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- フカメルドリル! 死亡診断書・死体検案書 現場のための記載の仕方と考え方
商品情報
内容
Antaa Slideの人気スライド「死亡診断書の書き方」の作成者が贈る現場のための清新な入門書。医師・歯科医師のみならず、看護師や医療事務といったコメディカルにも、そして保険・医療過誤事件を扱う実務家や自治体・警察職員その他の関連職種の方々にもオススメの一冊!
項目別の解説からおさらいのための問題集、そして幅広い架空症例を通じた実践スタイルの構成で思考を深めることができる、現場で働く人のための貴重なガイドです。本書のために録り下ろした、“湘南ER”山上浩先生と“踊る救急医”こと三谷雄己先生との鼎談も併せて収録。
序文
まえがき
私が死亡診断書の記載法の勉強に初めて本格的に取り組んだのは,初期研修2年目の頃.医学部在学当初から法医学を志していた私は,初期研修中も入院中や救急外来でのお看取りや死亡診断に,ちょっとだけ情熱を注いでいました.そして初期研修2年目になって1年目の先生たちにレクチャーするコマが割り当てられたとき,テーマに選んだのが死亡診断書の記載法でした.その際の勉強で,自分も正しく書けていなかったことに気が付けましたが,それと同時に,多くの人が正しく書けていない可能性を自覚すらしていない,と感じました.
臨床経験を積み,法医学に転向してしばらくして,オンラインセミナーを配信できる機会に恵まれました.毎日の診療に役立つ情報を発信する他の先生方と比べ,法医学者である私に何が伝えられるかを考えた時に,上がってきたのがやはり「死亡診断書」というテーマでした.厚労省のマニュアルに沿って解説するセミナーを行ったところ,「このような症例ではどうしたらよいか」「この場合はどう書けば」といった質問をたくさん寄せていただきました.臨床医として現実に死亡診断書を記載する段になって,迷う方,困る方がたくさんいる,と感じました.それと同時に,「あえて死亡診断書について勉強する」という機会に恵まれないことも.
まずは死亡診断書を書く練習をする機会を作ること,そのためには症例問題を作るのが良いのではないか,と考えました.試しに模擬症例をいくつか作って,死亡診断書の記載例を解説するセミナーを配信したところ,(私にしては)大きな反響をいただきました.そしてそれを書籍化するというありがたいお話までいただきました.
「死亡診断」という仕事は,多くの医師にとって,あまり嬉しかったり楽しかったりする仕事ではありません.それでも高い志をもって「あえて」死亡診断について勉強しようと本書を手に取って下さった方々に,少しでも読みやすく感じていただけるよう,なるべく堅苦しくない表現を心がけました.そして日常のちょっとした疑問の解消や,雑学の足しになるような小ネタを,「よりみち」として(思いのほかたくさん)散りばめました.
明日からの死亡診断を,ご家族,そして立ち会う医療者にとって少しでも受け入れやすいものと出来るように,お力になれれば幸いです.
2024年吉日
中村磨美
目次
謝辞
序文 矢島大介+本村あゆみ
まえがき
略語一覧
はじめに
【よりみち】死亡診断書の歴史
基礎篇 死亡診断書・死体検案書の書き方
1 死亡診断書と死体検案書の使い分け
【よりみち】情報通信機器(ICT)を利用した死亡診断
2 氏名・性・生年月日
3 死亡したとき
【よりみち】同時死亡の推定
4 死亡したところ及びその種別
5 死亡の原因,発病(発症)又は受傷から死亡までの期間,死因の種類
【よりみち】老衰の診断
6 外因死の追加事項
7 生後1年未満で病死した場合の追加事項
8 その他特に付言すべきことがら
9 署名及びその他の注意事項
10 死亡診断書の修正
【よりみち】異状死届出をめぐるあれやこれや
【よりみち】大規模災害時の死体検案書
基礎確認ドリル
問題
解答・解説
実践ドリル
【入院患者の死亡】
症例1
症例2
症例3
【救急外来での院外心肺停止(CPA)症例】
症例4
症例5
症例6
症例7
【訪問診療・高齢者施設などでの死亡】
症例8
症例9
【検案症例】
症例10
症例11
座談会 中村磨美+山上浩+三谷雄己
あとがき
索引
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書籍情報
- ISBN:9784911284018
- ページ数:240頁
- 書籍発行日:2024年12月
- 電子版発売日:2024年12月27日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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