- m3.com 電子書籍
- 産婦人科の実際 2025年2月号 74巻2号 特集 産婦人科にかかわる医用技術の新たな進歩Ⅱ 【電子版】
商品情報
内容
序文
企画者のことば
医療に用いられる技術が,薬品や資材などの開発および導入によって,日夜進化を遂げていることはあらゆる医療領域にとって喜ばしいことです。これらの新しい技術が海を越えてわが国にもたらされたものも少なくない一方で,わが国を主体に発展している技術も大いに期待できるものです。これらの医用工学や分子生物学における技術開発などが,近年,産婦人科診療においても盛んに導入されています。本特集では,これらの新たな取り組みについて,産婦人科診療を中心として,集約的な理解を深めるための企画といたしました。
執筆いただきました専門家には,新たな技術に取り組んでおられる実務者にご担当いただき,これらの技術がわが国の医療の発展に還元できる独自の技術として,ご紹介いただいております。
大変に幅広い分野にまたがる技術について,なるべく網羅できるように企画しましたが,遺伝子関連,がんや生殖医療,感染症に対する取り組み,手術に用いるロボットなどの開発,妊娠に関わる薬品や技術など,多様な内容に及んでいます。いずれも臨床医にとって身近で,診療内容に直接かかわる様々な事柄を多く含んでおり,新たな医療導入に理解を深めるのに役立てられることを期待しております。
一方で,技術開発競争のなかにおけるわが国発信の技術が求められており,その取り組みを官民一体となって進める必要性にも気づくと思います。新たな技術の導入は,わが国の患者にとっても新たな選択肢への期待と朗報にもなる一方で,医療者に対してもわが国の医療が海外技術に依存せずに,競い合う開発によって将来の世界をリードする医学界の発展へ広がることを期待するものです。これらの知識を共有し,新たな技術に対する向き合い方を考えるきっかけになれば幸いです。
令和7年2月
静岡社会健康医学大学院大学(教授),慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センター
末岡 浩
目次
特集 産婦人科にかかわる医用技術の新たな進歩Ⅱ
−I.手術支援ロボットの開発−
1 わが国で進むロボット開発
寺井 義人
2 海外のロボット手術技術の進化
柳田 聡
−II.妊娠・分娩管理における新技術−
1 子宮動脈塞栓術(UAE)技術の進化
吉川 裕紀
2 経会陰超音波による分娩進行の判断と急速遂娩
中山 敏男
3 産後出血に対するバルーン技術の進化
永松 健
4 人工羊水注入療法
小口 秀紀
5 胎児発育不全に対するタダラフィル(長時間型ホスホジエステラーゼ5阻害薬)の臨床効果
真木 晋太郎
6 人工子宮・人工胎盤の開発
齋藤 昌利
−III.フェムテック−
1 フェムテックで用いる画期的技術
稲葉 可奈子
−IV.AI技術で行われる診断技術の進化−
1 AIによる病理組織診断支援
真里谷 奨
2 画像診断支援AI
城之内 友梨
−V.再生医療分野の開発−
1 胎児期からの脳性麻痺発症制御に向けた再生医療の可能性
落合 大吾
2 難治性不妊に対する再生医療(PRP)の適用
堤 治
今日の話題
切迫早産患者にmaintenance tocolysisは必要か
喜多 ともみ
臨床経験
当センターにおける50歳以上の高年妊娠の周産期予後
佐藤 真子
ジエノゲストによる子宮内膜症治療と並行し生殖補助医療(ART)の調節卵巣刺激により得られた胚の妊娠・出産予後に関して
岩見 菜々子
症例
ロボット支援下仙骨腟固定術後に乳び腹水をきたした1例
早川 卓冶
再発卵巣癌として治療中、小腸癌が発見され、同一KRAS遺伝子変異により小腸癌の転移性卵巣腫瘍と判明した1例
前田 万里紗
海外文献から
大阪公立大学大学院医学研究科
・再発子宮頸癌に対する二次または三次治療としてのチソツマブベドチン
・凍結融解単一胚盤胞移植における栄養外胚葉のグレードは前置胎盤の発症リスクに関連する
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
- 全文・
串刺検索 - 目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
- PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
- 南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:22.2MB以上(インストール時:48.0MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:88.9MB以上
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:22.2MB以上(インストール時:48.0MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:88.9MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784003107402
- ページ数:124頁
- 書籍発行日:2025年2月
- 電子版発売日:2025年2月20日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。