ここが知りたい!内分泌疾患診療ハンドブック Ver.3

  • ページ数 : 436頁
  • 書籍発行日 : 2023年1月
  • 電子版発売日 : 2023年1月12日
¥4,840(税込)
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商品情報

内容

人気シリーズの内分泌疾患編が約5年ぶりに改訂!

非専門医・研修医に向けて,内分泌疾患診療に必須の知識・ノウハウをわかりやすく解説した好評書が約5年ぶりにアップデート.重要ポイントやご法度がひと目でわかる構成はそのままに、内分泌疾患診療の最新動向を踏まえたエビデンスに準拠.難しい内分泌疾患についての理解が深まる一冊になっている.新規追加項目として「電解質異常」「破壊性甲状腺炎」「COVID-19と内分泌疾患」など.

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序文

3版の序

このたび,「ここが知りたい! 内分泌疾患診療ハンドブック」が,約5年ぶりにVer.3として改訂された.本書は,2016年に初版刊行ののち,内分泌疾患診療に必須の知識・ノウハウをわかりやすく解説した書として2018年のVer.2を経て,非専門医や研修医に広く受け入れられてきた.

Ver.2が出版された後,世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに見舞われ,さまざまな面で社会が大きく変容した.COVID-19は,感染者の大半が軽症であるがために,世界的な交通網の発達に伴う人流とともに拡大し,一部の重症化症例が医療への大きな負荷をもたらした.そして,高齢者や呼吸器疾患と並び,糖尿病や高血圧,肥満がその重症化要因であるとわかり,思わぬ形でこれらの疾患や病態がクローズアップされることになった.また,外出控えや受療機会の減少が,内分泌疾患を含む慢性疾患の経過に影響を与えることも懸念されている.

本改訂では,従来のコンセプトを継承しつつ,社会環境の変化やこの間に得られた内分泌疾患の診断と治療に関する新知見を加え,ポストコロナへ向けた内分泌疾患診療のエッセンスを学べる構成となっている.新たな執筆者を多数迎えるとともに,「電解質異常」「破壊性甲状腺炎」「COVID-19と内分泌疾患」の各項目を新設した.

改めて,編集と執筆にご尽力下さった各先生方に心より御礼申し上げるとともに,本書が内分泌診療のエッセンスを集約した読みやすい実践書として,臨床の第一線で活躍される医師・医療スタッフや学生の皆さんの知識を深めることに貢献し,患者さんのQOL向上に役立つことを願っている.


令和4年12月

横手幸太郎

目次

第1章 総論

 ■1.内分泌と疾患 日常診療における内分泌疾患 臨床推論リテラシー: 内分泌疾患 “タテ”と“ヨコ”

 〈水谷洋佑 宮下和季 小林佐紀子 木内謙一郎 中村俊文 横田健一 栗原 勲 伊藤 裕〉

 ■2.内分泌疾患を診断する検査法〈宗 友厚〉

第2章 主要症候からのアプローチ

 ■1.肥満〈齋木厚人 龍野一郎〉

 ■2.体重減少〈橋本尚武〉

 ■3.低身長〈成瀬裕紀〉

 ■4.浮腫〈山本恭平〉

 ■5.多尿〈岩岡秀明〉

 ■6.脱毛〈植木理恵〉

 ■7.多毛〈廣井直樹〉

 ■8.月経異常〈生水真紀夫〉

 ■9.高血圧〈市原淳弘〉

 ■10.電解質異常(低Na血症,高Na血症,低K血症,高K血症)〈中野靖浩 大塚文男〉

第3章 内分泌緊急症

 ■1.下垂体卒中〈堀口健太郎〉

 ■2.甲状腺クリーゼ〈鈴木佐和子 横手幸太郎〉

 ■3.粘液水腫性昏睡〈常川勝彦 村上正巳〉

 ■4.高カルシウム血症性クリーゼ〈井上大輔〉

 ■5.副腎クリーゼ〈森尾比呂志〉

第4章 主要疾患編

A 視床下部・下垂体

 ■1.非機能性間脳下垂体腫瘍〈川俣貴一〉

 ■2.先端巨大症〈紙谷史夏 高橋 裕〉

 ■3.クッシング病(サブクリニカルクッシング病を含む)〈羽田幹子 福田いずみ〉

 ■4.SITSH(TSH 不適切分泌症候群)〈田村哲郎〉

 ■5.下垂体性ゴナドトロピン産生腫瘍〈福原紀章〉

 ■6.プロラクチノーマ〈小野昌美 三木伸泰〉

 ■7.下垂体機能低下症(ACTH 単独欠損症,Sheehan 症候群)〈大月道夫〉

 ■8.下垂体炎〈須賀英隆 岩間信太郎 有馬 寛〉

 ■9.中枢性尿崩症,腎性尿崩症〈宮田 崇 有馬 寛〉

 ■10.バソプレシン分泌過剰症(SIADH,抗利尿ホルモン不適切分泌症候群)〈西村元伸〉

B 甲状腺疾患

 ■1.甲状腺機能亢進症〈吉村 弘〉

 ■2.破壊性甲状腺炎(無痛性甲状腺炎,亜急性甲状腺炎)〈小出尚史 横手幸太郎〉

 A.無痛性甲状腺炎

 B.亜急性甲状腺炎

 ■3.甲状腺機能低下症と慢性甲状腺炎〈吉原 彩〉

 ■4.非機能性甲状腺腫と甲状腺新生物〈伴 俊明〉

 非機能性甲状腺腫

 ■5.薬剤と甲状腺〈吉田知彦〉

 甲状腺機能(検査)に影響を与える薬剤

 ■6.妊娠と甲状腺〈荒田尚子〉

C 副腎疾患

 ■1.原発性アルドステロン症〈曽根正勝〉

 ■2.クッシング症候群とサブクリニカルクッシング症候群〈河野貴史 田中知明〉

 サブクリニカルクッシング症候群

 ■3.褐色細胞腫・パラガングリオーマ〈方波見卓行 川名部新〉

 ■4.アジソン病〈田辺晶代〉

 ■5.副腎偶発腫瘍〈内海孝信 鈴木啓悦〉

 ■6.副腎酵素異常症〈上芝 元〉

D 骨カルシウム代謝性疾患

 ■1.副甲状腺機能亢進症〈間中勝則 槙田紀子〉

 ■2.副甲状腺機能低下症〈皆川真規〉

 ■3.骨粗鬆症〈竹内靖博〉

 ■4.リン代謝異常症〈福本誠二〉

E 性腺疾患(日常臨床で重要な内分泌)

 ■1.男性における性腺疾患(LOH 症候群を含めて)〈今本 敬 市川智彦〉

 ■2.女性における性腺疾患(PCOS は含まない) 〈片桐由起子〉

 ■3.多囊胞性卵巣症候群(PCOS)〈岩佐 武〉

F 多発性内分泌疾患と内分泌腫瘍

 ■1.内分泌腫瘍の分子病態(遺伝子異常と病態)〈川堀健一 橋本貢士〉

 ■2.多発性内分泌腫瘍症(MEN)〈杉原 仁〉

 ■3.Neuroendocrine Tumor(NET)(インスリノーマ,ガストリノーマを含めて)〈齋藤 淳〉

 ■4.カルチノイド,カルチノイド症候群〈高野幸路〉

 ■5.自己免疫と内分泌疾患〈時永耕太郎〉

G その他

 ■1.内分泌とHIV/AIDS〈青木孝弘 岡 慎一〉

 ■2.免疫チェックポイント阻害薬の副作用と自己免疫性内分泌疾患〈山田早耶香 堀口和彦 山田正信〉

 ■3.IgG4 関連疾患〈一城貴政〉

 ■4.内科医が知るべき小児内分泌〈長谷川奉延〉

 ■5.COVID-19 と内分泌疾患〈木俣元博 大野洋介 田中祐司〉

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書籍情報

  • ISBN:9784498223004
  • ページ数:436頁
  • 書籍発行日:2023年1月
  • 電子版発売日:2023年1月12日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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