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OS NEXUS14 脊椎手術と合併症 回避の技とトラブルシューティング

  • ISBN : 9784758313933
  • ページ数 : 178頁
  • 書籍発行日 : 2018年4月
  • 電子版発売日 : 2018年9月28日
  • 判 : A4判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥11,000 (税込)
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商品情報

脊椎手術の合併症とトラブルに対する対処法がよくわかる脊椎外科医必読の書

No.14では,脊椎手術で起こりうるさまざまな合併症に対する回避の技,トラブルに対する対処法を取り上げました。
Ⅰ章「合併症回避の技」:体位によって惹起される皮膚・視覚・神経障害を回避するための方法から始まり,スクリューの挿入やロッド設置時に陥りやすいトラブルや,脊椎手術にまつわる各種合併症を回避するためのテクニックを解説。
Ⅱ章「トラブルシューティング」:起こってしまったトラブルに対するリカバリーのテクニックや対処法を各トラブルの項目ごとに分けて詳述。

>『 OS NEXUSシリーズ一覧』はこちら

■ 序文

このたび,『OS NEXUS』No.14を上梓させていただいた。私が編集委員の脊椎担当に任命され4冊目となる。5冊で完結を考えテーマを考案した。まず,除圧編(No.2),固定は基本手技(No.6)と匠の技(No.10)の2編に分けた。そして今回は,合併症である。最高の手術をしても合併症が生じれば,治療成績も不良となる。起こりうる合併症を理解し,それを攻略する必要がある。

かつて古代中国には3兄弟の名医がいた。


Good doctor:困難な病を確実に治療する

Better doctor:困難な病を早期発見し早期治療する

Best doctor:病を起こさないような予防法に長けている


この話は合併症対策にもつながる。どんな大きい合併症が生じても,リカバリーできるGood doctor,生じた合併症を早期に発見し小さい治療でリカバリーできるBetter doctor,そして,生じる合併症を熟知し,合併症予防対策が完全なBest doctor。今回はこれらを念頭に構成した。

Best doctorに必要な合併症回避の技を12名のスペシャリストの先生方から執筆いただいた。脊椎手術は基本,腹臥位で行われるため,体位による合併症回避から手術は始まる。われわれが最も危惧する一般的合併症は感染と血腫である。術中・術後の細やかな配慮で回避を行う。低侵襲手技としては,内視鏡手術(PED&MED)特有の合併症の説明とその回避術を,BKPで最も問題となるセメントリーク回避術を解説していただいた。近年のトピックスである脊柱固定に伴う特有の合併症として,後頭−頚椎後方固定で生じる呼吸・嚥下障害回避の技,PPS特有の合併症回避の技,MISt手術でのケージ挿入に特有な合併症とその回避法,そして,骨粗鬆症脊柱変形矯正で生じやすいPJK/PJF回避の技も取り上げた。特殊な例として,透析脊椎手術の合併症と回避の技についても取り入れた。特に合併症が生じやすいのは後方再手術である。瘢痕の中を安全に進入する手技を習得することは必須である。

Better doctor & Good doctorに必要なトラブルシューティング習得については,5名のスペシャリストの先生方から極意と匠の技を解説していただいた。術中合併症として代表的なものは硬膜損傷である。2種類の修復法を紹介した。固定術の問題点としては,PJK/PJF,ロッド折損,感染であろう。これらの合併症にも的確に対応できる手技が解説されている。

脊椎手術には一定の頻度で合併症が生じているのが現状である。良好な手術成績を安定的に収めるには合併症回避,および完璧なトラブルシューティングが必要である。今回の17項目を読み返すと,過去にない大変豊富な内容となったことを確信し,編集者として喜ばしい限りである。本号を熟読し,読者の皆様が脊椎合併症に造詣の深いGood,Better & Best doctorになられることを希望している。


2018年3月

桜満開目前の徳島にて
徳島大学大学院医歯薬学研究部運動機能外科学教授
西良 浩一

■ 目次

Ⅰ 合併症回避の技

腹臥位手術(体位)による合併症の回避

後頭−頚椎固定術後に起こる呼吸・嚥下障害の回避

腰椎後方手術で起こる硬膜外静脈叢出血対策

X線透視下における高位別PPS挿入法と関連する合併症の回避

MIStにおける椎体間ケージ設置法(PLIF,TLIF,LLIF)と合併症の回避

TF-PELDのアプローチに起因する神経損傷の回避

MED&MELの合併症の回避

Balloon kyphoplasty(BKP)における骨セメント漏洩の回避

透析脊椎症手術における合併症の回避

PJKとPJF(後弯矯正術)の回避

同部位椎間板再発ヘルニアの再手術

腫瘍脊椎骨全摘術(TES)における感染の回避

Ⅱ トラブルシューティング

髄液漏を防ぐための硬膜修復術

MED法による硬膜損傷パッチテクニック

PJKとPJF(後弯矯正術)のリカバリー

ロッド折損時のリカバリー手術

脊椎instrumentationの術後感染対策

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