消化器がん薬物療法レジメン プロの選び方・使い方

  • ページ数 : 296頁
  • 書籍発行日 : 2023年3月
  • 電子版発売日 : 2023年4月4日
¥5,280(税込)
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商品情報

内容

エキスパートの思考をこの1冊に。複雑化する治療戦略をどう考えるか、シンプルかつコンパクトに整理

日々進歩し,複雑化する消化器癌薬物療法の治療戦略。エキスパートは“どこを見て” “どう治療を選んでいるのか”,最新のエビデンスをおさえて,シンプルかつコンパクトに整理。治療選択の分岐点をポイントとして取り上げ,「悩ましい」「困った」にお答えし,最適な選択肢へ最短距離でエスコート。北大のレジメン投与方法・スケジュールも詳細に掲載。
※都合により,紙版の誌面と異なり割愛される箇所があることがございます(「第1章 治療選択の考え方」-「Ⅵ 肝細胞がん 1次治療」-「Atezo+BEVの適応がないとき」のp185ページ図1「肝細胞癌薬物療法のアルゴリズム」は未収載となっております)

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序文

はじめに


わが国のがん死亡数は依然として増加し続けており,がんセンターのがん情報サービスの最新統計によれば,2021年のわが国のがん死亡者数はおよそ38万人(肺がん7.6万,大腸がん5.2万,胃がん4.2万,膵がん3.8万,肝臓細胞がん2.5万人,食道がん1.1万人,そのほか)であり,この30年以上わが国の死因のトップの座にあり続けている。そのうち,がん種別での第1位は肺がんの7.6万人であるが,2〜6位はすべて消化器がんであり,その合計はおよそ17万人と全がん死亡数の半数近くを占めている。私が消化器がん薬物療法を自身の専門として選択した理由も,人類に貢献するためには,この数の多い消化器がんを制御することにあると思ったからであった(少々格好をつけ過ぎてしまったか)。

現在ではどのがん種においても,エビデンスを吟味したうえでガイドラインが作成されている。がん薬物治療もおおむね網羅して掲載されているため,最新の標準的治療を知ることは容易である。しかし多くの標準的治療のなかから,目の前の患者さんに最も適切な標準治療を選択することは意外と難しいと思われる先生方もおられるのではないだろうか。かく言う私とて迷うことも多々ある。

そこで本書は,ガイドラインをどう読み解き,患者さんに最良の治療をどう提供すべきか迷うときに,最も良い相談相手となってくれることを意識し,できるかぎり容易に知りたい情報にたどり着けるように構成した。また,本書が解説書として珠玉の一冊となるよう,各項目はできる限りその治療法の開発に関わったエキスパートの先生方にご執筆いただいた。臨床現場の一線で働いている医師のみならず,一緒に働くmedicalstaffの皆さんにとって,日々の診療の一助となり,また必携の書となってくれるものと確信している。

最後に,お忙しいなか玉稿を賜った著者の先生方,このような素晴らしい本の監修,責任者となる機会をくださったメジカルビュー社に心より感謝申し上げたい。


2023年2月

北海道大学病院腫瘍センター化学療法部・CancerBoard部
小松 嘉人

目次

第1章 治療選択の考え方

総論

消化器がん薬物療法総論〜最近のトピックス  [⼩松嘉⼈]

Ⅰ 胃がん

HER2(−) 1次治療

Nivoが上乗せできる場合  [⼭⼝研成]

Nivoの上乗せが難しい場合  [佐藤太郎]

Nivoの上乗せが難しく,条件付きレジメンを使う場合  [佐藤太郎]

HER2(−) 2次治療

weekly PTX+RAMの適応がある場合  [廣中秀⼀]

weekly PTXが使えない場合  [川本泰之,⼩松嘉⼈]

RAMが使えない場合  [川本泰之,⼩松嘉⼈]

MSI-Hの場合  [佐藤清哉,川添彬⼈]

HER2(−) 3次治療

FTD/TPI or IRI(or Nivo)どちらを使う?  [細川 歩,中島孝治,⽥村穂⾼]

HER2(+) 1次治療

Tmabが使える場合  [結城敏志,⼩松嘉⼈]

Tmabが使えない場合,条件付きレジメンを使う場合  [武藤 理]

HER2(+) 2次治療

2次治療全般について  [牧⼭明資]

HER2(+) 3次治療

トラスツズマブ デルクステカンが使えるか?  [⽜⼭⼼平,設楽紘平]

Ⅱ 大腸がん

⼤腸がん薬物療法総論 ⼩松嘉⼈

1次治療

MSI-Hの場合(Fit/Vulの場合)  [重橋 周,三島沙織,吉野孝之]

RAS変異型/BRAF変異型もしくはRAS/BRAF野⽣型で腫瘍占拠部位が右側(Fitの場合)  [塚本汐奈,⼤北仁裕,奥⼭浩之,辻 晃仁]

RAS変異型/BRAF変異型もしくはRAS/BRAF 野⽣型で腫瘍占居部位が右側(⼀部左側も含む)(Fitの場合)  [⼩松嘉⼈]

RAS変異型/BRAF変異型もしくはRAS/BRAF野⽣型で腫瘍占居部位が右側(Vulの場合)  [中村路夫]

RAS/BRAF野⽣型で腫瘍占居部位が左側(Fitの場合)  [諏訪雄亮,渡邉 純,遠藤 格]

RAS/BRAF野⽣型で腫瘍占居部位が左側(Vulの場合)  [中村路夫]

2次治療

抗体薬の使い⽅  [⼤嶋琴絵,⼭﨑健太郎]

3次治療以降

REG or FTD/TPIどちらを使う?  [森脇俊和]

FTD/TPI+BEVの使い⽅  [佐⽵悠良]

リチャレンジする?(RAS野⽣型)  [賀川義規]

BRAFV600E 遺伝子変異陽性

BRAF陽性  [⾕⼝浩也]

HER2陽性

HER2陽性の新しい治療  [中村能章]

Ⅲ 食道がん

1次治療

免疫チェックポイント阻害薬が使えるとき  [善浪佑理,⼭本 駿,加藤 健]

免疫チェックポイント阻害薬が使えないとき  [善浪佑理,⼭本 駿,加藤 健]

2次治療

免疫チェックポイント阻害薬が使えるとき  [吉井俊輔,⼭本幸⼦,⼯藤敏啓]

免疫チェックポイント阻害薬が使えないとき  [原⽥⼀顕,⼩松嘉⼈]

Ⅳ 膵がん

1次治療

FOLFIRINOXとGEM+nab-PTXをどう使い分けるか?  [尾阪将⼈]

FOLFIRINOX・GEM+nab-PTXがともに使えない場合  [川本泰之,⼩松嘉⼈]

2次治療以降

2次治療の考え方:nal-IRI+5-FU/l-LVを中心に  [上野 誠]

Ⅴ 胆道がん

1次治療

プラチナ系薬剤が使える場合,使えない場合  [井岡達也,波多野悦朗,新藤芳太郎,徳光幸⽣,松井洋⼈,松隈 聡,中島正夫,⼭⽥健介,永野浩昭]

2次治療以降

2次治療の考え⽅  [東江⼤樹,森実千種]

Ⅵ 肝細胞がん

1次治療

Atezo+BEVの適応があるとき  [池⽥公史]

Atezo+BEVの適応がないとき  [池⽥公史]

2次治療以降

2次治療以降の考え⽅  [⼩川浩司,荘 拓也,坂本直哉]

Ⅶ GIST

1次治療

イマニチブ治療  [澤⽊ 明,佐々⽊亜希⼦,⼩泉⼀也]

2次治療以降

2次治療以降の考え⽅  [伊藤 憲,⼩松嘉⼈]

第2章 実際の投与方法  [齋藤佳敬,坂本達彦,内山数貴]

全がん種共通

■ Pembro(3 週ごと)

■ Pembro(6 週ごと)

I  胃がん

1次治療

■ S-1+CDDP

■ S-1+CDDP+Tmab

■ Cape+CDDP

■ Cape+CDDP+Tmab

■ SOX(+Nivo)

■ SOX(+Tmab)

■ CapeOX(+Nivo)

■ CapeOX(+Tmab)

■ mFOLFOX6(+Nivo)

■ mFOLFOX6(+Tmab)

■ 5-FU+CDDP(800/80)

■ 5-FU+CDDP(800/80)+Tmab

■ 5-FU/l-LV

■ 5-FU/l-LV+PTX

■ S-1

■ S-1+DTX

2次治療

■ weekly PTX+RAM

■ weekly PTX

■ nab-PTX

■ DTX

■IR(I 2,3次)

■ RAM

■ RAM+IRI

■ RAM+nab-PTX

3次治療

■Nivo(2 週ごと)

■Nivo(4 週ごと)

■FTD/TDI

■T-DXd

Ⅱ 大腸がん

1次治療〜2次治療

■FOLFOXIRI+BEV

■mFOLFOX6+BEV

■mFOLFOX6+CET

■mFOLFOX6+CET(biweekly)

■mFOLFOX6+PANI

■FOLFIRI+BEV

■FOLFIRI+CET

■FOLFIRI+CET(biweekly)

■FOLFIRI+PANI

■FOLFIRI+AFL

■FOLFIRI+RAM

■CAPOX+BEV

■SOX+BEV

■IRIS+BEV

■SIR+BEV

■5-FU+l-LV+BEV

■Cape+BEV

■UFT+LV+BEV

■S-1+BEV

■CET

■CET(biweekly)

■PANI

■CAPIRI+BEV

■IRI+CET(2, 3 次)

■IRI+PANI(2, 3 次)

3次治療以降

■ REG

■ FTD/TPI(+BEV)

BRAF 陽性

■ ENCO+CET(+BINI)

HER2陽性

■ PER+Tmab

NTRK融合遺伝子陽性

■ ENTR

■ LARO

Ⅲ 食道がん

■ Nivo+Ipi

■ Nivo(2週ごと)

■ Nivo(4週ごと)

■ CF(800/80)+Nivo

■ CF(800/80)+Pembro

■ CF(1, 000/75)+RT

■ CF(700/70)+RT

■ CF(800/80)

■ mFOLFOX6

■ 5-FU+ネダプラチン

■ weekly PTX

■ DTX

Ⅳ 膵がん

■mFOLFIRINOX

■FOLFIRINOX

■GEM+nab-PTX

■GEM

■GEM+エルロチニブ

■S-1

■nal-IRI+5-FU/LV

Ⅴ 胆道がん

■GEM+CDDP+Durva

■GEM+CDDP+S-1

■GEM+CDDP

■GEM+S-1

■GEM

■S-1

■ペミガチニブ

Ⅵ 肝細胞がん

■Atezo+BEV

■ソラフェニブ

■レンバチニブ

■Durva+Treme

■REG

■RAM

■CAB

Ⅶ GIST

■イマチニブ

■スニチニブ

■REG

■ピミテスピブ

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書籍情報

  • ISBN:9784758322331
  • ページ数:296頁
  • 書籍発行日:2023年3月
  • 電子版発売日:2023年4月4日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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