免疫染色究極マニュアル

  • ページ数 : 368頁
  • 書籍発行日 : 2019年5月
  • 電子版発売日 : 2019年5月29日
¥10,120(税込)
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商品情報

内容

病理診断における重要性がますます高まっている免疫染色の実践的なマニュアルが遂に完成!

・染色技術・理論をまとめた技術編と、臓器別に抗体を比較しつつ診断のポイントを的確にまとめた診断編の二部構成で、免疫組織診断に必須の情報を集約。

・それぞれの項目は2〜4ページほどで完結させ、現場で使いやすい・探しやすい体裁とした。

・染色写真を豊富に掲載し、抗体は比較表でまとめ、視覚的に理解できる誌面とした。

序文

現在の病理診断にとって免疫染色が必須のものとなっていることは改めて説明の要はない.一方で,毎月のように新たな抗体が登場し,有用性や意義に関しても日々,アップデートがなされている状況である.これまで,病理診断学に関する優れた書籍が多数出版されてきている.一方で疾患別・臓器別に,その免疫組織学的所見を記載した教科書は和洋,無数に存在している.その中で本書は,目的別に免疫組織学をどのように応用するか,特に実践的な教科書を世に出したいと思い,この度の出版となった.

本書は,日常的に病理診断に関わる全ての医師・臨床検査技師に有用性が感じられるよう,技術,診断学を含め,幅広い免疫組織学的な知識を掲載している.執筆にあたっては全国のエキスパートに依頼し,最先端の免疫組織学的診断学が学べるようになっている.日常的に用いることができるよう,ややコンパクトな書籍とし,わかりやすく見やすいレイアウトを心がけた.実際の染色例とともに,鑑別表などが多く掲載され,極めて実践的な内容になっているはずである.特に,日常的に問題となる事項,特に代表的な疾患間の鑑別に重点を置き,最新の抗体を含めた鑑別法が多数記載されている.

また,免疫組織診断学には限界もあることも知るべきである.病理診断学はやはりH&E 染色を中心とする形態的診断学である.免疫組織診断学は,その陽性・陰性の組み合わせから非常に容易に正しい診断に到達できると思われがちであるが,当然そうならないことは病理医であれば知っているはずである.時にその有用性ばかりが強調されがちな免疫組織学であるが,本書では可能な限りその「落とし穴pitfall」を各項目に掲載した.必ずこの項に目を通し,正しい診断を行うようお願いしたい.

免疫組織学に特に興味をもつ私自身にとっても非常に有用なものとなったと自負している.数多くの病理標本と格闘し鑑別に悩む病理医の皆様は,是非本書を常に顕微鏡の横に置いていただき,診断の一助となることを願ってやまない.


2019年4月

伊藤 智雄

目次

Ⅰ 技術編

1 免疫染色の原理

2 抗体の選定

3 染色の実際

4 精度管理

5 抗体の基本

Ⅱ 診断編

1 リンパ節

2 骨髄

3 鼻咽頭

4 口腔

5 唾液腺

6 呼吸器・胸膜・縦隔

7 食道

8 胃

9 小腸

10 大腸

11 肝・胆

12 膵臓

13 腎

14 膀胱・前立腺

15 甲状腺

16 下垂体腺腫/副甲状腺腺腫・癌/副腎皮質腫瘍/褐色細胞腫・パラガングリオーマ

17 乳腺

18 皮膚

19 生殖器

20 脳神経

21 骨軟部

22 小児

23 原発不明癌

24 細胞由来不明腫瘍

25 糸球体疾患

26 移植

27 炎症その他

28 コンパニオン診断

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書籍情報

  • ISBN:9784765317825
  • ページ数:368頁
  • 書籍発行日:2019年5月
  • 電子版発売日:2019年5月29日
  • 判:B5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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