輸液の違いがわかる! ナースのメモ帳

  • ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2025年3月
  • 電子版発売日 : 2025年3月1日
¥1,980(税込)
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商品情報

内容

【「ナースのメモ帳」第2弾 今度は輸液!】 発行累計35,000部の大ヒット作、『薬の使い分けがわかる! ナースのメモ帳』の第2弾がいよいよ登場。 知りたい輸液にすぐにたどり着き、輸液の違いを最短で学ぶことができる一冊! 看護師に必要な輸液の知識を要点を絞って紹介します。

序文

まえがき
〜 構成とこだわりポイント 〜

輸液の学習は奥が深く、細部まで取り上げると、300 〜400ページは必要になります。しかし、初めて輸液を勉強する人が、そんなボリューム満点の本を読んでも「知りたい輸液」にたどり着く前に挫折してしまいます。

本書は「輸液の違いを最短で学ぶ」ことを目指して、要点を絞り新人看護師でも理解しやすい内容と、読み切れるページ数にまとめました。以下、具体的な構成内容や、こだわりポイントを紹介していきます。

すべて2ページ以内に完結

文章が長くなると、前後の文脈を追うことが難しくなるため、内容を理解するのも難しくなります。本書はどのページを見ても、見開き(左右のページ)で1 つの項目が完結するため、すぐに全体像を把握することができます。たくさんのイラストに加えて、文章を短くまとめることで、読者の集中力を切らさないように工夫しました。

前半の章を読めば輸液の違いがわかる

輸液製剤の説明は、第1 章から第3 章までに完結するため、時間がない人でも前半の章を読むだけで「知りたい輸液」にたどり着くことができます。

第4 章から第7 章までは、CV カテーテルの輸液ラインや、輸液に混注するときに注意すべき薬剤、輸液と配合変化を起こしやすい薬剤などをまとめています。

事故を防ぎ自分を守る

施設によって異なりますが、看護師は輸液の投与・調整・交換などを行います。静脈から投与される輸液は、経口薬よりも即効性があるため、取り扱い時は特に注意が必要です。医療事故が起こった際は、輸液を管理していた看護師の責任が問われる可能性もあります。輸液の特徴や注意点を学ぶことは、患者さんを守ること、何より自分自身を守るために必要なことです。

こだわりポイント①:右上にプログレスバーを設置

プログレス(progress:前進) バー(bar:棒) は「学習状況を見える化」したものです。「いま自分はどれくらい本を読み進めているのか?」や、「あとどれくらいで、この章が終わるのか?」などを把握することができます。自分の現在地を知ることで、ゴールまでの距離がわかり、勉強のモチベーションが上がります。まずは右上を見ながら、パラパラとページをめくってみましょう。

こだわりポイント②:チェックリストと輸液製剤まとめ

各章のはじめにチェックリストを設置することで、集中して読むべきページを先に知ることができます。チェックリストの下には、その章で扱う輸液製剤を一覧でまとめているため、代表的な輸液や同じ分類の輸液がすぐにわかります。詳細は「本書の使い方:p.10」をご参照ください。

こだわりポイント③:職場の休憩室で読めるサイズ

仕事で疲れたあとに、家で勉強する体力は残っていないかもしれません…。帰宅後は、SNS など多くの誘惑もあり「勉強するはずだったのに、関係ないYouTube を2 時間も見てしまった…」など、なかなか勉強が進まないことも多いです。そこで、おすすめなのが「仕事の休憩時間」を活用することです。本書は、5 分もあれば2ページ読める内容にまとめています。軽くて持ち運びやすいサイズなので、家で勉強に集中できない人は、職場の休憩室を有効活用してみてください。たった5 分でも、毎日続けると「1 カ月で2 時間半」になり「1年で30 時間」になります。計算してみると、意外とたくさんの時間になりますね。2 時間半も勉強すると、本書の半分程度は読み通すことができます。

「本書を読み終えたあとの勉強方法」はp.152 で、こだわりポイントの細かい説明は「あとがき 〜 ゲーミフィケーションを活用する 〜」(p.154) にまとめています。興味があればぜひ読んでみてください。


2025年1月

著者 はっしー & 大田和季

目次

【第1章 電解質輸液と水分補充液】

1 最初に学ぶべき3つの輸液

生理食塩液、5%ブドウ糖液、3号液

2 輸液が運ばれる3つの空間

細胞、間質、血管への分布

3 生理食塩液の働き

細胞外液だけを補充する輸液

4 誤解されやすい5%ブドウ糖液

目的はブドウ糖ではなく水分の補給

5 使用頻度が高い3号液

ソルデム3A、ソリタ-T3号、KN3号など

6 1号液の特徴と3号液との違い

ソルデム1、ソリタ-T1号、KN1号など

7 1号から4号液までの違い

覚えるポイントは2つだけ

まとめ

column 輸液製剤はカクテル?

【第2章 細胞外液補充液】

1 生理食塩液の注意点.

電解質組成とアシドーシス

2 リンゲル液の全体像

ラクテック、ソルアセトF、ビカネイトなど

3 嘔吐で使う輸液、下痢で使う輸液

酸塩基平衡の視点で考えてみる

番外編 膠質液と人工膠質液

アルブミン、ボルベン6%、低分子デキストランLなど

まとめ

column 乳酸リンゲル液と酢酸リンゲル液はどう違う?

【第3章 栄養輸液】

1 末梢静脈栄養(PPN)輸液

ビーフリード、パレプラス、エネフリードなど

2 中心静脈栄養(TPN)輸液

ハイカリック、フルカリック、エルネオパNFなど

3 脂肪乳剤

イントラリポス、エネフリード、ミキシッドなど

4 アミノ酸輸液の違い

アミパレン、アミノレバン、キドミン、ネオアミユーなど

番外編 リフィーディング症候群

低BMI、長期間の絶食、電解質異常などで注意

まとめ

column 栄養輸液を食事にたとえると?

【第4章 CVカテーテル(CVC)の仕組みと輸液ライン】

1 CVCの構造と役割

トリプルルーメンの場合

2 CVCの挿入部位と解剖

中心静脈ってどの血管?

3 CVCとPICCの違い

それぞれの長所と短所を比較

4 輸液フィルターの役割と注意点

フィルターで除去できるもの、除去できないもの

column なんでフィルターの通過が問題となるの?

【第5章 輸液混注時に注意する薬剤】

1 インスリン製剤

ヒューマリンR、ノボリンRなど

2 カリウム製剤混注時の注意

KCL、アスパラKなど

3 3%食塩液の特徴

生理食塩液と10%食塩液

column 輸液のゴム栓って絶対消毒しなくちゃいけないの?

【第6章 配合変化に注意する薬剤】

1 セフトリアキソン

主な商品名:ロセフィン

2 オメプラゾール

主な商品名:オメプラール

3 含糖酸化鉄

主な商品名:フェジン

4 アミオダロン

主な商品名:アンカロン

5 ナファモスタット

主な商品名:フサン

column 「配合変化する/しない」はどうやって調べるの?

【第7章 輸液・輸血関連の疑問】

1 滴下速度の計算方法は?

簡易計算と輸液セット別の滴下数早見表

2 血管痛や静脈炎が起こりやすい輸液は?

ビーフリード、パレプラスなど

3 アルブミン「5%製剤」と「25%製剤」の違いは?

等張製剤と高張製剤の使い分け

4 輸血のときに別ルートを確保するのはなぜ?

輸血も配合変化に注意する

column バンコマイシンに関する「これなんで?」

【巻末資料】

・輸液製剤一覧1 主な低張電解質輸液(1〜4号液)の種類

・輸液製剤一覧2 主な糖類輸液の種類

・輸液製剤一覧3 主な浸透圧利尿薬の種類

・輸液製剤一覧4 主なリンゲル液、人工膠質液の種類

・輸液製剤一覧5 主な栄養輸液の種類

・配合変化が起こりやすい注射薬の代表例

・配合変化が起こりやすい輸液・注射薬の代表例

・添付文書で「投与にかける時間」に指定がある薬剤例

・代表的な抗菌薬(注射薬・静注液):略語まとめ

・輸液・注射・ルート関連の略語一覧

・代表的な輸液製剤:名前の由来まとめ

・プリセプター・新人指導者用 全章のチェックリスト


索引

・本書を読み終えたあとの勉強方法

・あとがき

・著者紹介

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書籍情報

  • ISBN:9784840487931
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2025年3月
  • 電子版発売日:2025年3月1日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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