SJF関節ファシリテーション 第2版

  • ページ数 : 400頁
  • 書籍発行日 : 2014年9月
  • 電子版発売日 : 2016年3月25日
¥6,050(税込)
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商品情報

内容

学療法士、作業療法士のためのSJF実践マニュアルとして最適な一冊!

関節ファシリテーション(SJF)は、関節運動学と関節潤滑機構に基づく技術を取り入れた関節機能障害のための新しい治療技術です。
本書では、この新しい治療技術を600点以上の図・写真を用いて、理論から実践まで丁寧に解説。関節の動きを量的・質的に改善する、運動療法技術、身体全体にわたるSJF検査・治療技術の詳細を体系的に紹介しています。

序文

改訂第2版の序

2008年に本書第1版を上梓して5年が経過した.

その間にも,SJF技術は毎年進化して新しい技術が加わった.SJF用語の統一的変更があり,改訂版を上梓しなければ第1版のままでは参考資料としても使用が困難となっていた.そのような現状に鑑み,昨年から改訂作業を開始した.

改訂第2版は,出版元をシュプリンガー・ジャパン社から丸善出版社に変更し,2色刷りとなり見やすくなった.内容の変更としては第6章を加えた.

これはPT・OTの直接の治療対象である「症候」に照準を合わせ,各種の症候に対してSJFをどのように応用するかについて述べたものである.ここにSJF学会本部の理事である,大坪 渉氏に執筆者として加わっていただいた.

その他の変更点としては,SJF 用語の統一である.特に英語の訳語について,本来の英語の意味をなさない日本語訳について変更した.「Therapeuticexercise」が,現在多くの場合「運動療法」と訳されているが,これは英語の意味を正確に表すため,「治療的運動」とした.また「glide」も「slide」も訳としては「滑り」となり,区別できないため,その意味を考慮し,「glide」は「遊び滑り」,「slide」は「構成滑り」とした.運動に関する研究分野であるKinesiologyでもKinesiologyとKinematicsはどちらも「運動学」と訳されている.日本語のみを見ているとどちらの改訂第2版の序用語か区別ができないため,Kinesiology は「運動科学」,Kinematicsは「角運動学」としたなど,その他多くの用語,訳語の変更を行った,初めて見ると違和感があるかも知れない.しかし言葉は「慣用」で変化していくものであるから,使用しているうちに馴染んでくるものであろう.

最近5年間での治療技術の開発では,パーキンソン病患者に対して,主動作筋と拮抗筋を両方強化する技術として「往復速い逆半滑り法(Alternatingquick inverse semi-sliding;A-quick)」,呼吸障害において,横隔膜の収縮活性化の技術として「第11肋椎関節への速い逆滑り法」,腰仙関節に対する「非対称性下方滑り法(Asymmetrical downward sliding;ads)」,筋生物学的アプローチとして,「筋線維タイプ別治療的運動技術」,上腕二頭筋という筋名ではなくて,長頭と短頭を区別して,「個別筋線維に対する収縮活性化技術」などが,患者治療に功を奏した新しい治療技術である.これらの使用法についても第6章で例示した.以上のように改訂第2版では,各章における変更があり,執筆者一同加筆することに懸命に努力した.

本書の刊行にあたり,様々な工夫をしていただきました丸善出版社のスタッフの皆様に深謝致します.


2014年 宇都宮初夫

目次

第1章 概説

第2章 運動科学とSJF

第3章 部位別検査治療技術

Ⅰ.上肢:肩複合体

Ⅱ.上肢:肘部

Ⅲ.上肢:手部

Ⅳ.下肢:股関節

Ⅴ.下肢:膝部

Ⅵ.下肢:足部

Ⅶ.脊椎:頸部

Ⅷ.脊椎:胸部

Ⅸ.脊椎:腰部・骨盤部

第4章 治療的運動とSJF

第5章 Joint dysfunction とSJF

第6章 症候別理学療法とSJF

索引

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書籍情報

  • ISBN:9784621088456
  • ページ数:400頁
  • 書籍発行日:2014年9月
  • 電子版発売日:2016年3月25日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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