医師1年目からの 100倍わかる! 胸部X線の読み方

  • ページ数 : 376頁
  • 書籍発行日 : 2024年10月
  • 電子版発売日 : 2024年10月25日
5,170
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商品情報

内容

豊富な画像と丁寧な解説で異常を見落とさない読み方が身につく!
豊富な画像とシェーマから胸部X線読影の必須知識を学ぶ総論,頻出疾患・病態の見え方を学ぶ各論で,異常所見を見落とさないための読み「型」が身につく!「これで胸部X線が読める!」と自信を持てる必読書!

序文

はじめに


近年,医療機器の進歩は目覚ましく,特に画像診断領域ではCT,MRI,核医学,PET,超音波検査など,それぞれで機器の革新や新たな技術の導入が進んでいます.しかし胸部X線検査は20世紀初頭から診断法としての地位を確立し,現在においても簡便かつ低侵襲で,多くの情報が得られる非常に有用な検査であることに変わりありません.その読影は研修医にとって必須事項であるばかりか,将来的にどの診療科に進んでも必要です.しかし多くの研修医は,胸部X線写真の読影技術向上に関心をもっているにもかかわらず,基本的な読影方法やコツを身につけられないまま,苦手意識を抱き続けています.

筆者は2004年の新医師臨床研修制度開始当初から研修医指導に従事し,これまで数多くの病院で研修医を対象にセミナーを行ってきました.また2022年からは葉山ハートセンターでのウェビナー講演(葉山Radiology Conference)を開始し,これらを通じて研修医がどこでどのようにつまずき,何が理解できないのかを把握することで,研修医指導のノウハウを蓄積してきました.

画像診断を苦手とする医師に共通することは,臨床的知識や経験の量に関係なく,“ 画像の見方” を理解していないことです.例えば,画像診断の教科書の多くが“ 診断名” → “ 画像所見” の流れで記述されていますが,実際の臨床現場では“ 画像所見” から異常所見を拾い上げ,鑑別診断を行うといった思考回路が必要となります.また疾患を理解するためには,病態生理はもちろんのこと,正常解剖や“ 画像の基本原理” の理解も必須です.本書では,胸部X線写真読影の基本を学び,画像からどのように所見を拾いあげるのか,画像所見から何を考え鑑別診断をあげていくのかを,放射線診断専門医の立場から解説します. また胸部X線写真の読影を学びたい読者の足がかりとなるよう,特に研修医が,救急外来や病棟業務などの日常診療で困らないレベルで画像診断を行えるようになることを目標とし,臨床現場で本当に役に立つ必要最低限のエッセンスをわかりやすく解説しました.さらに,葉山Radiology Conferenceでも大切にしている「診断のストーリー」を重視した構成としました.主に研修医を対象とした内容になっていますが,後期研修医や研修医を指導する立場の医師,放射線技師や看護師などのメディカルスタッフをはじめ,どなたにも役に立つ1冊になったと自負しております.本書が皆様方の診療の一助となれば幸いに存じます.


本書の特徴

① 豊富な症例・画像と,初学者向けの丁寧な解説

② 異常所見をいかに拾い上げ,見落としを防ぐかを解説

③ 異常所見を理解するために必要な,正常解剖や画像の基本原理を解説

④ 画像診断で用いる用語の意味や正しい使い方を解説(プレゼンテーションにも対応)

⑤ 研修医がよく遭遇する,絶対に知っておきたい・見落としてはいけない疾患を多数掲載


「みんなの知りたい!がこの1冊に」
2024年9月

葉山ハートセンター 放射線科 部長・画像診断センター長 田尻宏之

目次

はじめに

序論

画像診断医の考える“画像診断”

総論

第1章 X線写真の基本原理と正常解剖

第2章 読影の基礎

第3章 読影の基本用語と所見

第4章 画像パターン分類による鑑別診断

第5章 シルエットサイン

第6章 「線」の異常

第7章 側面像の見方

第8章 撮影条件による画像の見え方の違い

各論

第1章 黒く見える病変の見方① 気胸

第2章 黒く見える病変の見方② 肺気腫,その他

第3章 胸水の見方

第4章 肺癌の見方

第5章 肺炎の見方①

第6章 肺炎の見方②

第7章 肺水腫の見方

第8章 心不全の見方

第9章 心大血管病変の見方① 大血管

第10章 心大血管病変の見方② 心臓

第11章 肺門部病変の見方

第12章 胸部X線写真に写る人工物

おわりに

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書籍情報

  • ISBN:9784758124072
  • ページ数:376頁
  • 書籍発行日:2024年10月
  • 電子版発売日:2024年10月25日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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