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X線と内視鏡の比較で学ぶH.pylori胃炎診断 ―新時代の胃がん検診を目指して

  • ページ数 : 168頁
  • 書籍発行日 : 2018年4月
  • 電子版発売日 : 2019年1月11日
¥5,500(税込)
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商品情報

内容

「ピロ研」編集の,X線と内視鏡による背景胃粘膜診断テキストの決定版!

本書は「ピロリ菌感染を考慮した胃がん検診研究会」編集による背景胃粘膜診断テキスト.読者には「1章 診断法」でピロリ菌感染診断の知識について学んだ上で,ぜひ「2章 症例提示」で「ピロ研」名物の参加型の演習コーナーを紙上体験していただきたい.「3章 今後の展開」では胃がん検診の課題と今後の方向性について詳細に解説される.胃がん診断・ピロリ菌感染診断に携わる,消化器内科医,検診医,放射線技師,必携の1冊.

序文

巻頭言

ヘリコバクター・ピロリ(Hp)が胃がんの主因として認識され,「Hp感染を考慮した胃がん検診を行うべき」との考えから,全国から有志が集い,2013年「ピロリ菌感染を考慮した胃がん検診研究会(略称:ピロ研)」が誕生した(ピロ研ホームページ参照).同年Hp感染性胃炎に対しても除菌が保険適用になり,除菌により胃がんの一次予防の道が開けた.あとは感染者を発見して除菌に誘導することと,過去の感染者に定期的胃がん検診を受けてもらえれば効率的な二次予防になる.

しかし,感染があるにもかかわらず,自分が感染者だとは知らされず,除菌せずに毎年検診を受けているだけの人がまだ多くいる.幸い除菌療法を受けたとしても,胃がんリスクが残っていると知らされず検診を定期的に受けていない人もいると思われる.また,そもそも胃がん検診を受けていない人が50〜70%ぐらいいるという(国民生活基礎調査では,30〜50%の人が1年以内に胃の検査を受けたという).一方,Hpに一度も感染したことのない未感染者が増加している.このような人は胃がん低リスクなので毎年検診を受けなくてよいかもしれない.

このように,世の中には定期的検診を積極的に受けるべき人とあまり頻繁に受けなくてもよいかもしれない人がいる.それなら対象者を2つの集団に分ければかなり効率的な胃がん検診・胃がん死予防システムが構築できるであろう.しかも,胃がん低リスクの人に毎年検診を受けなくてよいとすると不要なX線被曝や内視鏡検査の機会を減らし,検診にかかる費用を減らすことも可能で,医療経済的にもメリットがある.

そこでピロ研は,発足以来「Hp感染を考慮した胃がん検診と効率的な胃がん死予防システムの構築」を目標に研究および教育活動を続けてきた.2016年に胃がん検診として内視鏡検診が認められたこともあり,今回,これまでの知見をまとめ,X線と内視鏡,および血液検査などの所見を総合し,「Hp感染を考慮した背景胃粘膜診断」の啓発本を作成することにした.この本の基本コンセプトをぜひご覧いただきたい.本書を読み,それぞれの場面で活用し,少しでも多くの胃がん死を減らすよう活動していただけたらありがたい.

本書の企画に賛同し寄稿してくれたピロ研世話人各位,文光堂さん,そして忙しい中たいへんな編集の労をお取りいただいた寺尾秀一先生と山道信毅先生に深謝する.


2018年2月

ピロリ菌感染を考慮した胃がん検診研究会 代表世話人
中島 滋美

目次

推薦のことば

巻頭言

1章 診断法

1.血清Hp抗体,ペプシノゲン法の概要

2.X線によるHp感染状態(未・現・既感染)の判定方法

1)対策型胃X線検診のためのHp感染診断の基礎

2)胃がんリスクとHp感染状態(未・現・既感染)の判定法

3.内視鏡によるHp感染状態(未・現・既感染)の判定方法

2章 症例提示

1.Hp関連の胃炎

Case 01

Case 02

Case 03

Case 04

Case 05

Case 06

Case 07

Case 08

Case 09

Case 10

2.Hp以外の胃炎

Case 01

Case 02

Case 03

Memo Non-Helicobacter pylori Helicobacter(NHPH)胃炎

Memo 好酸球性胃腸炎

コラム アンサーパッドを用いた胃粘膜診断の学習効果

背景胃粘膜診断の学習効果を高めるオンライン補充問題

3章 今後の展開

1.リスクを考慮した胃がん検診の現状と課題

1)対策型X線検診の現状と課題

2)対策型内視鏡検診の現状と課題

2.Hp画像診断と検診の今後

1)Hp画像診断と対策型検診の今後

2)Hp画像診断と任意型検診の今後

3.胃がん予防,胃がん死撲滅の戦略

コラム 機能性ディスペプシアとHp


編集あとがき

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書籍情報

  • ISBN:9784830621048
  • ページ数:168頁
  • 書籍発行日:2018年4月
  • 電子版発売日:2019年1月11日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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