改訂第11版 救急救命士標準テキスト

  • ページ数 : 940頁
  • 書籍発行日 : 2025年4月
  • 電子版発売日 : 2025年4月24日
¥20,900(税込)
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商品情報

内容

さらに充実の改訂第11版,救急救命士に求められる知識がこの1冊で! 救急救命士を目指すための教科書/現場で活躍する救急救命士の指針として

【本書の特徴】
1.「救急救命士国家試験出題基準」への対応
出題基準準拠を基本とし,学習しやすいように構成を工夫

2.第10版の内容を徹底的に見直し
 1) テキスト編集委員会による検討とアップデート
 2) 関連学会等の各種ガイドラインとの照合・対応
 3)「到達目標」を見直し,救急救命士に求められる知識をより明確化
 4) 救急救命士法改正に伴う医療機関内での業務など,救急救命士の活躍の場が広がるなかで求められる知識を新たに追加
 5) 理解を深めるために効果的な写真・図表を厳選

序文

改訂第11版の編集にあたって

『救急救命士標準テキスト』は1991年の初版発行以来,時代の変化と医療の進歩に合わせて改訂を重ね,このたび第11版を刊行する運びとなりました。本書は,救急救命士を目指す方々にとって必要不可欠な知識を集めた基本的な教科書であるとともに,現場で活躍する救急救命士の皆様にとっても日々の業務の中で立ち返るべき指針となることを目指しています。

今回の改訂では,救急救命士国家試験出題基準に準拠しつつも,試験対策を超えて,現場での適切な判断と処置に必要な知識を体系的に学べるよう心がけました。とくに,病態の理解をより深められるよう構成を工夫しています。また,救急救命士法改正に伴う医療機関内での業務など,救急救命士の活躍の場が広がる中で求められる新たな知識も盛り込みました。改訂第9版から導入した「到達目標」は引き続き各節に設定し,学習の指標として単なる知識の想起にとどまらず,複雑な病態の解釈や臨床推論の向上につながる内容へと発展させました。

最新の「蘇生ガイドライン」などの関連ガイドラインとの整合性をできるだけ確保し,最新の医学的知見に基づいた正確で実践的な情報を提供できるよう努めました。また,テキスト全体を通しての記述の整合性にも注意を払っています。より理解しやすい内容となるようできるだけ平易な表現を用い,写真やイラスト,表などについては,理解を深めるために効果的なものを厳選し,多数の新しい素材を取り入れています。

救急救命士の活躍の場は,従来の病院前の枠を超え,医療機関内へと広がりをみせ,その責任と期待はますます高まっています。本書が救急救命士の知識と技術の向上に寄与し,ひいては傷病者の救命と社会復帰に貢献できることを心から願っています。

本書の改訂作業にご尽力いただいた編集委員の皆様,執筆者の皆様に深く感謝申し上げますとともに,編集作業のすべてにわたり主体的・献身的に多大な労をとっていただいた副編集委員長の田邉晴山先生に厚く御礼申し上げます。


2025年4月

救急救命士標準テキスト編集委員会
編集委員長 堤   晴 彦

目次

【第Ⅰ編 基礎分野】

第1章 社会と医療

1 救急救命士が取り扱うもの

2 科学的思考の基礎

3 生命倫理と医の倫理

第2章 健康と社会保障

1 保険医療制度の仕組みと現状

2 社会保障と社会福祉

【第Ⅱ編 専門基礎分野】

第1章 人体の構造と機能

1 人体を構成する要素

2 人体の構造

3 神経系

4 感覚系

5 呼吸系

6 循環系

7 消化系

8 泌尿系

9 生殖系

10 内分泌系

11 血液・免疫系

12 筋・骨格系

13 皮膚系

14 生命の維持

第2章 疾患の成り立ちと回復の過程

1 疾患

2 細胞傷害

3 炎症

4 感染

5 循環障害

6 腫瘍

7 損傷と治癒

8 死

第3章 薬物と検査の基礎知識

1 医薬品の基礎

2 重要な医薬品

3 検 査

【第Ⅲ編 専門分野】

第1章 救急医学概論/病院前医療概論

1 救急医療体制

2 災害医療体制

3 消防機関における救急活動の流れ

4 救急活動時のコミュニケーション

5 救急救命士に関連する法令

6 救急救命士の生涯教育

7 安全管理と事故対応

8 感染対策

9 ストレスに対するマネジメント

第2章 救急医学概論/救急救命処置概論

1 観察総論

2 全身状態の観察

3 局所の観察

4 神経所見の観察

5 緊急度・重症度

6 資器材による観察

7 救急救命士が行う処置

8 救急蘇生法

9 在宅療法継続中の傷病者の処置

10 救急搬送

第3章 救急病態生理学

1 呼吸不全

2 心不全

3 ショック

4 重症脳障害

5 心停止

第4章 救急症候学

1 意識障害

2 頭痛

3 けいれん

4 運動麻痺

5 めまい

6 呼吸困難

7 喀血

8 一過性意識消失と失神

9 胸痛

10 動悸

11 腹痛

12 吐血・下血

13 腰痛・背部痛

14 体温上昇

第5章 疾病救急医学

1 神経系疾患

2 呼吸系疾患

3 循環系疾患

4 消化系疾患

5 泌尿・生殖系疾患

6 代謝・内分泌・栄養系疾患

7 血液・免疫系疾患

8 筋・骨格系疾患

9 皮膚系疾患

10 眼・耳・鼻の疾患

11 感染症

12 小児に特有な疾患

13 高齢者に特有な疾患

14 妊娠・分娩

第6章 外傷救急医学

1 疫学と外傷システム

2 受傷機転

3 外傷の病態生理

4 外傷の現場活動

5 頭部外傷

6 顔面・頸部外傷

7 脊椎・脊髄外傷

8 胸部外傷

9 腹部外傷

10 骨盤外傷

11 四肢外傷

12 小児・高齢者・妊婦の外傷

13 熱 傷

14 化学損傷

15 電撃傷・雷撃傷

16 縊頸・絞頸

17 刺咬症(傷)

第7章 急性中毒学・環境障害

1 中毒総論

2 中毒各論

3 異物

4 溺水

5 熱中症

6 偶発性低体温症

7 放射線障害

8 その他の環境障害

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書籍情報

  • ISBN:9784867191071
  • ページ数:940頁
  • 書籍発行日:2025年4月
  • 電子版発売日:2025年4月24日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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