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パーキンソン病の診かた,治療の進めかた

  • ISBN : 9784498228023
  • ページ数 : 306頁
  • 書籍発行日 : 2012年4月
  • 電子版発売日 : 2013年1月1日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥5,060 (税込)
ポイント : 92 pt (2%)

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商品情報

パーキンソン病とは何か、いかにしてその診療にあたるべきか。その疫学・病因論から、最新のエビデンスを踏まえた具体的な診断・治療のノウハウに到るまで、パーキンソン病の診療に必須の知識と考え方を「臨床編」「基礎編」「応用編」の3部構成で詳細に解説する.研修医から専門医まで、パーキンソン病の診療に携わるすべての人の必読書です!

■ 序文

中外医学社から「パーキンソン病」について単著で書かないかとの依頼が今から1年くらい前にあって,どうしようかと考えたが,第一線からしりぞいて時間も少しできたことだし,これまでやってきたパーキンソン病について理解したことをここでまとめておくのもよいのではないかと考えてお引き受けした次第である.パーキンソン病については患者さんも徐々に増加し,遺伝学,分子生物学方面で素晴らしい発展を遂げている領域であるが,自分が臨床家であることを考え,また現在も患者さんはあちこちで拝見していることを考え,まず臨床から書くことにした.後半は,パーキンソン病について全てを書きたいと思い,疫学,病理,生化学,発症機序,遺伝,遺伝性パーキンソン病,二次性パーキンソニズム,症候性パーキンソニズムについてまとめることとした.

パーキンソン病の臨床では,四大症候の他,色々な姿勢障害や,開脚歩行がどのように鑑別に役立つかなどにも触れるようにした.臨床に続いては治療について述べたが,治療についても初期,中期,進行期でドパミン貯蔵顆粒がどの程度障害を受けているかによって,wearing offやジスキネジアが出方がことなるので,それを念頭においた治療の重要性を述べた.患者さんのADLやQuality of Lifeが悪くなる一番の要因はやはり運動症状の悪化であるので,どれだけそれに対応できるかを書くことに腐心をした.

パーキンソン病の臨床では,一昔前はパーキンソン病の運動症状についてまとめればよかったのであるが,今日多数の非運動症状が知られ,非運動症状もwearing offを起こすことがあり,またQuality of Lifeの障害となることがあってかなりのページをさくことにした.非運動症状は認知症から自律神経症状まで神経系に幅広く分布しており,どこから書くのがよいかと考えたが,末【梢】から中枢へさかのぼるように解説することにした.即ち,最初に自律神経症状について述べ,次第に感覚障害,睡眠・覚醒障害,感情障害,行動異常,精神障害と述べ,最後に認知症について解説することにした.これは,丁度問題となっているパーキンソン病の進展様式とも合致する述べ方で,理解もしやすいのではないかと考える.

パーキンソン病はlife longの疾患である.神経質な人が多い.しかし,何が不自由であるかを常にきき,運動症状,非運動症状で直せるところを極力治し,非薬物療法も加えて日常生活を指導してゆくと,かなりの患者さんが,毎日を楽しく過ごすことができる.楽しくないまでも普通の人がエンジョイするような生活を送ることができる.この点で旅行などにゆける余裕のある人は積極的に行ったほうがよいのではないかと考えている.

後半で疫学,病理,生化学については既に膨大な研究が報告されている.ここに紹介したのは,その一部,重要な点である.ここでは日本人の多くの研究者がよい研究をしている.発症機序,遺伝性パーキンソン病については,できるだけ最新の知識を紹介するようにした.ここでも本邦からの研究者の業績が光っている.

最期に二次性パーキンソン病と症候性パーキンソニズムについて簡潔に述べたが,これらの疾患は,日常臨床で常に鑑別が必要な疾患である.従ってどのような点に注目すれば鑑別が可能であるかを述べるようにした.残念ながらパーキンソン病に比べるとこれらの疾患の大部分は原因も発症機序も十分わかっておらず,治療法も確立していない疾患が多い.早くこれらの疾患についても,パーキンソン病のような治療のガイドラインが確立することを祈ってやまない.


2012年4月

水野美邦

■ 目次

●臨床編●

1.パーキンソン病とは

2.パーキンソン病の症候

1.初発症状

2.振戦

3.固縮

4.動作緩慢

5.歩行

6.2つの異なる動作の遂行障害

7.姿勢反射障害

8.すくみ足

9.腰折れ,ピサ症候群,首下がり

10.Striatal hand, striatal foot

11.Hoehn and Yahr重症度とUPDRS(Unified Parkinson's Disease Rating Scale)

3.パーキンソン病の診断・鑑別診断

1.診断

2.鑑別診断

4.パーキンソン病の治療

1.初期の治療

2.いつ始めるか

3.最初に使う薬は? 維持量は?

4.日本神経学会パーキンソン病治療ガイドライン

5.進行期の治療

6.Wearing off,ジスキネジアの発生

7.Wearing offの治療

8.Off period dystonia

9.オフ時のすくみ足

10.オフ時の非運動症状・非運動症状の動揺

11.ノーオン・ディレイドオン

12.ジスキネジアの治療

13.オン時のジストニアの治療

14.ダイフェイジックジスキネジア

5.パーキンソン病の非運動症状とその治療

A.自律神経症状

1.便秘

2.頻尿

3.排尿困難

4.性機能障害

5.起立性低血圧・低血圧

6.発汗異常

7.流涎

B.感覚障害

1.嗅覚低下

2.味覚低下

3.痛み

C.睡眠障害

1.入眠障害

2.中途覚醒

3.レム睡眠行動異常

4.ムズムズ脚症候群

5.睡眠時無呼吸

D.覚醒障害

1.日中過度の眠気

2.突然の入眠

E.感情障害

1.不安状態

2.うつ状態

3.アパシー

4.アネドニア

F.疲労

G.精神障害

1.幻覚

2.妄想と精神症

H.Impulse control disorderとDopamine dysregulation syndrome

1.Impulse control disorder

2.Dopamine dysregulation syndrome

3.パーキンソン病のpunding

I.認知障害

1.パーキンソン病における認知症

2.レビー小体型認知症

6.パーキンソン病の非薬物療法

1.手術療法

2.磁気刺激療法

3.リハビリテーション・音楽療法

4.患者さんならびに配偶者へ伝えること

7.パーキンソン病における救急

1.イレウス

2.パーキンソン病における悪性症候群

3.骨折・頭部外傷

4.誤嚥・誤嚥性肺炎

5.急性精神症


●基礎編●

8.パーキンソン病の疫学

9.パーキンソン病の病因(環境因子)

1.環境因子

2.農薬・殺虫剤

3.金属

4.喫煙とコーヒー

5.薬物

6.血液成分

10.パーキンソン病の遺伝的素因

1.外因性物質の代謝に関連する酵素遺伝子の多型

2.活性酸素の代謝に関連する酵素の遺伝子多型

3.ミトコンドリア蛋白の遺伝子多型

4.カテコールアミン関連蛋白の遺伝子多型

5.神経栄養因子蛋白の遺伝子多型

6.家族性パーキンソン病の原因遺伝子多型

7.Glucocerebrosidase欠損症とパーキンソン病

8.Genom-wide association study(GWAS)

11.パーキンソン病の病理

12.パーキンソン病の生化学

1.ドパミン,ノルアドレナリン,アドレナリン

2.セロトニン

3.アセチルコリン

4.GABA,グルタミン酸

5.ペプタイド

6.サイトカイン

13.パーキンソン病の発症機序

14.パーキンソン病の遺伝

15.遺伝性パーキンソン病

1.PARK1/PARK4

2.PARK2

3.PARK3

4.PARK5

5.PARK6

6.PARK7

7.PARK8

8.PARK9(Kufor-Rakeb Syndrome)

9.PARK10

10.PARK11

11.PARK12

12.PARK13

13.PARK14

14.PARK15

15.PARK16

16.PARK17

17.PARK18

18.Perry症候群

19.DYT3(Lubag dystonia)

20.DYT12(Rapid Onset Dystonia-Parkinsonism)


●応用編●

16.二次性パーキンソニズム

1.多系統萎縮症

2.進行性核上性麻痺

3.大脳皮質基底核変性症

4.淡蒼球ルイ体黒質萎縮症

5.17番染色体に連鎖する前頭側頭型認知症パーキンソニズム : FTDP-17(MAPT)

6.17番染色体に連鎖する前頭側頭型認知症パーキンソニズム : FTDP-17(PRGN)

7.Pick病

8.ユビキチン封入体を伴う前頭側頭型認知症(FTLD-U)

9.Alzheimer病

10.Huntington病

11.Pantothenata-kinase-associated neurodegeneration(PKAN)

12.Neuroferritinopathy

13.Ceruloplasmin欠損症

14.Wilson病

15.Fragile X-associated Tremor/Ataxia syndrome

17.症候性パーキンソニズム

1.脳血管障害性パーキンソニズム

2.正常圧水頭症

3.薬物性パーキンソニズム

4.中毒性パーキンソニズム

5.脳炎後パーキンソニズム

6.Creutzfeldt-Jakob病

7.傍腫瘍性パーキンソニズム

8.腫瘍性パーキンソニズム

9.外傷後パーキンソニズム

10.心因性パーキンソニズム


索引

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