新NS NOW 8 脳神経外科手術のコンパス

  • ページ数 : 216頁
  • 書籍発行日 : 2016年12月
  • 電子版発売日 : 2019年2月1日
¥12,100(税込)
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商品情報

内容

モニタリングなくして脳神経外科の手術なし

No.8では「モニタリング」をテーマに取り上げている。モニタリングとは文字どおり脳の反応をリアルタイムでモニタすることである。これにより手術が「取り返しのつかない」段階に進んでしまうのを予防する。脳神経外科のあらゆる手術において,決して欠かすことのできない手技である。本書では,1章でモニタリングの基礎と現在の環境を,2章では脳神経外科の各種手術にモニタリングをどう用いて,どう安全につなげていくかについて解説している。

新NS NOWシリーズ

序文

本書は題して『脳神経外科手術のコンパス 術中機能・画像情報モニタリングマニュアル』である。モニタリングは脳神経外科手術のコンパスであると思う。安全な道を示し,さらに自分達の現状がどのような状況であるのかを示してくれる。われわれが生きるのにいつも空気を必要とするように,また船が航海に出るときにコンパスが必須なように,手術にモニタリングは必須のものであると考える。

モニタリングとは脳神経外科の世界では主に電気生理学的な機能モニタリングを指すが,実際には術中画像等を含む,総合的脳神経外科手術モニタリングのことを指す。さらに広くとらえれば,手術麻酔はもちろん,全身のバイタルや電解質,酸素飽和度,脳の覚醒状況,筋弛緩の状況などのモニタリング下に行われるわけであり,また綿片やペアンなど手術機材・機器の管理・トレースも重要なモニタリングといえる。学生や見学者を含む手術室内の人間,機材がどのように動くか,粉塵,細菌などの空気汚染などをモニタリングすることも医療安全を向上するうえではきわめて重要なこととなる。

本書では脳神経外科の領域の重要な課題である機能と画像のモニタリングに主な焦点を当てて執筆をお願いした。できる限り実臨床に役立つために,理論に重きをおかず,実際の症例やモニタリング方法をわかりやすく示してもらうようにした。一方でMEPに代表されるモニタリングを日常の道具として正しく用いるためには,ある程度の理論的背景の理解が必要である。明確に解明されていることは案外少ないが,特に運動伝導系についての基礎知識を谷口 真先生が見事に書き記してくださっている。

今後の方向性として,機能モニタリングや画像モニタリングにおいても,標準的な方法の確立,客観的な評価方法を確立していく必要がある。

本書が明日の脳神経外科の安全性を高めるために役に立てれば幸いと思う。


2016年10月

日本医科大学大学院脳神経外科大学院教授
森田 明夫

目次

Ⅰ 総論

術中機能・画像モニタリングの意義と展望

運動誘発電位を用いた術中モニタリングに必要な解剖知識

脳機能モニタリングのピットフォールとその対策

画像モニタリング 術中MRIのピットフォールと有用性

Hybrid ORの真価

脳神経外科手術におけるエコーの使用のコツ

誰もができる機能画像・術中モニタリング

モニタリング手技と電気生理

脳機能マッピングからbrain machine interfaceへ

Ⅱ 各論

脳血管手術におけるモニタリング

悪性脳腫瘍(グリオーマ)手術のモニタリングと覚醒下手術

小脳橋角部腫瘍手術のモニタリング

頭蓋底手術における術中モニタリング

てんかん手術のモニタリング

定位・機能神経外科手術とモニタリング

脊椎手術のモニタリング

末梢神経手術のモニタリング


コンパクトモニタリング指標 日本医科大学版


シリーズ わたしの手術記載

①脳動脈瘤クリッピング

②小児小脳腫瘍

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書籍情報

  • ISBN:9784758315685
  • ページ数:216頁
  • 書籍発行日:2016年12月
  • 電子版発売日:2019年2月1日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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