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- 地域包括リハビリテーション 実践マニュアル
商品情報
内容
就学支援から地域づくり、介護予防、看取りまで地域のリハ関連課題を発達段階別に整理。記載通りに進めれば即実践できるワークブック、活動例など役立つ要素満載！
序文
今，本書を手に取ったあなたは
臨床に出て間もないセラピストだろうか？
これから地域に出ることをめざしているセラピストだろうか？
病院や施設での臨床経験はあるものの，はじめて地域で活動することになり
不安を感じているセラピストだろうか？
活動の幅を広げたい地域で活動するセラピストだろうか？
セラピストをめざす学生だろうか？
本書はそのすべての方々の力になるものと確信している．
地域包括ケアの進展に代表されるように，近年セラピストが地域で活躍することを期待する声がどんどん大きくなっている．共生社会やインクルーシブな社会を実現するためにも，セラピストが地域での活動の場を広げ，地域への関与を深めていくことは不可欠である．そういった意味からも，セラピストを求める地域の声の高まりは理解できるところだろう．
一方で，地域がセラピストに求める役割は従来のリハサービスの提供にとどまるものではなく，健康成人への予防的なかかわりや地域づくりへの貢献など多様である．そのため，この新たな地域からの要求に戸惑いや不安を感じるセラピストがいることは自然なことだと思う．
本書では，地域がセラピストに求める新たな役割を「地域包括リハビリテーション」と名付けた．そして，地域で暮らす人々のリハ関連課題をライフステージごとに整理し，一つひとつの課題に対してセラピストができることの紹介を試みた．
第1章では地域包括リハに取り組むにあたって必要な基礎知識を分かりやすく概説した．第2章は本書の核であり，ライフステージごとの地域生活課題とそれへの取り組み方法を具体的かつ実践的に紹介するマニュアル部分である．実際の地域活動例をふんだんに織り交ぜているので，自分の活動の参考になる例をきっと見つけられることだろう．第3 章はワークブックという形式になっている．これは，その記載通りに一歩一歩作業を進めていくことで，地域包括リハの活動の一つをそのまま実現できる，実施手順書のイメージである．実際にこれらの活動の経験がある執筆者たちにより，一般的な教科書には記載されていない実施上のコツが紹介されている点もこの章の特徴である．
さあ，セラピストの皆さん，本書を携えて地域に出よう．本書を1 つの足掛かりとして，幅広くかつ柔軟に地域包括リハを展開し，地域の人々のさまざまな声に応えよう．
地域はあなたを待っている．
2018年2月
河野 眞
目次
第1章 セラピストが地域で活動するための基礎知識
1 地域包括ケアの時代のリハビリテーションとは
2 地域とリハに関する制度の変遷
3 地域とPT
4 地域とOT
5 地域とST
6 地域で出会う他職種
7 制度の変化をすばやく捉えるプロトコル
2．第2章 地域包括リハビリテーションマニュアル
1 乳幼児期
1 乳幼児期における地域生活の課題
2 乳幼児健康診査・発達相談
3 在宅生活
4 保護者の仲間づくり・家族への支援
5 保育園・幼稚園への支援
地域活動例：起業
2 学齢期
1 学齢期における地域生活の課題
2 就学支援：特別支援学校
3 就学支援：小中学校
4 就学支援：高校・大学
5 余暇活動・仲間づくり・放課後活動
6 家族への支援
3 成人期
1 成人期における地域生活の課題
2 住まいの支援
3 地域生活への移行
4 在宅生活の維持
5 就労移行
6 就労継続支援
地域活動例：事業所立ち上げ
7 日中活動の支援
8 仲間づくり・ピアサポート
9 余暇活動・地域活動
4 老年期
1 老年期における地域生活の課題
2 住まいの支援
3 在宅生活
4 通所サービス
5 地域活動
地域活動例：地域活動
6 介護予防PT系
7 介護予防OT系
8 介護予防ST系
地域活動例：行政セラピスト
地域活動例：難病
5 看取り
第3章 地域包括リハはじめてワークブック
1 地域のニーズを捉えるレシピ
2 地域活動事業予算化の歩き方
3 委託事業の取扱説明書
4 地域生活活動チェックリスト
巻末付録：地域包括リハに即使える資料集
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外部メモリ：45.9MB以上（インストール時：114.8MB以上）
ダウンロード時に必要なメモリ：183.6MB以上
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- コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
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書籍情報
- ISBN：9784758102292
- ページ数：302頁
- 書籍発行日：2018年3月
- 電子版発売日：2018年11月2日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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