

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