第1章 美容皮膚科診療を始める医師へ
I.美容皮膚科とは?〈山本晴代 川田 暁〉
II.美容皮膚科診療に必要な皮膚科の知識とは?
III.美容皮膚科ではどんなことができるの?
IV.どのように始めたらよいか?
V.診察の実際
VI.レーザーなどの機器と安全性〈須賀 康〉
VII.学会や専門誌の利用の仕方
VIII.患者トラブルの予防と対処法
IX.保険とセーフティネット
第2章 皮膚の基本―美容皮膚科を行うときに知っておくべき知識―〈大日輝記〉
I.皮膚の働き
【コラム1】 上皮—免疫微小環境(EIME)
II.皮膚のかたち
【コラム2】経皮感作
III.皮膚のみたて
IV.皮膚と心
第3章 シミの治療
3-1 シミの種類と治療方法〈山本有紀〉
I.シミの病態
II.日光(性)黒子
III.雀卵斑(ソバカス)
IV.後天性真皮メラノサイトーシス
V.肝斑
VI.炎症後色素沈着症
VII.その他
3-2 シミのレーザー治療〈河野太郎〉
I.発振時間によるレーザーの分類と生体作用
II.熱緩和時間と応力緩和時間
3-3 ピコ秒レーザー〈奥 謙太郎〉
I.特徴
II.ピコ秒レーザーを用いた色素性疾患治療
III.治療上の注意点
3-4 シミのIPL治療〈神田弘貴〉
I.IPLの特徴
II.治療法
III.副作用
IV.まとめ
第4章 シワの治療
4-1 シワの種類と治療方法〈尾見徳弥 山田秀和〉
I.発症機序
II.シワの種類と分類
III.治療
4-2 機器によるシワの治療〈尾見徳弥 根岸 圭〉
I.シワについて
II.シワの治療方法
III.シワに対する機器による治療
IV.シワ治療に有用な患者指導
4-3 ヒアルロン酸注入によるシワ治療〈今泉明子〉
I.シワの成因
II.ヒアルロン酸注入療法の実際
III.合併症
IV.まとめ
4-4 シワの注射治療―ボツリヌストキシン療法―〈西田美穂 西田 真〉
I.BTx製剤の承認と選択について
II.治療の準備と記録
III.施術にあたり留意すること
IV.表情ジワに対するBTx治療の適応部位と施術手技
V.表情ジワ以外のBTx治療の可能性
第5章 たるみの治療
5-1 たるみの種類と治療法〈宮田成章〉
I.たるみの病態
II.各層の変化
III.たるみの種類
IV.Mobile zoneとimmobile zone
V.たるみの治療方法
5-2 たるみの近赤外線治療〈田中志保〉
I.近赤外線
II.適応
III.実際の近赤外線治療
IV.治療法の選択
V.臨床例
5-3 RF・超音波によるたるみの治療〈宮田成章〉
I.機器によるたるみ治療の基本原理
II.高周波
III.超音波
第6章 部分痩せ治療
6-1 治療が有効な病態と治療方法〈中野俊二〉
I.肥満のメカニズムと対策
II.部分痩身方法
6-2 非侵襲性医療機器を用いた部分痩せ治療〈中野俊二〉
I.冷却脂肪溶解(cryolipolysis)(CoolSculpting®:クールスカルプティング®)
II.Monopolar RF治療
III.Bipolar RF
IV.非接触型RF
V.超音波(ultrasound)とunipolar RFとの複合機
VI.高密度焦点式超音波(high intensity focused ultrasound:HIFU)
VII.焦点式衝撃波(focus shockwave)
VIII.赤外線レーザー(infrared laser)
IX.電気的筋肉刺激(electrical muscle stimulation:EMS)
X.高密度焦点式電磁技術(high intensity focused electro—magnetic technology:HIFEM)
第7章 その他の治療方法
7-1 刺青の治療〈葛西健一郎〉
I.刺青とその治療原則
II.刺青の種類と治療
III.注意・合併症
7-2 あから顔の光治療〈山本晴代〉
I.あから顔をきたす疾患について
II.色素レーザーによる顔の赤み治療
III.IPLによる顔の赤み治療
7-3 光による若返り治療〈角田加奈子〉
I.IPL
II.ロングパルスアレキサンドライトレーザーによるレーザーフェイシャル
III.ロングパルスNd:YAGレーザー
IV.フラクショナルレーザー治療
7-4 炭酸ガスレーザーによる治療〈鹿児山浩 牧野輝彦〉
I.炭酸ガスレーザーとは
II.炭酸ガスレーザーによる治療の実際
III.炭酸ガスレーザーで治療した症例
7-5 脱毛治療〈西堀公治〉
I.原理
II.歴史と現状
III.社会の需要
IV.標榜上の注意点
V.脱毛の実際
VI.脱毛前に気をつけること カウンセリングの重要性
7-6 導入治療〈坪内利江子〉
I.代表的な導入治療法
II.コンビネーション治療
III.導入治療の代表的な適応
第8章 ニキビ(痤瘡)の治療
8-1 ニキビの病態とガイドライン〈小林美和〉
I.臨床症状
II.鑑別疾患
III.病態
IV.尋常性痤瘡治療ガイドライン2017
8-2 ニキビの外用治療〈黒川一郎〉
I.レチノイド
II.過酸化ベンゾイル(benzoyl peroxide:BPO)製剤
III.外用抗菌薬
IV.その他
8-3 ニキビの内服治療〈黒川一郎〉
I.抗菌薬
II.その他の内服薬
8-4 ニキビ(痤瘡)のケミカルピーリング〈上中智香子〉
I.ケミカルピーリングの分類
II.ケミカルピーリングの適応
III.実際の方法
IV.副作用
8-5 ニキビの光治療―Blue light therapy,色素レーザー―〈橋本佳子 三宅早苗〉
I.痤瘡に対する光治療(blue light therapy, red light therapy)
II.痤瘡,痤瘡後の紅斑・瘢痕に対する色素レーザー治療
第9章 スキンケア
9-1 スキンケアの基本〈矢上晶子〉
I.顔面のスキンケア
II.その他のスキンケア
9-2 サンスクリーン剤〈川田 暁〉
I.サンスクリーン剤の定義
II.サンスクリーン剤の有効成分
III.サンスクリーン剤の剤型
IV.サンスクリーン剤の評価方法
V.サンスクリーン剤の使用方法
VI.サンスクリーン剤の副作用
VII.衣服と洗剤による紫外線防御
VIII.最近のトピックス―環境と生体に対する影響―
9-3 美白剤〈木村有太子〉
I.美白化粧品
II.紫外線誘導色素沈着の主な形成メカニズム・美白剤の作用部位と機序
III.美白剤主剤
IV.ロドデノール誘発性脱色素斑
9-4 抗シワ化粧品〈菊地克子〉
I.抗シワ製品評価ガイドライン
II.一般向け抗シワ化粧品(医薬部外品)
III.医科向け化粧品
IV.抗シワ化粧品の適応について
9-5 ニキビ用化粧品〈小林美和〉
I.ニキビ用化粧品
II.ニキビ用化粧品の選び方と使い方
9-6 ファンデーション〈山本晴代 川田 暁〉
I.ファンデーションについて
II.メディカルメイク
III.ニキビ用メイクアップ