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  • やさしく学べる がん免疫療法のしくみ

やさしく学べる がん免疫療法のしくみ

  • ISBN : 9784758120715
  • ページ数 : 75頁
  • 書籍発行日 : 2016年10月
  • 電子版発売日 : 2016年10月14日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥2,750 (税込)
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商品情報

第4のがん治療として注目高まる「がん免疫療法」の入門書!

本書は、どうしても難解なものになりがちながん免疫療法について、できるだけ平易な言葉を用いてわかりやすく解説し、その基本的なしくみと現在の課題、そして将来展望をやさしく学べる手引書として作られました。
がん抗原とは?抗PD-1抗体はなぜ効くの?などの基本知識を、豊富なイラストとともにやさしく、正しく解説します。

■ 序文

はじめに

がんに対する免疫療法と聞いて、皆さんはどのようなイメージをもたれるでしょうか。「自分自身の免疫力を利用するので、副作用がない素晴らしい治療」というイメージかもしれませんし、逆に、「明らかな効果がないのに一般に広まっている、あやしい治療」というものかもしれません。がん免疫療法という広範で複雑な治療法にはいろいろな側面がありますので、多くの異なるイメージをもたれるのは当然のことです。

ただし、ひとつ確実に言えることは、がんに対する免疫療法が近年大きく進歩し、治験とよばれる厳密な臨床試験をパスして医薬品として承認されたものが出てきた、ということです。免疫チェックポイント阻害剤(抗PD-1 抗体)と呼ばれる薬剤が優れたがん治療効果を示す、という話題を耳にされた方も多いと思います。もちろんすべてのがんに効くわけではありませんし、副作用などいろいろな問題もあります。そういう意味では、がんの免疫療法はますます複雑で理解しにくいものになったのかもしれません。また、免疫学にはリンパ球や樹状細胞など多くの登場人物があり、それらがお互いに影響し合うため、とても複雑な学問と言えます。がんの生物学についても、がん種や患者さんごとに異なる遺伝子変異などの難しい特徴があります。難しい疾患を免疫という難しいシステムで治療 するわけですから、最新のがん免疫療法に関する書籍はどうしても難解なものになりがちです。

そこで本書は、今後のがん治療のひとつの柱となりうる免疫療法をできるだけ平易な言葉を用いてわかりやすく解説し、その基本的なしくみと現在の課題、そして将来展望をやさしく学べる手引書として作られました。

がんという病気はとても治療が難しい疾患です。予防のための医学研究や早期発見のための技術も日々進歩していますが、残念ながら我が国においてがんで死亡する患者さんの数は年々増加しています。読者の皆さんのご家族やお知り合いの方にも、がんと闘っている方がいらっしゃるかもしれません。私は医師としてがん患者さんを診療した経験から、何とかしてもっと効果的で新しい治療法を開発できないか、がんと生体が共存できる状態を作れないか、との思いからがん免疫学の研究を始め、20 年以上続けてきました。がん免疫療法の歴史には多くの光と影がありますが、科学的根拠に基づき、統計学的にも効果が認められる治療法がやっと確立されつつあります。

この潮流を絶やさず、さらに進展させるためにも、がん免疫療法について正しく理解することはとても重要なことです。本書がその一助になればこの上ない幸せです。

2016年9月

初秋の日差しに包まれた免疫学教授室にて

玉田 耕治

■ 目次

プロローグ─「がん免疫療法」って何ですか?

まずは「がん免疫療法」の定義から

簡単に、免疫学のおさらいをしましょう

がん免疫療法の効果の鍵は、がんに対する特異性

第1章 がんと免疫の関係

keywords... がん化のしくみ、T細胞によるがん監視機構、がん微小環境における免疫抑制

私たちの体では毎日無数のがん細胞が生まれている

T細胞は「がん抗原」を認識してがん細胞を攻撃する

がん細胞はどのように免疫監視機構をすり抜けるのか?

がん微小環境における免疫抑制のしくみ

第2章 免疫チェックポイント阻害剤のしくみ

keywords... 抗PD-1/PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、副作用(自己免疫疾患様症状)、効果予測(PD-L1の発現、T細胞浸潤、ネオアンチジェン)

免疫チェックポイント分子はT細胞の暴走を抑えるために存在している

抗PD-1/PD-L1抗体や抗CTLA-4抗体はT細胞のブレーキを解除する

なぜ免疫チェックポイント阻害療法が注目されているのか?

免疫チェックポイント阻害療法の副作用

免疫チェックポイント阻害療法の効果をいかに予測するか?

第3章 エフェクター細胞療法のしくみ

keywords... 養子免疫療法、免疫細胞療法、末梢血リンパ球、TCR-T細胞療法、CAR-T細胞療法、血液がん、副作用(サイトカイン放出症候群、on-target off-tumor効果)

免疫細胞を"とって・増やして・戻す"治療法

TCR-T細胞療法、CAR-T細胞療法のコンセプト

TCR-T細胞療法、CAR-T細胞療法の治療効果と課題

TCR-T細胞療法、CAR-T細胞療法の副作用

エフェクター細胞療法を"off-the-shelf"にするために

第4章 がんワクチン療法のしくみ

keywords... 共通抗原、CT抗原、ペプチドワクチン、Toll様受容体(TLR)、アジュバント、樹状細胞ワクチン、ネオアンチジェン

がん抗原とは? がんワクチンとは?

がん免疫アジュバントは自然免疫系を介してT細胞の活性化を助ける

樹状細胞は"プロフェッショナル"な抗原提示細胞

ネオアンチジェンを用いた次世代がんワクチン

がんワクチンの問題点と今後の課題

第5章 複合的がん免疫療法のしくみ

keywords... 免疫チェックポイント阻害剤、ペプチドワクチン、エフェクター細胞療法、分子標的薬、抗がん剤、放射線療法、外科手術、安全性

がん免疫療法どうしの組み合わせ

がん免疫療法と他のがん治療法との組み合わせ

複合的がん免疫療法の課題

エピローグ─がん免疫療法の発展に向けて

いかに治療効果を高め、副作用を低減させるか?

がん免疫療法の個別化に向けて

がん免疫療法の治療効果をどのように判断するか?

新しいテクノロジーとの融合

■ 特記事項

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