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診療マニュアルシリーズ 肘診療マニュアル第2版

  • ISBN : 9784263213018
  • ページ数 : 196頁
  • 書籍発行日 : 2007年2月
  • 電子版発売日 : 2012年6月21日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥5,060 (税込)
ポイント : 276 pt (6%)

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商品情報

機能解剖、靱帯再建術、関節鏡手術などを最新知見で改訂!
肘関節に関する知識と診療の技術を、豊富な図・写真を中心にまとめた一冊。医師はもとよりコメディカルスタッフに役立つ手引書です。

■ 序文

第2版の序


私が札幌医科大学整形外科に在職中に,当時の教室のスタッフの協力を得て完成した「肘診療マニュアル」の第1版が発行されたのは1991年8月である.すでに15年が経過したことになる.

第1版の序文にあらためて目を通してみると,次のようなことが書かれている.

『肘関節は,同じ上肢にある肩や手に比べると,整形外科医の間で大きな脚光を浴びることもなく,地道な発展を続けてきた.肘に関する研究発表にしても,アメリカでは肩の学会で発表されることが多いのに対して,日本では手の外科学会で扱われるなど,いささかあいまいな立場をとり続けてきた.

肘関節の独自の研究を集約することの重要性が強調されて,日本肘関節研究会がつくられたのは平成元年である.今年の2月に第3回の学術集会がもたれている.今年の日本肩関節学会が第18回,日本手の外科学会は第34回を数えたのに比べると,脚光を浴びるようになったのがいかに最近であるかがはっきりする』その後,肘関節研究会は急速に発展の道を辿ってきた.研究会で報告される研究発表の数と質が充実し,2004年には肘関節学会として大きく前進した.

医歯薬出版から,第2版の発行についての打診をいただいたのは昨年の5月である.編集部との相談の結果,以下の方針で編集することになり作業を進めてきた.

① この15年間に得られている新知見をまとめることで,肘関節外科の発展の現況が浮き彫りにされるように力を注ぐ.

② その場合,肘関節外科の進歩を感じとる新鮮な感性が必要である.私が大学を退職したあと,教室の上肢班のチーフとして肘の基礎的・臨床的研究に精力的に活躍している和田卓郎助教授に編集に加わってもらう.

③ 第1版は昨年の時点で韓国語訳が完了していたが,第2版発行の話が持ち上ったことで出版を一時延期していた.翻訳を担当したのは韓国の慶北大学整形外科の金豊澤教授である.大の知日家としても知られている金教授は,札幌医科大学の客員教授として2回にわたってわれわれを訪れ,肘関節の機能解剖の共同研究を行ってきた.第2版が韓国の読者の肘診療に役立つものに仕上ることを願って,金教授にも編集者に加わっていただく.

ここで,15年間の肘関節外科の主な進歩をあげてみると,その一つは,肘外側の腕橈関節を中心とした機能解剖の知識が整理されたことである.1991年にO'Driscollは外側尺骨側副靱帯の陳旧性機能不全によって発現する後外側回旋不安定症の概念を提唱した.このことに端を発し,研究者の興味が肘外側の支持機構の解明に向けられたからである.肘の内・外側の支持機構の詳細が解明されるにつれて,これらの支持機構の機能不全に対する靱帯再建術の開発へとつながり今に及んでいる.一方,膝と肩関節で発達した関節鏡手術は,肘関節でも試みられるようになった.

外上顆炎,関節遊離体,変形性関節症,滑膜炎に対する関節鏡手術が徐々に普及してきているのも,肘関節外科の最近の進歩である.

図表を多く用い,文章は短文をそろえて明快なものにするという方針は第2版でも踏襲している.医師はもとよりパラメディカルスタッフにとっても読みやすく,実地の診療にすぐに役立つ手ごろな参考書として評価されることを願っている.

最後に,貴重な助言と尽力をいただいた医歯薬出版編集部の関係者に厚く御礼を申し上げる.


2006年 12月

石井 清一
金 豊澤
和田 卓郎


初版の序


私が札幌医科大学整形外科に在職中に,当時の教室のスタッフの協力を得て完成した「肘診療マニュアル」の第1版が発行されたのは1991年8月である.すでに15年が経過したことになる.

第1版の序文にあらためて目を通してみると,次のようなことが書かれている.

『肘関節は,同じ上肢にある肩や手に比べると,整形外科医の間で大きな脚光を浴びることもなく,地道な発展を続けてきた.肘に関する研究発表にしても,アメリカでは肩の学会で発表されることが多いのに対して,日本では手の外科学会で扱われるなど,いささかあいまいな立場をとり続けてきた.

肘関節の独自の研究を集約することの重要性が強調されて,日本肘関節研究会がつくられたのは平成元年である.今年の2月に第3回の学術集会がもたれている.今年の日本肩関節学会が第18回,日本手の外科学会は第34回を数えたのに比べると,脚光を浴びるようになったのがいかに最近であるかがはっきりする』その後,肘関節研究会は急速に発展の道を辿ってきた.研究会で報告される研究発表の数と質が充実し,2004年には肘関節学会として大きく前進した.

医歯薬出版から,第2版の発行についての打診をいただいたのは昨年の5月である.編集部との相談の結果,以下の方針で編集することになり作業を進めてきた.

① この15年間に得られている新知見をまとめることで,肘関節外科の発展の現況が浮き彫りにされるように力を注ぐ.

② その場合,肘関節外科の進歩を感じとる新鮮な感性が必要である.私が大学を退職したあと,教室の上肢班のチーフとして肘の基礎的・臨床的研究に精力的に活躍している和田卓郎助教授に編集に加わってもらう.

③ 第1版は昨年の時点で韓国語訳が完了していたが,第2版発行の話が持ち上ったことで出版を一時延期していた.翻訳を担当したのは韓国の慶北大学整形外科の金豊澤教授である.大の知日家としても知られている金教授は,札幌医科大学の客員教授として2回にわたってわれわれを訪れ,肘関節の機能解剖の共同研究を行ってきた.第2版が韓国の読者の肘診療に役立つものに仕上ることを願って,金教授にも編集者に加わっていただく.

ここで,15年間の肘関節外科の主な進歩をあげてみると,その一つは,肘外側の腕橈関節を中心とした機能解剖の知識が整理されたことである.1991年にO'Driscollは外側尺骨側副靱帯の陳旧性機能不全によって発現する後外側回旋不安定症の概念を提唱した.このことに端を発し,研究者の興味が肘外側の支持機構の解明に向けられたからである.肘の内・外側の支持機構の詳細が解明されるにつれて,これらの支持機構の機能不全に対する靱帯再建術の開発へとつながり今に及んでいる.一方,膝と肩関節で発達した関節鏡手術は,肘関節でも試みられるようになった.

外上顆炎,関節遊離体,変形性関節症,滑膜炎に対する関節鏡手術が徐々に普及してきているのも,肘関節外科の最近の進歩である.

図表を多く用い,文章は短文をそろえて明快なものにするという方針は第2版でも踏襲している.医師はもとよりパラメディカルスタッフにとっても読みやすく,実地の診療にすぐに役立つ手ごろな参考書として評価されることを願っている.

最後に,貴重な助言と尽力をいただいた医歯薬出版編集部の関係者に厚く御礼を申し上げる.


2006年12月

石井 清一
金 豊澤
和田 卓郎

■ 目次

第2版の序

初版の序

第1章 解剖と機能

1.肘関節の形態

A.腕尺・腕橈関節

B.近位橈尺関節

2.肘関節の運動

A.屈伸運動

B.carrying angle

C.回外・回内運動

3.肘関節の靭帯と筋

A.腕尺・腕橈関節の靭帯

B.近位橈尺関節の靭帯

C.肘関節の屈筋群と伸筋群

メモ1:肘関節の外側支持機構

メモ2:腕橈関節滑膜ヒダ

第2章 診断

1.視診

A.腫脹

B.関節肢位

C.筋の萎縮

2.触診

A.外側

B.内側

C.後方

D.前面

3.運動

4.反射

5.不安定性

6.画像診断

A.単純X線撮影

B.CT撮影

C.関節造影

D.MRI

E.超音波

7.その他の検査

A.関節鏡

B.上腕骨外上顆炎,上腕骨内上顆炎の検査

第3章 肘の外傷および骨折

1.小児の肘周辺部骨折

A.上腕骨顆上骨折

B.上腕骨外顆骨折

C.上腕骨内上顆骨折

D.Monteggia骨折

E.橈骨頚部骨折

2.成人の肘周辺部骨折

A.上腕骨顆部粉砕骨折

B.肘頭骨折

C.橈骨頭骨折

D.上腕骨小頭骨折

3.外傷性異所性骨化

4.外傷性肘関節拘縮

メモ1:高齢者の上腕骨通顆骨折

第4章 肘のスポーツ障害・外傷

1.野球肘

A.内側過緊張

B.外側圧迫

C.後側過伸展

2.テニス肘(上腕骨外上顆炎)

A.頻度

B.病因

C.病理組織所見

D.治療

E.後療法

3.テニス肘と鑑別を要するスポーツ障害

A.弾発肘

B.resistant tennis elbow

4.脱臼と靭帯損傷

A.脱臼

B.靭帯損傷

5.上腕二頭筋遠位部腱断裂

メモ1:青少年の野球障害に対する提言(日本臨床スポーツ医学会)

メモ2:成長期野球選手の上腕骨小頭障害に続発する関節症の発現頻度と発現部位

メモ3:反復性肘関節脱臼

第5章 肘周辺部の絞扼性神経炎

1.橈骨神経の絞扼性神経炎

A.motor syndrome

B.resistant tennis elbow

2.正中神経の絞扼性神経炎

A.前骨間神経麻痺

B.回内筋症候群

3.尺骨神経の絞扼性神経炎(肘部管症候群)

A.症状および診断

B.鑑別診断

C.治療

メモ1:radial tunnelでの疼痛と知覚鈍麻の発現機序

メモ2:外上顆部に分布する終末枝の由来神経

メモ3:前骨間神経麻痺における正中神経本幹の神経線維束にみられる「くびれ」

メモ4:supracondylar process

第6章 肘関節の退行変性

1.関節症の進展様式

A.X線像

B.解剖標本

C.浸解標本

2.関節症の臨床像

A.関節症病変の出現部位と病像

B.関節症による可動域制限

3.関節症の手術的療法と手術成績

A.O-K関節形成術

B.骨棘切除関節形成術

第7章 肘の炎症性疾患

1.肘の関節リウマチ

A.臨床症状

B.X線写真

C.重症度の評価

D.治療

2.結核性肘関節炎

A.診断

B.治療

3.化膿性肘関節炎

A.診断

B.治療

4.神経障害性関節症

メモ1:早期リウマチの診断と薬物療法

メモ2:RA治療薬としての生物学的製剤

メモ3:韓国の結核事情

第8章 肘の先天性異常

1.先天性橈尺骨癒合症

A.病因

B.臨床像

C.X線写真

D.治療方針

2.先天性橈骨頭脱臼

A.病因

B.臨床像

C.X線写真

D.治療方針

3.先天性肘関節強直

A.病因

B.臨床像

C.X線写真

D.治療方針

4.上腕骨滑車形成不全

A.病因

B.臨床像

C.X線写真

D.治療方針

第9章 その他の肘の疾患

1.関節遊離体

A.骨軟骨骨折(離断性骨軟骨炎を含む)

B.変形性関節症

C.滑膜骨軟骨腫症

2.骨・軟部腫瘍

A.頻度

B.症状

C.診察法

D.臨床検査

E.生検

F.治療

3.肘内障

A.診断

B.病態

C.治療

4.肘頭滑液包炎

5.骨端症(パンナー病)

第10章 肘に対する主な手術

1.肘関節への進入路

A.後方アプローチ

B.内側アプローチ

C.前側方アプローチ

D.肘窩部への前方アプローチ

E.橈骨頭への後側方アプローチ

2.麻痺肘の機能再建術

A.肘屈曲再建術

B.肘伸展再建術

C.前腕の回内・回外再建術

3.内反肘・外反肘矯正骨切り術

A.内反肘矯正骨切り術

B.外反肘矯正骨切り術

4.関節形成術

A.O-K関節形成術

B.骨棘切除関節形成術

C.関節切除関節形成術

D.人工関節置換術

E.関節形成術の将来の展望

5.肘関節の靭帯再建術

A.外側支持機構の機能不全に対する再建術

B.内側支持機構の機能不全に対する再建術

6.肘関節の関節鏡手術

A.上腕骨外上顆炎鏡視下手術

B.遊離体鏡視下摘出術

C.変形性関節症鏡視下手術

D.滑膜炎鏡視下手術

7.滑膜切除術

A.後外側アプローチ(津下法)による滑膜切除術

B.両側アプローチによる滑膜切除術

第11章 理学療法

1.理学療法の目的と手段

2.関節可動域の改善

A.早期他動運動

B.早期自動運動

C.伸張運動

D.装具療法

E.可動域改善の理学療法の実際

3.筋力増強訓練

A.等尺性運動

B.等張性運動

C.等速性運動

4.バイオフィードバックを利用した運動療法

5.装具療法

A.装具の基本型

B.静的保持装具

C.動的装具

メモ1:物理療法の最近の動向

付表

日本肘関節学会肘関節機能評価法

肘機能評価・手引き書

肘機能評価・参考

肘機能評価法:関節リウマチ・関節症・関節炎

肘機能評価法:外傷

肘機能評価法:スポーツ

肘機能評価法:上顆炎

肘機能評価法:内・外反肘

肘機能評価法:麻痺肘

THE DASH-The JSSH Version


文献

索引

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