• m3.com 電子書籍
  • Nursing Care+ エビデンスと臨床知(1巻1号)ワンランク上の急変時への対応法

Nursing Care+ エビデンスと臨床知(1巻1号)ワンランク上の急変時への対応法

  • ページ数 : 217頁
  • 書籍発行日 : 2018年4月
  • 電子版発売日 : 2018年6月22日
¥2,860(税込)
ポイント : 52 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

<創刊号>日常看護の業務の「深いところ」を知りたい人のための、全く新しい看護雑誌誕生!

先輩ナースの日常の臨床地(経験知)が学べます。ワンランク上を目指したい全てのナースにおススメ!
創刊号の特集テーマは「急変対応」。急変は急変になる前に気が付くことが大切です。そのためのエビデンスに基づいた知識・経験などをベテランの先輩ナースから学びましょう!

Nursing Care+ エビデンスと臨床知 最新号・バックナンバー

序文

創刊にあたって

臨床実践の場では,現在までに幾多の看護師によって数多の看護技術が,数え切れないほどの患者に提供されてきました.そんななか「,根拠・証拠(=エビデンス)に基づく医療・看護(EBM・EBN)」という用語が臨床の場で活躍する看護師に理解され,日常的に用いられるようになったのは,私の記憶が確かならば,そう遠くない昔のことです.

最近は,そのEBN志向に基づき,患者にもっとも効果的であろうとするケアや方法などを示した知見が増えています.あるいは,今後さらなる検討課題を残しているものの,経験的知識(=臨床知)によって実践されてきた技術などに関して,経験的知識を科学的に分析し,その根拠を明らかにしようとする試みも,だいぶ行われるようになってきています.

一方,看護技術の知識や手技の妥当性を支える根拠は,検証の積み重ねによって進化・変化を遂げてきたものもありますが,いわゆる昔から変わらぬままに,また,変わらなくてもよくて提供されているものがあります.これらの一つひとつの技術は,おそらく基本軸は変えずに,各々の患者に対して創意工夫された方法で提供されていることも少なくありません.そのなかには,看護師にとって効率的に,また,技術そのものが患者にとって効果的に提供できて,しかも,しっかりとした根拠に裏打ちされ,かつ創意工夫に富んだ技術に遭遇することもあります.

このような状況で,いちばん大切なことは「エビデンス(根拠・証拠)」と「経験的知識(=臨床知)」の違いを絶えず意識しながら,日常の看護業務に自ら考えながら携わっていくことです.これさえできれば,エビデンスと臨床知の狭間の誤謬に陥ることもなく,間違った方法によって患者に不利益をもたらすこともないでしょう.

そこでこのたび,現場ですぐに役立つ「エビデンス」と「臨床知」が学べるというコンセプトの新雑誌を創刊させて頂くことになりました.創刊号では「まず命を守ることが大切」ということを念頭に,特集テーマとして「急変対応」を選びました.後述しますが,急変は急変になる前に気がつくことが大切であり,そのためにはエビデンスに基づいた知識をしっかりと得るとともに,経験やセンスも必要になってきます.執筆陣はみなエキスパートナースであり,第一線で働いているいわば「みんなの先輩」です.エビデンスも臨床知も分たず,彼らの知識をどうぞ吸収して下さい.

今まさに始まったばかりの本誌『Nursing Care+ ─エビデンスと臨床知─』のこれからにご期待下さい.


『Nursing Care+ ─エビデンスと臨床知─』
編集長 道又 元裕

目次

急変対応の基本的スタンス

Ⅰ.総論

BLS(Basic Life Support)
〜救命の連鎖で転帰を改善せよ!〜

ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)
〜ガイドライン2015アップデートとエビデンス〜

緊急対応システム(MET/コードブルー/RRTほか)
〜「なんか心配」で起動される急変を防ぐ新しいシステム〜

病院外施設における急変対応
〜すみやかに医療機関へつなげるために〜

バイタルサインからみた急変の考え方
〜バイタルサインの向こう側を見抜き,予測する〜

Ⅱ.一般病棟でもよく遭遇する急変への対応(症状別)

意識レベルの変調
〜適切な評価と対処で危機的状況を回避せよ!〜

けいれん発作
〜けいれんが起きたときの観察と原因検索,対応をチーム連携ですばやく行おう〜

窒息
〜気道閉塞サインを見逃すな!〜

頭痛・めまい
〜重症化を防ぐカギは緊急性の判断〜

不穏
〜患者の訴えを見逃さない!〜

嘔吐
〜あなたの嘔吐患者への見方が変わるかも!?〜

吐血
〜患者さんもあなたも真っ蒼になる前に〜

腹痛
〜内臓の叫びを聞いてみよう〜

転倒・転落
〜観察ポイントを押さえた迅速な対応ができる!〜

Ⅲ.急性・重症病態における急変対応

人工呼吸器装着中の患者の急変(PIP上昇,TV低下など)
〜PIPに隠れている2つの圧,TV低下に隠れている状態変化を考えよう!〜

出血によるショック時の対応
〜出血を発見! あなたならどうする!!〜

ショック時の対応(敗血症)
〜敗血症は早くみつけて,早く対応することがポイント〜

ショック時の対応(心原性)ACS
〜知って得する! CSケアの考え方〜

心不全の急性増悪(左右)
〜病態理解でいざというときに自分のすべきことが見えてくる〜

脳卒中対応
〜見逃さないで!脳卒中の徴候をキャッチしてすみやかな対応を!〜

Ⅱ型呼吸不全患者の急性増悪,対応
〜急性増悪の徴候を早期にキャッチし,適切な酸素療法で急変を回避しよう〜

医原性の急変:人工呼吸器のスタンバイモード
〜スタンバイモードの意味を知らずに使用してはいけない〜

気管切開チューブの予定外抜去
〜冷静にどこから呼吸をしているか考える〜

脳室ドレーン予定外抜去
〜ドレーンの目的を把握して,いざというときは慌てない対応をしよう〜

胸腔ドレーン予定外抜去
〜胸腔への空気流入を防ぎ,呼吸・循環の観察を強化することにより急変を防ぐ〜

Ⅳ.知っておきたい急変についての知識

急変対応とチームステップス
〜チームステップスには急変対応に必要なスキルが満載!〜

急変時に用いる薬剤の知識
〜知識と根拠をもって薬剤を使用しましょう〜

急変事例の振り返りからみた急変対応(カンファレンス)
〜カンファレンスで語り合うことは,問題を多面的にとらえるチャンス!〜

急変対応に関する文献レビュー(海外事情)
〜海外では,「これ」で院内急変アウトカムを改善!〜

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:36.6MB以上(インストール時:91.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:146.4MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:3.9MB以上(インストール時:9.7MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:15.6MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784883789214
  • ページ数:217頁
  • 書籍発行日:2018年4月
  • 電子版発売日:2018年6月22日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。