頭頸部画像診断に必要不可欠な臨床・画像解剖

  • ページ数 : 240頁
  • 書籍発行日 : 2015年4月
  • 電子版発売日 : 2015年4月15日
¥5,610(税込)
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商品情報

内容

臨床医学雑誌「画像診断」の臨時増刊号が、待望の単行本化!
さらに、早くも電子版となり登場!!

頭頸部の各領域において臨床上、重要とされる解剖学的構造を取り上げ、臨床解剖、画像解剖と共に臨床的意義を強調。たとえ細かい解剖であってもその重要性を理解できるように工夫された専門解説書です。

※内容の一部に、電子版では非掲載の画像がございます。予めご了承ください。

序文

序 文

本書は,私が編集させていただいた2004 年11 月号・12 月号「画像診断」の同タイトルでの特集をもとに,編集室・編集委員会からのご提案により2011 年に臨時増刊号が出され,さらに今回単行本としての発刊に至ったものである.したがって,「画像診断」特集号の発刊からは10 年以上が経過したことになる.今回の単行本化は臨時増刊号の在庫が尽きたことによるものであり,解剖は画像診断において普遍的なテーマであるとはいえ,これだけの長い期間にわたり多くの画像診断医のニーズに応えてこられたことは,ひとえに質の高い内容でご執筆いただいた先生方の熱意とご努力によるもので,編者にとっても大きな喜びとするところである.

以下,2011 年の臨時増刊号での序文を引用する.

 「頭頸部は一般に(少なくとも私の所属するJ 医科大学では)多くの画像診断医から避けられる傾向にあるが,これは解剖の複雑さが要因のひとつである.その一方,病変の局在・進展範囲,治療計画,病変と術中の解剖学的指標との位置関係の把握などにおいて,解剖学的知識・理解が必要不可欠な領域である.

そこで,どのように頭頸部画像解剖を学習・理解するかが重要となるが,系統解剖の正書では臨床的重要性と無関係な記述となる.また,アトラス的要素の強い断層画像に無数の線と解剖名の入った詳細な頭頸部画像解剖の図書は散見されるが,結局は絵合わせに終わることもしばしばである.そこで本号では,臨床を熟知した頭頸部画像診断医の先生方に,豊富な経験をもとに臨床上重要と判断される代表的な解剖学的構造(一部では正常変異)を取り上げ,臨床解剖,画像解剖とともに臨床的意義を強調することにより,たとえ細かい解剖であっても読者がその臨床的重要性を十分に認知・理解できるように解説いただいた.重要な解剖学的構造のスポット的解説であり,包括的記述でない点はご了解いただきたい.ただし,必要な項目のみに焦点を当てた記述は,(教科書と異なる)本号のような専門解説書の特徴(利点)であることも強調させていただきたい.」

2004 年の特集で取り上げた眼窩,鼻副鼻腔,頭蓋底,側頭骨,耳下腺,上・中・下咽頭,口腔,喉頭,頸部軟部組織・深部組織間隙に加えて,2011 年の臨時増刊号では脳神経,頸部リンパ節を追加し,より包括的な頭頸部画像解剖解説書となった.今回は基本的には2011 年臨時増刊号での内容を踏襲し,一部で画像,シェーマなどの入れ替えを行った.

最後に本書発刊に当たり,企画をご提案いただいた編集室・編集委員会,特集号・増刊号でご執筆いただいた先生方に改めて深謝する.


2015年3月

東京慈恵会医科大学放射線医学講座

尾尻 博也

目次

1 眼 窩

2 鼻腔・副鼻腔の正常解剖

3 鼻腔・副鼻腔の正常変異

4 脳神経

5 頭蓋底

6 側頭骨

7 側頭骨

8 耳下腺

9 上咽頭

10 中咽頭

11 口腔,口腔底

12 下咽頭・喉頭領域

13 頸部軟部組織・深部組織間隙

14 頸部リンパ節

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書籍情報

  • ISBN:9784059147664
  • ページ数:240頁
  • 書籍発行日:2015年4月
  • 電子版発売日:2015年4月15日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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