1 診断・治療に必要な機能解剖
A.肩関節
1.肩甲上腕関節の骨形態
2.関節唇の付着形態
3.関節包と関節上腕靱帯の構造
4.腱板筋群の構造と停止部
5.烏口上腕靱帯の構造と機能
B.肘関節
1.骨・形態
2.関節
3.関節包
4.靱帯
5.滑膜ヒダ
6.血管
7.神経
2 理学所見の取り方
A.肩関節
1.問診
2.視診
3.触診
4.理学所見
B.肘関節
1.問診
2.視診
3.触診
4.特殊検査
3 画像診断
A.肩関節の画像診断
1.X線で見えること,診るべきこと
2.CTで見えること,診るべきこと
3.MRIで見えること,診るべきこと
B.肘関節の画像診断
1.X線で見えること,診るべきこと
2.CTで見えること,診るべきこと
3.MRIで見えること,診るべきこと
4.超音波検査
C.上肢のスポーツ障害に対する超音波診断の応用
1.エコー診断の有用性
2.診断のポイントとコツ
4 上肢のスポーツ障害に対するアプローチ
A.上肢のスポーツ障害によくみられる機能的問題点
①投球障害肩・肘の機能的問題点とは?―運動連鎖の重要性
1.足部 : 足部および足関節
2.股関節と骨盤
3.胸郭と肩甲骨,肩関節
B.上肢のスポーツ障害によくみられる機能的問題点
②機能障害から投球フォームへ―throwing plane concept
1.TERの違いからthrowing planeの違いへ
2.Throwing planeの違いと関節応力
3.Throwing planeの違いと運動効率と筋力発揮部位
4.投球肩肘障害を発生する投球フォームの分類
5.Hook typeとout of plane
6.THABER(total horizontal abduction & external rotation)concept
7.まとめ―投球肩肘障害の選手をみたら
C.上肢のスポーツ障害によくみられる解剖学的問題点
1.肘関節
2.肩関節
D.投球障害に対する投球フォームへの介入 岩堀裕介
1.投球フォームへの介入の必要性
2.投球フォームのチェック方法
3.投球フォーム不良の原因
4.代表的な投球フォーム不良
5.投球フォーム指導における留意点
6.具体的な介入方法
E.肩のスポーツ障害に対する理学療法の実際
1.肩のスポーツ障害における診断
2.肩のスポーツ障害における理学療法施行上の留意点
3.肩のスポーツ障害における理学療法評価のポイント
4.スポーツ障害肩における理学療法の実際
F.肘のスポーツ障害に対する理学療法の実際
1.理学療法の流れ
2.理学療法評価のポイント
3.理学療法アプローチ
G.上肢のスポーツ障害に対する体外衝撃波療法の適応と効果
1.整形外科領域における対外衝撃波療法
2.体外衝撃波療法の治療効果
3.体外衝撃波発生装置
4.対外衝撃波療法の適応
5.肩石灰性腱炎に対する対外衝撃波療法
6.上腕骨外側上顆炎に対する対外衝撃波療法
7.上腕骨内側上顆炎に対する対外衝撃波療法
5 肩のスポーツ障害
A.リトルリーグショルダーの病態と治療法
1.定義・概念
2.病態
3.診断
4.治療
5.症例提示
B.投球肩におけるSLAP損傷・腱板不全断裂の病態と治療法
1.SLAP病変
2.腱板不全断裂
C.スポーツ選手にみられる肩鎖関節障害の病態と治療法
1.解剖と機能
2.受傷機転と病態
3.診断
4.分類
5.治療
D.スポーツによる肩関節周辺の神経障害
1.腕神経叢
2.腋窩神経
3.肩甲上神経
4.長胸神経
5.肩甲背神経
6 肘のスポーツ障害
A.上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の病態と治療法―診断と治療選択
1.病態
2.診断
3.治療
B.上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の病態と治療法―進行期を中心に
1.診断
2.治療
C.成長期野球肘内側障害の病態と治療法
1.病態
2.診断
3.治療
D.肘関節後内側インピンジメントの病態と治療法
1.病態
2.診断
3.治療
4.術後成績
E.投球障害にみられる尺骨神経障害の病態と治療法
1.要因
2.症状
3.理学所見と診断
4.治療
F.野球選手の肘内側側副靱帯損傷―伊藤法による再建術
1.病態
2.診断
3.治療
G.野球選手の内側側副靱帯損傷―TJ screw systemを用いた再建法を中心に
1.病態
2.診断
3.治療
H.スポーツ選手の変形性肘関節症の病態と治療法
1.病態
2.治療
I.上腕骨外側上顆炎の病態と治療法
1.病態
2.診断
3.治療
索引