冠動脈疾患の解剖学・機能的診断法の現状と将来
Ⅰ.狭心症
1.Balanced ischemiaと考えられる1例
2.負荷心筋シンチグラフィを施行したが,非梗塞領域の虚血評価に苦慮した1例
3.心エコーにてCFRの低下を認め,PCIを施行した1例
4.ドブタミン負荷エコーが冠動脈疾患の診断に有用であった1例
5.治療方針を立てる際にFFRctが有用であった1例
6.冠動脈CTで狭窄部位を診断した狭心症の1例
7.心臓MRAで冠動脈瘤の経過をみた1例
8.陽性リモデリングをきたした冠動脈病変から発症した急性下壁心筋梗塞の1例
9.OCTガイドによりステントを留置した1例
10.慢性完全閉塞に対するPCI時,OCTで特殊な管腔構造が認められた1例
11.ベアメタルステントの再狭窄病変に対してOCTを用いて治療した1例
12.左冠動脈主幹部狭窄病変の評価にFFRとIVUSが有用であった1例
13.iFRを用いて冠動脈の連続病変に対する治療方針を決定した1例
14.冠攣縮誘発試験にて冠攣縮性狭心症と診断された1例
15.SPY システムを用いてCABG術中にグラフト評価を行った1例
16.CABG 後に鎖骨下動脈狭窄症を発症した1例
Ⅱ.不安定狭心症
1.MDCT検査で確定診断に至った非典型的胸痛を有した1例
2.2Dスペックルトラッキング法による心筋ストレイン解析により左室壁運動を評価した1例
3.心臓MRI-T2強調画像にて浮腫を認めた重症心筋虚血の1例
4.複数の狭窄病変の中からOCTで責任病変を同定し得たACS 症例
5.MDCTにて不安定プラークを認めた1例
6.IVUSで脆弱性プラークを疑われた1例
7.VH-IVUSでvulnerable plaqueを同定した1例
8.多発性の不安定プラ-クを有したACS症例
9.NIRS-IVUSでno-reflow現象を予測し得た1例
10.OCTとIVUSで特発性冠動脈解離と診断された1例
Ⅲ.急性心筋梗塞
1.プラーク破裂が原因と考えられた急性心筋梗塞の1例
2.OCTでびらんが一因と考えられた1例
3.OCTでcalcified noduleを認めた急性心筋梗塞の1例
4.微小循環障害により慢性期に左室リモデリングをきたした急性心筋梗塞の1例
5.初期再灌流治療に成功するも下壁にMVOをきたした1例
6.遅延造影心臓MRIにより下壁の貫壁性梗塞を認めた1例
7.右室梗塞を合併した急性下壁心筋梗塞の1例
8.乳頭筋断裂による重度の僧帽弁逆流を合併した急性下壁心筋梗塞の1例
9.心エコー図検査が心室中隔穿孔の発見に有用であった1例
10.心破裂を心エコー図検査で早期診断した1例
11.心筋梗塞合併症である下壁仮性瘤を異なるモダリティで確認した例
12.ステント留置2週間後にステント血栓症による再閉塞をきたした1例
13.DES留置6年後に発症したstent malappositionが原因と考えられるvery late stent血栓症の1例
14.DES 留置8年後に発症した新生内膜の動脈硬化性病変が原因と考えられるvery late stent血栓症の1例
15.下壁心筋梗塞にischemic MRを合併した1例
16.AMI後,心筋viabilityの残存がないと考えられた1例
17.心室瘤と心室内血栓を合併した前壁中隔心筋梗塞の1例
18.陳旧性前壁中隔心筋梗塞に起因する薬剤抵抗性心室頻拍に対してアブレーションを施行した1例
19.CABG後にICD植込み,さらにCRT-Dへのupgradeが必要であった1例
Ⅳ.診断技術の概説
1.冠動脈造影
2.IVUS, VH-IVUS, iMAP, IB-IVUS
3.OCT
4.NIRS-IVUS
5.FFR
6.iFR
7.CFR
8.冠動脈CT
9.冠動脈・心臓MRI
10.心エコー
11.心筋シンチグラフィ
12.3Dマッピングシステム
索引