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重症患者ケア(第5巻1号)急性呼吸不全・ARDS─基本知識と看護の実践─

道又 元裕 (特集編集)

総合医学社

  • ISBN : 9784883789139
  • ページ数 : 138頁
  • 書籍発行日 : 2016年3月
  • 電子版発売日 : 2016年12月2日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥2,860 (税込)
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商品情報

患者ケアにおいて、「すべきこと・すべきでない」ことへの理解

特集では、最前線の看護実践に必要な知識の基本から実践までをスペシャリストの方々に解説して頂いた1冊

■ 序文

特集編集にあたって

道又 元裕

杏林大学医学部付属病院

看護部 部長

現在,ARDS(acute respiratory distress syndrome)の日本語訳は「急性呼吸窮迫症候群」となっています.これは,何らかの原因によって急に呼吸が「窮迫(きゅうはく)」状態となった結果,身体に種々の病的変化が出現する病像を示しています.この「窮迫」という言葉は,「状況が行き詰まり,どうしようもなくなる」という意味です.ARDS を合併した時のまさに「ことの重大さ」を捉えています.しかるに,ARDS は「呼吸状態が短時間のなかで極度に悪化して,どうしようもなくなった状態」を表した症候群といえるでしょう.

しかし,そのARDS のメカニズムについては,"こうして起こるのだ"という確かな説明付けできるものがあまりありません.そして,メカニズムがわからないから,明確な根拠ある対処も示しにくいのが現状です.

そんなARDS は,今から半世紀近く前の1967 年,多発外傷,肺挫傷,急性膵炎,ウイルス性肺炎,誤嚥などさまざまな基礎疾患に続いて発症する重篤な低酸素血症と肺コンプライアンスの低下(肺が柔軟さを失い硬くなること)を特徴とした症候群として報告されました(Ashbaugh DG, et al:Lancet 2:319-323, 1967).当時,ARDS は,adult respiratory distress syndrome : 成人呼吸促迫症候群)と称されていました.しかし,その頃すでに知られていた乳幼児に起こる呼吸促迫症候群(IRDS:infantile respiratory distresssyndrome)に酷似していることが確認されました.つまりは,小児も成人も異なる病質とはいえないことからARDS(acute respiratory distress syndrome)と称されるに至りました.

その後,ARDS に関する多くの研究結果が蓄積され,1994 年にヨーロッパ集中治療医学会と米国胸部疾患学会の合同会議(American-European Consensus Conference on ARDS)で,改めてARDS の定義付けがなされました.それから,18 年を経てベルリン基準(Berlin Definition)が提唱されました.

そんなARDS に対しては,これまでさまざまな治療法が検討されてきましたが,これぞという有効なものは,いまだ見いだされていないのが現状です.非常に重篤な病態であり,ひとたびARDS となった場合には,重症度にもよりますが,専門的な高密度の集中管理が不可欠です.

ARDS の治療は原因となった疾患への対処,炎症反応のブロック,体液管理に加え,対症療法ではあるものの高圧での人工呼吸管理などが必須です.しかし,全身性の炎症反応は火種が消えないこともたびたびあり,肺機能の回復は「最善を尽くして天命を待つ」という言葉を思い返すほどです.臨床の場に携わるメディカルスタッフが心がけることは,炎症を悪化させぬよう,いかなる刺激も最小限に抑えたセンシティブなケアの実践が不可欠です.加えて,根拠に基づくチーム医療が患者をARDS から救うことができた実例もいくつもありますので,多職種連係がとても重要なキーワードであることも強調させて頂きます.

このたびの本誌特集は,ARDS 患者の看護実践に必要な知識の基本から実践までを,最前線でARDS を合併した患者と真摯に向き合っているスペシャリストの方々に解説して頂きました.患者ケアにおいて,「すべきこと・すべきでない」ことを理解して実践していくことで,今後のARDS 患者の予後を良い方向に導いていけると考えています.

■ 目次

I.ARDSの管理・ケアに必要な基本的知識

疾病の知識~読めばわかるARDSのエッセンス~

ARDSの病態生理~興奮した好中球が肺を硬くする~

ARDSの診断~"肺に何が起きているのか"をイメージすれば診断できる!~

ARDSに対する全身管理~ARDSの診療では全身を診ることが大切です~

ARDSに対する人工呼吸療法~基本は肺保護換気~

人工呼吸器からの離脱基準・離脱後の呼吸管理~抜管を成功させるために~

ARDSの気道管理看護の視点で考える気道管理~安全で効果的な気道管理のために~

ARDSに対する理学療法~適切な理学療法の選択および適応について~

ARDSのリハビリテーション~筋萎縮を予防せよ!~

II.ARDS看護過程の展開

看護過程の展開(術後)~ARDSの治療戦略を理解してケアに活かしましょう!~

看護過程の展開(外傷)~リスクを知り積極的にARDSの発生を予防する!~

看護過程の展開(敗血症)~敗血症の定義が変わる直前ですが~

看護過程の展開(内科系)~肺から始まったARDSでも,肺だけのケアでは終わらない~

■ 特記事項

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