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医学のあゆみBOOKS トータルアプローチ アレルギー診療 重要基礎知識40

永田 真 (編)

医歯薬出版

  • ISBN : 9784263206850
  • ページ数 : 264頁
  • 書籍発行日 : 2019年10月
  • 電子版発売日 : 2019年11月11日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥6,380 (税込)
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商品情報

アレルギー診療に必須となる基本知識を第一線のエキスパートが解説! 多彩な疾患群の最新情報をブラッシュアップ!プライマリケア医からアレルギー専門医まで必携の一冊.
●喘息,アトピー性皮膚炎,食物アレルギーといったcommon diseaseを含む多彩な疾患群を対象とするアレルギー診療を各科のエキスパートが徹底解説.
●ひとつの疾患・臓器のみをみるのではなく,全身的・包括的な管理と治療を行う“トータルアプローチ”の視点が重要となる.
●アレルゲンの同定と回避指導といった基本手技から免疫療法の実際までアレルギー診療に必須となる手技を解説.後半では各アレルギー疾患の診断と治療の最新情報を網羅した.

■ 序文


アレルギー疾患は,いまやわが国の国民病ともいってもよいcommon disease 群である.いわゆるアトピー体質とよばれる体質的基盤が関与するため若年期から発症しやすく,そして生涯にわたって患者を苦しめることが多い.また当初ダニのみに感作されていたものが,長年の経過の後には感作アレルゲンが拡大していくことが必発に近い.そして単一の病因アレルゲンが,同一の患者において複数のアレルギー疾患を発症することも重要な特徴である.すなわち,アレルギー診療においては,長期にわたる人生の質的保持を考慮しつつ,そして全身的・包括的に管理・治療を行うことが重要なのである.

アレルギー診療の基本は,病因アレルゲンの検索・同定とその回避指導,病態を制御できる必要最小限の対症薬物療法,そして長期予後の改善をめざしたアレルギー疾患の自然経過を修飾しうる唯一の原因療法であるアレルゲン免疫療法の積極的な活用である.アレルゲン免疫療法についてはわが国での普及が諸外国と比較して著しく遅れていたものが,最も重要な環境アレルゲンである家塵ダニとスギ花粉に対しては,注射薬ならびに舌下療法薬が開発され,ようやく普及しはじめている段階である.アレルゲン免疫療法は喘息・鼻炎・結膜炎に包括的に効果を発揮できること,数年継続して行うと中止した後も効果が維持されること,薬物療法のみでは必発といってよい新規アレルゲン感作の拡大を抑制するなどの,患者個々のアレルギー病態の自然史に介入し,これを修飾する作用が証明されている.従来から国際社会ではアレルギー診療の中心的存在であったが,今後は日本でも広く普及させていくことが必要である.

本書ではアレルゲン免疫療法を含め,アレルギー診療に必要な必須の重要知識を中心に,わが国の第一人者の先生方に執筆を依頼させていただいた.広くアレルギー診療に携わる先生方にご活用いただき,患者のためにぜひお役立ていただきたいと願うものである.

2019年8月

埼玉医科大学呼吸器内科/アレルギーセンター
永田 真

■ 目次

総論

1 アレルギー診療における"トータルアプローチ"の重要性

2 アレルゲンの同定と回避指導の実際(1) 吸入性アレルゲン

3 アレルゲンの同定と回避指導の実際(2) 食物・接触性アレルゲン

4 IgE関連検査の正しい読み取り方

5 アレルギー疾患のバイオマーカーの基礎知識

6 呼気NOの臨床的用い方の実際

7 アレルゲン免疫療法(1) 皮下注射法

8 アレルゲン免疫療法(2) 舌下法

10 重症アレルギー疾患における抗体製剤の使い分け

11 吸入指導の実際

臓器別に分類されるアレルギー疾患の臨床

【呼吸器領域】

 12 気管支喘息(成人)の診断と治療

 13 アスリート喘息とその対応

 14 アスピリン喘息とその対応

 15 難治性喘息の病態と治療

 16 気管支喘息(小児)の診断と治療

 17 咳喘息とアトピー咳嗽の診断と治療

 18 One airway,one diseaseの病態と治療

 19 アレルギー性気管支肺真菌症の診断と治療

 20 過敏性肺炎の診断と治療

【耳鼻咽喉科領域】

 21 花粉症の診断と治療

 22 通年性アレルギー性鼻炎の診断と治療

 23 好酸球性副鼻腔炎・中耳炎の診断と治療

【眼科領域】

 24 アレルギー性結膜疾患の診断と治療

【皮膚科領域】

 25 アトピー性皮膚炎の診断と治療

 26 蕁麻疹・血管性浮腫の診断と治療

【消化器科領域】

 27 好酸球性食道炎・胃腸炎の診断と治療

全身的アレルギー病態の臨床

28 アナフィラキシーのガイドラインに基づいた診断と管理

29 食物アレルギー(成人)の診療の実際

30 食物アレルギー(小児)の診療の実際

32 職業性アレルギーの診療の実際

33 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の診断と治療

34 物理アレルギーの診療の実際

35 薬物アレルギーによる薬疹の診療の実際

36 昆虫アレルギーの診療の実際

37 ペットアレルギーの診療の実際

38 血清病の診療の実際225

特殊状態におけるアレルギー疾患の診療

39 感染症合併時の副腎皮質ステロイド療法の実際

40 妊娠時・手術時のアレルギー診療

■ 特記事項

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