臨床麻酔薬理学書

  • ページ数 : 392頁
  • 書籍発行日 : 2023年12月
  • 電子版発売日 : 2024年1月5日
¥14,300(税込)
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商品情報

内容

プロフェッショナルな麻酔科医になるための薬物に関する教科書

序文

まえがき

一般社団法人日本麻酔科医会連合では,事業活動の1 つとして出版部を設け,麻酔科医としての基本的な知識と技術を網羅した書籍を,編集・出版することといたしました.本書『臨床麻酔薬理学書』は,医会連合出版部として初めて発刊する書籍です.これに先立つ2022 年には,同じ編集委員のもと,麻酔科医にとって日常の麻酔医療の指針となる『臨床麻酔科学書』を出版しました.最新の麻酔科学全般の知識と技術を網羅した成書の決定版です.『臨床麻酔薬理学書』は,『臨床麻酔科学書』の内容をさらに深く掘り下げて充実させた,麻酔科学に関わる薬理学の成書と言えます.

「麻酔科学は臨床薬理学である」と言われるほど,薬理学の知識は麻酔科医にとって必要不可欠であり,麻酔科学の根幹をなす学識の1 つです.日常の臨床麻酔に関わる薬剤投与量,投与方法などを示した「マニュアル本」は多く出版されていますが,麻酔科医は,安全・安心な麻酔医療を提供するために,薬理学を勉強し,使用する薬剤の薬力学や薬物動態学を理解したうえで麻酔医療を行うことが何より大切です.今回,このような考えのもと,臨床麻酔で使用するほぼすべての薬剤を網羅した薬理学書を編集し,出版することができました.

本書が,麻酔科専門医や研修医,医学生,専攻医,さらには看護師,臨床工学士など,麻酔科学を学び実践するすべての医療従事者にとって,麻酔医療を行ううえで必要な薬理学の最新の知識習得の一助となり,結果的として麻酔科学の発展につながることを心から願っています.


2023年11月

一般社団法人日本麻酔科医会連合事務局長
川崎医科大学総合医療センター特任教授
岡山大学名誉教授
森田 潔

目次

第1部 薬理学総論

1章 薬物動態学 (増井健一)

1.1 はじめに

1.2 なぜ薬物濃度を利用するか?

1.3 予測血中濃度と効果部位濃度

1.4 コンパートメントモデルと生理学的モデル

1.5 効果部位モデル(effect compartment model)

1.6 コンパートメントモデルの構築方法

1.7 母集団モデルの評価方法

1.8 モデル構築の意義:表現(description),予測(prediction)と外的妥当性

1.9 薬物動態モデル(コンパートメントモデル)のパラメータと共変量

1.10 どの薬物動態モデルを使うか?

1.11 予測に影響する因子

1.12 予測濃度の使い方

1.13 吸入麻酔薬の投与設定濃度,呼気濃度・吸気濃度,脳内濃度

2章 薬力学 (増井健一)

2.1 はじめに

2.2 薬物の効果を評価する方法

2.3 濃度と効果の関係を表すモデル

2.4 薬物相互作用

2.5 濃度と効果の関係の評価と,濃度を利用した効果のコントロール

2.6 覚醒と術後に向けた濃度コントロールのプラン

2.7 拮抗薬の薬力学

2.8 効果が消失するということ:半減期と効果消失はほとんど無関係

2.9 急性耐性と離脱症候群

2.10 おわりに

第2部 各種薬物

3章 吸入麻酔薬 (茶木友浩,山蔭道明)

3.1 総論

3.2 揮発性吸入麻酔薬

3.3 ガス麻酔薬

4章 静脈麻酔薬関連

4.1 総論 (斎藤淳一)

4.2 プロポフォール (竹川大貴)

4.3 ベンゾジアゼピンおよび関連薬 (斎藤淳一)

4.4 バルビツレート─チオペンタール,チアミラール,メトヘキシタール (斎藤淳一)

4.5 ケタミン (工藤隆司)

4.6 デクスメデトミジン (野口智子)

4.7 ドロペリドール (野口智子)

5章 オピオイド 143

5.1 総論 (大屋里奈,天谷文昌)

5.2 フェンタニル,レミフェンタニル,モルヒネ,コデイン,ペチジン (山北俊介,天谷文昌)

5.3 オキシコドン,ヒドロモルフォン,トラマドール,タペンタドール,メサドン (永井義浩,天谷文昌)

5.4 ペンタゾシン,ブプレノルフィン (谷口彩乃,天谷文昌)

5.5 オピオイド拮抗薬 (早瀬一馬,天谷文昌)

6章 鎮痛薬:オピオイド以外 (山﨑亮典,川股知之)

6.1 非ステロイド性抗炎症薬

6.2 アセトアミノフェン

7章 筋弛緩薬・拮抗薬・関連薬 (鈴木孝浩)

7.1 総論

7.2 脱分極性筋弛緩薬

7.3 非脱分極性筋弛緩薬

7.4 拮抗薬

7.5 関連薬

8章 局所麻酔薬

8.1 総論 (松浦 正,森 隆)  8.2 各論 (日野秀樹,堀耕太郎,森 隆)

9章 循環作動薬関連 (福島 豊,北川裕利)

9.1 血管収縮薬と強心薬:総論

9.2 血管収縮薬と強心薬:各論

9.3 血管拡張薬と抗高血圧薬:総論

9.4 血管拡張薬と抗高血圧薬:各論

10章 抗不整脈薬関連 (田中克哉,角田奈美,米澤宏記)

10.1 総論

10.2 Ⅰ群薬(ナトリウムチャネル遮断薬)

10.3 Ⅱ群薬(交感神経β受容体遮断薬)

10.4 Ⅲ群薬(カリウムチャネル遮断薬)

10.5 Ⅳ群薬(カルシウムチャネル遮断薬)

10.6 その他

11 章 利尿薬

11.1 総論 (江木盛時)

11.2 ループ利尿薬 (廣津聡子)

11.3 炭酸脱水酵素阻害薬 (武田親宗)

11.4 浸透圧利尿薬 (宮尾真理子)

11.5 ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド (白木敦子)

11.6 バソプレシンV2受容体拮抗薬 (大嶋圭一)

12章 抗血栓薬・抗線溶薬

12.1 総論 (小川 覚)

12.2 未分画ヘパリン (田村高廣,小川 覚)

12.3 低分子ヘパリン (田村高廣,小川 覚)

12.4 プロタミン (田村高廣,小川 覚)

12.5 その他の抗凝固薬 (前田琢磨,小川 覚)

12.6 抗血小板薬 (岩崎夢大,小川 覚)

12.7 抗線溶薬 (吉井龍吾,小川 覚)

13章 ステロイド (中井俊宏,祖父江和哉)

13.1 総論

13.2 各論

14章 制吐剤

14.1 総論 (三好寛二,堤 保夫)

14.2 ドパミンD2受容体拮抗薬 (城戸健士郎,三好寛二)

14.3 5-HT3受容体拮抗薬 (里見志帆,三好寛二)

14.4 ステロイド (三好寛二,堤 保夫)

15章 産科麻酔関連薬

15.1 総論 (加藤里絵)

15.2 子宮収縮薬 (日向俊輔)

15.3 子宮弛緩薬 (加藤里絵)

15.4 マグネシウム製剤 (加藤崇央)

16章 消毒薬 (鈴木博人,川前金幸)

16.1 総論

16.2 各論


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書籍情報

  • ISBN:9784521750699
  • ページ数:392頁
  • 書籍発行日:2023年12月
  • 電子版発売日:2024年1月5日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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