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実験医学増刊 Vol.35 No.2 糖尿病 研究の"いま"と治療の"これから"

綿田 裕孝 (編)

羊土社

  • ISBN : 9784758103602
  • ページ数 : 236頁
  • 書籍発行日 : 2017年1月
  • 電子版発売日 : 2019年2月1日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥5,940 (税込)
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商品情報

インスリン分泌低下やインスリン抵抗性インクレチンを中心にこれまでの糖尿病研究の進歩に関して解説。

全世界の糖尿病患者数は2040年までに6億人を超すと予想されています.本書では,インスリン・インクレチン関連薬のトピックスから,今後の治療法としての細胞治療・個別化医療の発展までをまとめて学べます.

実験医学 最新号・バックナンバー・増刊号

■ 序文

2015年の国際糖尿病連合(IDF)の発表によると全世界の糖尿病人口は4億1,500万人にのぼり,2040年までに6億4,200万人に増えることが予測されている.さらに今,全世界で6秒おきに糖尿病で死亡していることが知られている.糖尿病は,多彩な作用をもつ同化ホルモンであるインスリンの作用不足により生じる疾患であり,その多くを占める2型糖尿病では,インスリン抵抗性がその病態の中核である.全世界における生活スタイルの欧米化がこの現象をもたらしたことは事実であり,確かに,インスリン抵抗性には過食が運動不足が関与するが,エネルギー摂取量と食餌満足度との関係が,エネルギー過剰量とインスリン抵抗性の出現には大きな個人差がある.さらに糖尿病の発症には膵島機能不全の存在が必須である.インスリン抵抗性の存在は膵島細胞のストレスとなり,膵島細胞機能不全を誘導するが,これも個人差が大きく,少しのインスリン抵抗性で膵島機能が低下する人も多くいる.その結果,高血糖が引き起こされ多彩な合併症が出現する.このような病態をかんがみ,糖尿病診療の場では糖尿病専門医が,食事療法,運動療法を基本として診療にあたっているが,血糖コントロールの改善が得られない人が多数存在する.こうした実態から糖尿病は自己管理不足だけの病気でないこと,また,今後も寿命とQOL(quality of life)を大きく左右する疾患であることが考えられる.

2型糖尿病に関しては,1990年代後半から多くの糖尿病薬が登場してきており,糖尿病患者の合併症発症率は改善してきているが,まだ糖尿病を有していない人との間で平均寿命や健康寿命には大きな差がある.1型糖尿病の治療に関しても大きな進歩があるが,インスリン療法の自己管理は多くの人の負担になっている.すなわち,糖尿病は克服されておらず,新規治療法の開拓が強く望まれる.

本書では,第一線でご活躍の国内の研究者の方々に執筆を依頼して,インスリン分泌低下やインスリン抵抗性インクレチンを中心にこれまでの糖尿病研究の進歩に関して解説いただくとともに,特に最新の治療法,創薬標的に関しても解説いただいた.さらに,今後の個別化医療実現のための戦略や新規治療標的探索のための研究に関しても解説いただいた.本書をとおして,糖尿病研究の重要性と糖尿病治療の今後の可能性を感じていただければ幸いである.


2016年11月

綿田 裕孝

■ 目次

概論 糖尿病研究の進歩と残された課題

第1章 インスリン分泌低下はなぜ起きるのか?

Overview インスリン分泌の基本メカニズムと最新の研究動向

1.膵β細胞における代謝-分泌連関と2型糖尿病におけるその破綻

2.膵β細胞容積調節機構とその破綻―細胞増殖,細胞死,脱分化

3.マクロファージと膵島炎症―a double-edged sword

4.ウイルスによる膵島細胞傷害―ウイルス糖尿病予防ワクチンの開発は可能か?

5.グルカゴン分泌異常―その病態生理的意義

第2章 インスリン抵抗性はなぜ起きるのか?

Overview インスリン作用の基本メカニズムと最新の研究動向

1.中枢神経系によるエネルギー代謝制御とその破綻

2.インスリンシグナルとその破綻

3.インスリン感受性に影響を与える褐色脂肪細胞の分化・機能

4.脂肪組織の炎症

5.内臓脂肪・異所性脂肪の蓄積―体脂肪分布の意義とは?

6.身体不活動による骨格筋の糖代謝機能低下

第3章 インクレチン関連薬は糖尿病治療を変えるか?

1.インクレチン分泌制御の分子メカニズム

2.明らかとなるインクレチン関連薬の多彩な作用

第4章 新しい治療薬・治療法は何が開発されているのか?

Ⅰ.新たな創薬標的

1.治療標的としての胆汁酸シグナル

2.創薬標的としてのFGF21

3.創薬標的としてのアディポネクチン

4.新規経口糖尿病治療薬の創薬標的としてのGPR119

Ⅱ.新たな治療法

5.腸内細菌を介した宿主エネルギー代謝と免疫制御機構―糖尿病治療に向けて

6.ケトン体は,新しい糖尿病治療の旗手になるのか?

7.肥満外科手術による糖尿病改善効果のメカニズム

8.微弱電流と温熱刺激による新規糖尿病治療

9.クローズドループ型人工膵臓による血糖自動制御―インスリンポンプによる糖尿病治療の進歩

Ⅲ.細胞分化の制御による治療の可能性

10.ES/iPS細胞を用いた糖尿病の細胞療法への取り組み

11.非β細胞から膵β細胞への分化転換

第5章 個別化医療・予防医学をどう実現するのか?

1.ヒトゲノム解析による2型糖尿病の遺伝要因の解明―GWASから全ゲノムシークエンスへ

2.エピゲノム変化に主眼を置いた糖尿病研究

3.プロテオミクスを用いた糖尿病関連タンパク質探索―SERPINA3の発見を例に

4.メタボロミクスを用いた糖尿病研究―インクレチン作用メカニズムの解明と糖尿病バイオマーカーの探索を例に

5.トランスオミクスによる生化学ネットワーク再構築―疾患は多階層生化学ネットワークの破綻である

6.バイオマーカーとしての膵β細胞量

7.糖尿病による認知症促進機構とその予防―糖・脂質代謝の観点から

■ 特記事項

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