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- 日経ヘルスケア記者がつくった 医療・介護の制度・業界動向まる分かりガイド2025-2026
商品情報
内容
医療・介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』で医療機関や介護事業所の経営戦略や行政施策に関する記事を執筆している記者が、医療・介護の制度や業界動向を豊富な図表・イラストを使って分かりやすく解説します。「複雑に見える医療・介護の制度や業界動向が、この1冊でまるっと分かる」がコンセプトです。
公的医療・介護保険制度、診療報酬や介護報酬の仕組み、病院・診療所や病床の種類と機能、医療機関の収支構造、経営状況、介護保険サービスの種類や特徴、要支援・要介護度別の介護サービスの利用状況──など、医療・介護に携わる人が押さえておきたい内容をコンパクトに紹介しています。全世代型社会保障、地域医療連携推進法人、社会福祉連携推進法人、医療・介護分野のDX推進といった行政施策については、今後の見通しについて記者独自の見解も加えて解説します。
これから医療・介護業界で働く新入職員の教育・研修のほか、既に医療・介護業界で働いている方が専門外の知識を身に付けるのにも最適な1冊です。医療・介護業界を顧客に持つなどで、「国の社会保障関連施策や医療・介護業界について理解を深めたい」という方にもお薦めです。
序文
はじめに
日経BPには、医療機関のスタッフや製薬関係者などを対象とした雑誌・ウェブメディアが4媒体ありますが、このうち医療と介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』に配属された記者が最初に苦労するのが、医療・介護を取り巻く制度の複雑さです。病院が届け出ている各種の入院料や加算、看護配置、重症度、医療・看護必要度、平均在院日数などの用語の数々……。臨床医学などの医療分野の取材を重ねてきた記者でも、これらの用語に接し戸惑うことが少なくありません。
実は、医療・介護現場で働いている人の中にも、専門外のことには明るくない人もいるのではないでしょうか。例えば、取材で伺った「退院後は施設に入りました」という話において、その「施設」が介護老人保健施設か、特別養護老人ホームか、介護医療院か、介護付き有料老人ホームか、それとも認知症高齢者グループホームなのかによって、意味合いは少しずつ異なってきます。「急性期と慢性期、入院と外来と在宅、医療と介護を手掛ける人が、共通言語で話せていないことがあるのではないか」という問題意識が、本書の企画につながりました。
本書では、日ごろ専門誌で経営者向けの記事を執筆している記者が、記事の前提知識となる医療・介護の制度や業界動向を豊富な図表を使ってコンパクトかつ丁寧に解説しました。ポイントは、これから医療・介護業界で働く新入職員や業界の全体像を短時間で把握したい人などを想定して平易な言葉で解説していることと、厚生労働省をはじめとする公的機関が公表しているデータを数多く引用していることです。公的機関の資料だけでは理解しにくい部分を記者が言葉を補って解説しつつ、公的機関のデータを引用することで客観性を担保しました。一方で、各項目の重みや位置付けが分かりやすいよう、項目によっては「今後の見通し」として編集部独自の見解を加えています。2025-2026版では、かかりつけ医機能、医療・介護DX、賃上げ・処遇改善、介護の生産性向上など、今知っておくべき医療・介護の七大動向について冒頭で詳解しました。
急速に高齢化が進展し、人口構造が変化する中、医療と介護の連携は今後ますます欠かせなくなっていくはずです。医療だけあっても、介護だけあっても、患者や利用者が「自分らしい暮らし」を人生の最後まで続けることはできません。本書を通して、医療・介護業界や制度への理解が少しでも深まり、連携がスムーズになったら、これ以上にうれしいことはありません。ぜひ、お役立ていただければ幸いです。
2025年4月
日経ヘルスケア編集部
目次
TOPICS 絶対に知っておきたい医療・介護の七大動向
・かかりつけ医機能
・新たな地域医療構想
・連携
・医療・介護DX
・賃上げ・処遇改善
・介護の生産性向上
・科学的介護情報システム(LIFE)
1章 医療を取り巻く制度
・日本の社会保障制度
・公的医療保険制度
・診療報酬制度
・診断群分類別包括評価支払い制度(DPC/PDPS)
・保険外併用療養費制度
・高額療養費制度、高額介護合算療養費制度
・公費負担医療制度
・医療計画
2章 医療を提供する施設と提供形態
・医療機関の種類
・病床の種類と病床数
・医療機関で働く主な職種
・一般的な医療提供の流れ
・急性期医療
・急性期後・軽度急性期医療
・回復期医療
・慢性期医療
・外来医療
・在宅医療
・オンライン診療
・訪問看護
・入退院支援の重要性
3章 医療機関の経営状況と患者動向
・医療機関の収益・費用の構造
・医療機関の経営状況
・入院患者数と需要の推移
・外来患者数と需要の推移
・在宅患者数と需要の推移
4章 介護を取り巻く制度
・介護保険制度の仕組み
・介護費用と要介護認定者数の推移
・サービス利用までの流れ
・介護サービスの種類、給付の条件と仕組み
・ケアマネジメント
・区分支給限度基準額
・利用者負担割合と高額介護サービス費
・地域包括ケアシステム
・地域包括支援センターの役割と設置状況
・介護保険事業(支援)計画
5章 介護保険サービスと関連サービス
・介護保険サービスを提供する事業者
・介護サービスで働く主な職種
・居宅介護支援
・訪問サービス
・居宅療養管理指導
・通所サービス
・短期入所サービス
・特定施設入居者生活介護
・福祉用具貸与・販売、住宅改修
・地域密着型サービス
・施設サービス
6章 主要介護サービスの動向
・介護サービスの利用状況
・訪問サービスの動向
・通所サービスの動向
・施設サービスの動向
7章 高齢者住宅
・高齢者住宅の種類、住宅数の変化
・有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・認知症高齢者グループホーム
8章 国の社会保障関連政策
・国民医療費の推移と日本の保険財政
・全世代型社会保障
・地域医療構想
・地域医療連携推進法人
・社会福祉連携推進法人
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書籍情報
- ISBN:9784296207794
- ページ数:264頁
- 書籍発行日:2025年4月
- 電子版発売日:2025年5月10日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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