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血液ガス・酸塩基平衡に強くなる

白髪 宏司 (著)

羊土社

  • ISBN : 9784758117357
  • ページ数 : 244頁
  • 書籍発行日 : 2013年3月
  • 電子版発売日 : 2014年2月21日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥3,960 (税込)
ポイント : 72 pt (2%)

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商品情報

異常値見抜けますか?
数値をすばやく読み解くワザと輸液療法の要点がケース演習で身につく

正しい判断に素早く辿り着く、匠のワザを伝授。酸塩基平衡や輸液療法の要点が、根拠からわかるレクチャーも充実し、50症例の血液ガス分析トレーニングで、いつの間にか臨床で活きる実力がつきます!

■ 序文

皆さまと本書の出会いに感謝します.本書は,医学生から臨床現場でご活躍されるすべてのメディカルスタッフに読んでいただきたいと願い作成しました.

血液ガス分析は胸部単純X線写真の読影と同じで,ぼんやり眺めると多くを見落とす緊急検査です.研修医の多くが,血液ガス分析や輸液療法に "しっかりとは理解できていない" と苦手意識をもつようです.その理由は,たまたま実践的でよい教育を受ける機会がなかったためでしょう.そこで,この状況を打破すべく,臨床経験の少ない方にも,どのようにしたら血液ガス分析の正しいやり方が伝わるかを,常に考えてきました.本書にはそのノウハウを詰め込みました.誰でも正しい判断に辿り着ける新たな血液ガス分析法のご提案,それが「7アクション」法です.

第1部は,座学用の血液ガス分析・ノウハウのエッセンスです.第2部は,実習編です.小児から高齢者まで,50症例の演習を通してパターン化した解析が簡単にできることを体得してください.そして,「一般外来診療の場面では,血ガス分析をせずとも,酸塩基平衡障害の存在を推測できる例がある」ことを知りましょう.Na,K,Cl値のバランスにこそ大切なヒントが隠されているのです.

特にお伝えしたいのは,放置されがちな血清Cl値への注目です.体液異常の見落としを少なくする,「血清(Na-Cl)値の意義」を体得してください.データを比較して考えるのが「ペア解析」法です.ペア解析を利用して血液ガス分析が即断できるように考案したのが「7アクション」法です.7つのステップを身につけてください.繰り返す演習で必ず習得できます.

《お勧めの読み方の一例》

★ 「医学生の皆さん~救急現場の看護師さん」:第1部−1と−2は必ず読破しましょう.その後,第2部の実践トレーニングStep1(入門編)の10題の演習問題をこなしてください.

★「研修医の皆さん~個人診療所の先生方」:第1部−1と−2に加えて−3をお読みください.そしてStep2(初級編)の10題の演習問題も考えてみましょう.簡単に解析できた方は,Step3(中級編)の18題へのチャレンジが待っています.

★「血液ガス分析に不安のない方」:Step4(上級編)をひも解いてみてください.巻末の「血ガスミニレクチャー」では,知っておくべき必須知識や生理学的背景を解説しています.演習でつまずいたときや復習するときに繰り返して読んでください.

血液ガス分析を "即断できる得意ワザ" として体得していただければこのうえない喜びです.


最後にレジデント時代に,輸液療法と血液ガス分析をわかりやすく教えてくださった恩師吉田滋彦先生に感謝いたします.本書を出版することを強くお勧めいただいた羊土社編集部の秋本様に御礼申し上げ,同社溝井様と吉川様の手直しなしでは,本書が完成しなかったことを追記いたします.


2013年2月

白髪宏司

■ 目次

第1部 知らなければならない基本事項

1. 血液ガスの評価を即断できる「7アクション」と「ペア解析」とは?

1 血清Na,Cl,Kを読む

2 pHについて

3 pHを決める2大因子[HCO3-]とPCO2

4 「7アクション」:どの症例も1→7の順に評価しましょう

5 「ペア解析」:データを比較して異常の有無をみてみましょう

6 水・電解質と血ガスをつなぐのは,ClとK

2. 異常を感じ取る直感ポイントと基本となる重点事項-必ず役立つ,実用的な事項の総まとめ

1 異常を感じる"直感ポイント"

2 血液ガス分析の基本事項

3 各種のギャップについて

4 代償機構について

5 混合性酸塩基平衡障害の推定

3. 血液ガスの生データからみえること-7アクションの根拠をデータでみてみよう

1 Na-Clの解析(アクション1)からみえること

2 極端な異常値の頻度の実態

3 pH,K,PCO2,[HCO3-]の比較(アクション2,3,4)からみえること

4 解析結果全体からわかること

5 Na値とCl値の傾向

第2部 実践トレーニング

Step 1 入門編 まずマスターしたい基本ケース

Case 1 4歳男児 頻回嘔吐と頻回下痢

Case 2 24歳男性 全身倦怠感

Case 3 5歳男児 発熱と咳嗽,全身倦怠感

Case 4 14歳女児 インフルエンザ肺炎での救急搬送,興奮状態

Case 5 14歳男性 高カリウム血症精査

Case 6 9歳女児 全身倦怠感

Case 7 生後1カ月半男児 噴水状嘔吐

Case 8 5歳男児 増強する腹痛,頻回嘔吐,血便排出

Case 9 7歳男児 下痢,血便,意識障害

Case 10 5歳男児 肉眼的血尿,傾眠傾向

Step 2 初級編 必ず身に付けたい! よく出合うケース

Case 11 1歳8カ月男児 けいれん重積発作

Case 12 13歳男児 粘血便,腹痛,発熱,咳嗽,全身倦怠感

Case 13 69歳女性 急な息切れと下肢の浮腫

Case 14 56歳男性 呼吸苦と数カ月来の筋力低下

Case 15 28歳女性 2日目の高熱と呼吸苦

Case 16 79歳男性 3カ月来の体重減少と1カ月前からの息切れ

Case 17 43歳女性 四肢の脱力と全身倦怠感,頻回下痢

Case 18 3カ月男児 不機嫌,哺乳量低下

Case 19 2カ月男児 水様下痢と発熱

Case 20 2カ月男児 発熱,体重増加不良

Step 3 中級編 見逃せない! 重要なケース

Case 21 82歳女性 数日前からの発熱と意識障害

Case 22 60歳女性 発熱と呼吸苦

Case 23 18歳男性 頻回嘔吐,歩行困難

Case 24 40歳男性 昏迷状態で救急搬送

Case 25 18歳女性 興奮,もうろう状態

Case 26 22歳女性 せん妄状態

Case 27 60歳男性 胸痛,呼吸苦

Case 28 30歳女性 1週間を経過する呼吸苦,体重減少

Case 29 10歳男児 意識障害,過呼吸,シバリング

Case 30 1カ月男児 哺乳不良,体重増加不良

Case 31 27歳男性 脱力感,四肢のしびれ

Case 32 21歳女性 四肢のしびれ,脱力感

Case 33 43歳男性 全身倦怠感

Case 34 25歳女性 全身倦怠感,食欲低下,嘔吐,体重減少

Case 35 13歳男性 軽度呼吸苦,夜尿症

Case 36 7歳男児 頭痛,顔面神経麻痺

Case 37 70歳男性 軽度呼吸苦,動悸

Case 38 27歳男性 多飲,多尿,嘔吐,呼吸苦

Step 4 上級編 複雑な解析が必要なケース

Case 39 70歳男性 5日前からの呼吸苦と繰り返す嘔吐

Case 40 7歳男児 全身倦怠感

Case 41 5歳男児 頻回嘔吐,けいれんと意識障害,発熱

Case 42 15歳男性 発熱,背部痛,全身倦怠感

Case 43 13歳女性 繰り返す全身倦怠感

Case 44 6カ月男児 顔色不良,哺乳不良,頻回下痢

Case 45 10歳女児 発熱,嘔吐,全身倦怠感

Case 46 43歳女性 四肢のしびれ,脱力感

Case 47 2歳男児 頻回嘔吐

Case 48 28歳女性 手足のしびれ感,四肢の脱力と全身倦怠感

Case 49 48歳男性 頻回嘔吐,発熱,全身倦怠感

Case 50 48歳女性 持続する嘔気,嘔吐,腹痛

Dr.白髪の血ガスミニレクチャー 絶対押さえたい酸塩基平衡の重要ポイント

酸塩基平衡・血液ガスの基本

Lecture 1 血清Na値とCl値の相互バランスの見かた

Lecture 2 Base Excess:BEを利用しない (BE値を鵜呑みにしてはいけない) そのワケ

Lecture 3 酸素投与の方法とFiO2値のおおよその関係

Lecture 4 Stewart法とは

Lecture 5 浸透圧ギャップを利用する

把握したい生理学的知識

Lecture 6 CO2は酸である

Lecture 7 高カリウム血症の病態を見抜くための技,FEKとTTKG

Lecture 8 ADHの分泌と浸透圧

Lecture 9 SIADHとCSWS

病態と酸塩基平衡・血液ガス

Lecture 10 「呼吸性酸塩基平衡障害に対する代謝性代償」の評価方法は?

Lecture 11 高熱持続,熱性けいれん,頻回嘔吐などの例は,低ナトリウム血症であることが多い

Lecture 12 尿アニオンギャップ(尿AG)を活用しよう - 尿細管性アシドーシスの鑑別

Lecture 13 アニオンギャップ(AG)の低下する病態の重要性と特異性

Lecture 14 低カリウム血症とアルカローシスの関係,そしてアシドーシスとの共存

Lecture 15 代謝性アルカローシスの特殊性 - 肥厚性幽門狭窄症の病態を理解しよう

Lecture 16 アニオンギャップAG増加をみたら,[HCO3-]の低下度を確認する

治療のための知識

Lecture 17 糖尿病性ケトアシドーシスの診断と治療

Lecture 18 AaDO2の応用

Lecture 19 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群の推測と治療のポイント

Lecture 20 SIADHの治療に用いる3%食塩液の作り方

Lecture 21 高カリウム血症緊急症の治療

Lecture 22 低カリウム血症の対処法

Lecture 23 Gitelman症候群,Bartter症候群と偽性Bartter症候群

付録

ダイジェスト版 血液ガス分析の7アクション

ひとくちメモ

偉人HendersonとHasselbalch

pHを決定する因子とその解析

重症代謝性アシドーシスの原因

低アルブミン血症での補正AG

「AG上昇の代謝性アシドーシス」をきたす病態はKUSSMAL

代謝性アシドーシスを見抜く"ゴロ合わせ集"

下痢では尿AGは陰性となる

SpO2値からのPO2値の推測

アシデミアで血清K値が上がる理由

偽性低アルドステロン症の分類

尿中CI濃度からみえること

静脈血サンプルの空気混入の影響

重症化するaHUSの原因

静脈血での血ガス分析

BEと"アストラップ"

COPDでの慢性呼吸性アシドーシス

希釈性アシドーシスを防ぐには

■ 特記事項

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