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  • これから始めるPCI 改訂第2版

これから始めるPCI 改訂第2版

  • ISBN : 9784758319591
  • ページ数 : 292頁
  • 書籍発行日 : 2019年9月
  • 電子版発売日 : 2019年12月20日
  • 判 : A4判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥7,150 (税込)
ポイント : 130 pt (2%)

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商品情報

カテーテル治療は循環器疾患に対する主軸を担っており,多くの医師が手技を行っている。また,各種デバイスの開発や低侵襲の進歩により,心臓カテーテルに関わる医師はさらに増加し,多くの循環器分野の新人医師は確実な技術,知識の習得が必須となってきている。しかし,多くの新人医師が先輩医師から技術を学んでいるとはいえない現状がある。
そこで本書では,PCIを新たにはじめる際に必要な基礎知識,ガイディングカテーテル,バルーン,ステントの構造や選択方法,穿刺方法等をイラストと画像を用いて平易に解説。また,FFR/iFRによる虚血評価,OCTやIVUSなどのイメージングモダリティ,さまざまなテクニックについても触れ,PCIを行ううえで必ず考えなければならない合併症についても触れている。
PCIの実践的入門書として役立つ1冊である。

■ 序文

はじめに

本書は,PCIを始める際に知っておくべき最低限の知識が得られるように,文章はなるべく簡潔に,画像を多く取り入れ,<わかりやすさ>を最重視して企画・編集されました。手技を行ううえで,頭で覚えるよりも,目でみて感覚的に理解したほうが役に立つでしょう。PCIライブも数多く行われている現在,優れた術者が行う手技で透視上のワイヤーの動き,バルーンのデリバリー,ステントの拡張などをみることは可能です。ただし,初心者に必要なガイディングカテーテルの形状やガイドワイヤーの選択方法,デバイスの構造,さまざまなテクニックの原理などを理解するためには,シェーマや手元の画像写真などのほうがはるかに優しいと思われます。

PCIの基礎知識に始まり,各デバイスの構造,選択および操作方法,さらにPCIの補助ツールとして必要なイメージングモダリティについて解説し,終盤の章には,知っておくべき合併症とその回避方法を入れました。さらに,今回は,初版刊行からの約6年の間に使用可能となったデバイスについて,最終章に<新しいデバイス>を加え,可能な限り,最新の話題も取り入れました。今までにない体裁の本であり,ご執筆いただいた各先生方には色々と工夫して表現していただいております。

本書が,<これからPCIを始める先生方>のお役に立てれば幸いです。また,PCIは術者を支えてくれるメディカルスタッフの方々の働きも大切であり,そのためにわれわれがどのようなデバイスを,どのような考えで使っているのかをメディカルスタッフの方々に理解していただく必要があります。ぜひ本書を使って,若い先生方,メディカルスタッフの方々に一緒に勉強していただければと思います。

最後に,お忙しいなか,この企画にご協力いただき,ご執筆をいただきました先生方に心より感謝申し上げます。


令和元年8月吉日

心臓血管研究所付属病院循環器内科部長兼冠動脈疾患担当部長
及川 裕二

■ 目次

Ⅰ PCI前の基礎知識

1.PCIってなに?

PCIの適応疾患

PCIの手順

2.PCIに必要な設備およびスタッフ配置

PCIに必要なスタッフ

PCIに必要な設備

PCIに必要な機器とスタッフの役割

Ⅱ アプローチ部位の選択

1.大腿動脈アプローチの利点と欠点

大腿動脈アプローチの利点

大腿動脈アプローチにおけるガイディングカテーテルの操作方法

大腿動脈アプローチの欠点

腸骨動脈・大動脈の蛇行

2.橈骨動脈アプローチの利点と欠点

橈骨動脈アプローチの利点

TRIの有用性と適応

TRIにおけるガイディングカテーテルの選択と操作

7Fr TRIの実際

slender PCI

急性心筋梗塞におけるTRIの利点

Ⅲ ガイディングカテーテルの選択

1.右冠動脈

右冠動脈に使用されるガイティングカテーテルの種類

JRの使用

ALの使用

ILを右冠動脈に使用した症例

IFLを右冠動脈に使用した症例

右冠動脈左バルサルバ洞起始の症例

右冠動脈の派生

右冠動脈左バルサルバ洞起始でJLを使用した症例

右冠動脈近位部の慢性完全閉塞(CTO)病変の症例

2.左冠動脈

ガイディングカテーテルを選択する際に考慮すべきこと

左冠動脈に使用されるガイディングカテーテルの種類

病変部位別の実際のガイディングカテーテルの選択

JLタイプ,バックアップタイプ,ALタイプが適した各症例

Ⅳ ガイドワイヤーの構造と選択,シェイピングのコツ

1.ガイドワイヤーの構造と選択,シェイピングのコツ

ガイドワイヤーの分類

各種ガイドワイヤーの先端荷重・サポート値

シェイピング法

Ⅴ バルーンカテーテルの構造と病変に適した選択法

1.バルーンカテーテルの構造と病変に適した選択法

バルーンの構造と種類

病変によるバルーンの選択

Ⅵ ステントの構造と種類

1. ステントの構造と種類

知っておくべき歴史と開発の方向性

XIENCE Sierra®

SYNERGYTM

BMX-J®

Resolute OnyxTM

Ultimaster

BioFreedomTM

Orsiro

Ⅶ イメージングモダリティ

1.IVUS

治療前のIVUSチェック項目

ステント留置時のIVUSチェック項目

ステント留置後のIVUSチェック項目

2.OCT/OFDI

心臓のイメージングモダリティ

OCT/OFDIとは:IVUSとの比較

OCTの臨床応用

3.PCI手技中におけるFFR/iFR測定の意義

PCI適応決定の際に重要なこと

FFRとiFRの違い

FFRとiFR測定における注意点

最大充血時(FFR計測時)と安静時(iFR計測時)の病変を通過する血流の違い

PCI 施行時の支援ツールとしてのiFR の活用

治療後のFFR とiFR の乖離をどう考えるか

LMTやLAD近位部病変の評価

iFR とそのほかの安静時指標

Ⅷ マイクロカテーテル

1.マイクロカテーテル

マイクロカテーテルの基本

一般的なマイクロカテーテルの使用目的

特殊なマイクロカテーテル

Ⅸ ロータブレータ

1. ロータブレータ

ロータブレータの目的

ロータブレータの手技

合併症の予防と対応

入口部病変

側枝保護目的でのアブレーション

Ⅹ 血栓吸引デバイスおよび末梢保護デバイス

1. 血栓吸引デバイスおよび末梢保護デバイス

血栓吸引デバイス

末梢保護デバイス

Ⅺ さまざまなテクニック

1.マイクロカテーテル抜去(南都法,トラッピングテクニック,エクステンションワイヤー)

南都法(南都抜き)

トラッピングテクニック

エクステンションワイヤー

2-①. デバイス挿入困難回避法:ガイドエクステンションの紹介および使用方法

ガイドエクステンションとは

ステント通過困難時の対処

ガイドエクステンションの種類

rapid exchange型

over the wire型

2-②.デバイス挿入困難回避法:Tornus

Tornusとは

Tornus Proとマイクロカテーテルの比較

Tornus Proの安全装置

Tornusの進め方

Tornus使用上の注意点

2-③.デバイス挿入困難回避法:buddy wire

屈曲病変に対する冠動脈伸展

石灰化病変に対するスリップ効果

バイアスの変更効果

buddy wireによるステント留置のpitfall

2-④.デバイス挿入困難回避法:アンカーテクニック

アンカーテクニックとは

アンカーテクニックの方法

特殊なアンカーテクニック

アンカーテクニックを安全に行うために

3.分岐部病変に対するステント留置法

分岐枝病変とは

ステント治療の手順

Ⅻ 知っておくべき合併症およびその回避法

1.冠動脈穿孔

冠動脈穿孔の種類

ガイドワイヤーによる冠動脈穿孔

バルーンやステント拡張時,ロータブレータ使用時の

冠動脈穿孔

2.no reflow / slow flow

no flowの重要性

no reflowとは

血管内イメージングによるno reflow発生予測

no reflowの予防法と生じた場合の対処法

ケースカンファレンス

3. 異物回収法

ステントの脱落を引き起こしやすい状況

ワイヤーが離断しやすい状況

脱落したステントへの対処

異物の捕捉

異物の回収

体外への抜去

4. IVUSスタック

IVUSカテーテルの先端構造

IVUSスタックの機序

IVUSとガイドワイヤーのたわみ・絡みによるスタックと

対処法

ガイドワイヤーエグジットポートの引っ掛かりによるスタックと

対処法

IVUSトランスデューサ自体のウェッジによるスタックと

対処法

5. ロータブレータスタック

ロータブレータスタックとは

非外科的な対処法

そのほかの対処法

ⅩⅢ 新しいデバイス

1. DCA(方向性冠動脈粥腫切除術)

DCAの必要機材と構造

セットアップ方法

基本的使用方法

適応となる病変

DCAで特に注意を要する合併症

2. エキシマレーザー

ELCAの必要機材と構造

セットアップ方法

基本的使用方法

適応となる病変

合併症とその対応

3.DCB(薬剤コーテッドバルーン)

知っておくべき歴史と開発の方向性

基本構造

適応となる病変

使用上の注意点

4. ダイアモンドバック

構造と使用方法

ロータブレータとの違い

実際どのようなシチュエーションで使用するか

使用上の注意点

■ 特記事項

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