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徒手的理学療法―Manual Physical Therapy

藤縄 理 (著)

三輪書店

  • ISBN : 9784895903394
  • ページ数 : 296頁
  • 電子版発売日 : 2011年3月3日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥6,380 (税込)
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商品情報

目指せ ! 効率よい学習で徒手療法のエキスパートへ ! 若きセラピストに必読の1冊「徒手的理学療法-Manual Physical Therapy」が電子書籍になりました。

■ 序文

徒手的理学療法(manual physical therapy)とは,理学療法(physical therapy;physiothrapy)の一部として行われている徒手療法(manual therapy;manipulative therapy)をいいます.徒手療法は文字どおり徒手を用いた治療方法で,神経筋骨格系の機能異常(nuromusculoskeletal dysfunction)を評価し治療する体系的な方法です.

徒手的理学療法を筆者が系統的に学び始めたのは1984年からで,それは理学療法士(PT)になって5年目でした.当時の厚生省(現厚生労働省)の留学制度により同年8月から2年間アメリカ合衆国ペンシルバニア州のピッツバーグ大学大学院修士課程でスポーツ理学療法(sports physical therapy)と整形理学療法(orthopedic physical therapy)を専攻した時でした.そこで,徒手療法の基礎理論と概念,四肢の基礎,脊柱の基礎を学びました.配付資料はアウトラインを書いたレジメだけで,OHPを使った早口の英語での講義,口頭試問,実技試験とつたない英語力ではとてもたいへんでした.そこでJames Cyriax,Maitland,Kaltenborn,McKenzie,Osteopathy,Muscle Energyなど,さまざまな体系について紹介されました.当初講義で active motion test,passive motion test,resisted test,selective tension,endfeel,capsular pattern,resistance with movement,oscillation technique,osteokinematics,arthrokinematics,などについて早口の英語で説明されてもまったく理解できませんでした.アメリカ人の学生もOHPをみながら必死でノートをとり,なかにはテープレコーダーで録音している学生もいました.講師に授業終了後質問しても説明がわからず,挙げ句の果てはCyriaxのテキストやどこそこの本に詳しく書いてあるとさじを投げられてしまいました.もちろんテープレコーダーを買って録音しましたが,後から聞いてもやはりわかりませんでした.さらに,アメリカ人のノートをみせてもらいましたが判読不明でした.幸い,同級生に台湾からの女性PTが2名留学していて,質問したら「簡単よ」の一言.いろいろ教えてくれて(もちろん英語)ノートもかしてもらえました.ちなみにそれでわかったことは英語力がなかったことに加えて,講義の内容がそれまでの日本では卒後教育も含めてまったく教えられていないものだったということです.その後,アメリカ人の友人もでき実技や口頭試問,レポートの英文チェックなどではたいへんお世話になり,なんとか修士課程を修了できました.

1986年に帰国後,国立病院附属リハビリテーション学院で教えながら親病院の外来で徒手的理学療法の臨床を行ってきました.最初は医師の理解を得ることから始め,指名の処方箋を出してもらいました.リハビリテーション部の医師は神経内科医でしたが,徐々に患者が増え,「"整形内科"もうちの病院でやろう」といってもらえました.その間,日本や外国で Kaltenborn-Evjenth Concept,Paris Concept,McKenzie Concept,Maitland Concept,Mulligan Concept,Neuromobilisation Course,Dian LeeのPelvic Courseなどを学んできました.どんな専門職や職人の世界でも,ある程度の熟練者(エキスパート)の域に達するには一生懸命研鑽(あるいは修行)して10年かかるとよくいわれます.筆者の場合はPTになって30年,徒手的理学療法の勉強をはじめて25年経ちますが,いまだに修行中の身です.というのはコースで概念や手技を学んでも,実践場面での指導者がいなかったため,試行錯誤の連続だったからです.医療環境も徒手的理学療法は理解されておらず,医師に受け入れてもらえるような状況をつくっていくことから始めました.このような環境は現在でも基本的には変わっていないと思います.幸い,昨年(2008年)と今年,以前から研修している Kaltenborn-Evjenth Conceptコースの一環でSupervisionを各1週間ずつ受ける機会がありました.ヨーロッパから来たSupervisorにはじめて徒手療法の臨床指導を受け英語でディスカッションして,自分が今まで実践していたことがおおむね間違っていなかったことが確認できました.

本書は,徒手的理学療法の基本理論と概念,評価・治療手技のために必要な最低限の解剖学・骨運動学・関節運動学,運動器障害の病態生理学などを紹介し,評価・治療手技を解説しています.また,解剖学用語,徒手的理学療法用語については初出箇所にできるだけ英語を掲載しました.徒手療法関係の日本語は,まだ定訳語がなく,同じ英語をさまざまな日本語に訳している例が多いためです.まだ日本語の徒手療法関係の書籍は少ないので,英語の用語にも親しんでいると英語文献を読む時や外国人講師の研修会に出る時に役立つと思います.手技については特定の学派によらず,今までの実践を通じて初学者が使いやすいと考えているものを紹介しています.手技に関する多くの写真やDVDの映像を提供していますが,写真や映像で手技を学ぶことはできません.読者にはぜひ実技講習会で研修し,指導者をみつけ,共に学ぶ仲間をつくって効率よく学習して10年でエキスパートの域に達することを望んでおります.

本書を制作するに当たっては多くの方々にご協力をいただきました.写真撮影では酒井和彦氏,DVD制作では梶房和洋氏,大田武氏,撮影で多くの助言をいただいた同僚の伊藤俊一教授,快くモデルになってくださり現在はPTとして活躍している埼玉県立大学理学療法学科卒業生,そして企画から完成まで2年以上にわたってご理解,ご協力をしていただいた三輪書店と緻密な編集作業をしていただいた編集室の濱田亮宏氏に深謝いたします.本書が徒手的理学療法を学び実践する皆様のお役に少しでもたてれば幸甚です.


2009年 8月 吉日

藤縄 理

■ 目次

第1章 徒手的理学療法の基本理念

Ⅰ.徒手的理学療法とその治療対象

Ⅱ.徒手療法の歴史と現在の体系

Ⅲ.基礎理論

1.骨運動学と関節運動学

2.神経筋骨格系の機能異常

第2章 評価の原理

Ⅰ.病歴の聴取

Ⅱ.観察と姿勢の評価

1.全体像の観察

2.姿勢の観察

Ⅲ.スクリーニング検査

1.上部四半分のスクリーニング検査

2.下部四半分のスクリーニング検査

 Ⅳ.運動検査

1.自動運動検査

2.他動運動検査

3.等尺性抵抗運動検査

4.関節副運動検査

Ⅴ.神経学的検査

1.反射検査

2.感覚検査

3.神経ダイナミック検査

Ⅵ.触 診

1.状態の触診

2.骨や関節の位置の触診

3.関節運動の触診

第3章 徒手的理学療法における治療の原理

Ⅰ.徒手的理学療法における治療手技

1.関節モビライゼーションとマニピュレーション

2.関節モビライゼーションにおける治療の原則

3.軟部組織モビライゼーション

4.神経モビライゼーション

Ⅱ.徒手的理学療法における治療の原則と進め方

1.理学療法における評価・治療と臨床的推論

2.理学療法を実施する際の原則

3.鑑別的評価と治療手技の選択

Ⅲ.徒手的理学療法で評価・治療を行う時の注意点

第4章 脊柱の評価と治療

Ⅰ.脊柱の機能解剖

1.脊柱の構造と機能

2.脊柱と骨盤における運動の特性

Ⅱ.脊柱と骨盤の機能異常

1.椎間板の機能異常

2.関節の機能異常

3.筋 ・ 筋膜の機能異常

4.神経組織の機能異常

5.血管の機能異常

6.骨の機能異常

Ⅲ.頸椎と上部胸椎

1.病態生理

2.機能障害と評価

3.評価・治療手技の実際

4.姿勢指導と自己治療

Ⅳ.下部胸椎と腰椎骨盤

1.病態生理

2.機能障害と評価

3.評価 ・ 治療手技の実際

4.姿勢指導と自己治療

第5章 上肢の評価と治療

Ⅰ.肩

1.機能解剖

2.病態生理

3.機能障害と評価

4.評価 ・ 治療手技の実際

5.姿勢指導と自己治療

Ⅱ.肘と前腕

1.機能解剖

2.病態生理

3.機能障害と評価

4.評価 ・ 治療手技の実際

5.自己治療

Ⅲ.手根と手

1.機能解剖

2.病態生理

3.機能障害と評価

4.評価 ・ 治療手技の実際

5.自己治療

第6章 下肢の評価と治療

Ⅰ.股関節

1.機能解剖

2.病態生理

3.機能障害と評価

4.評価 ・ 治療手技の実際

5.自己治療

Ⅱ.膝

1.機能解剖

2.病態生理

3.機能障害と評価

4.評価 ・ 治療手技の実際

5.自己治療

Ⅱ.下腿 ・ 足根 ・ 足部

1.機能解剖

2.病態生理

3.機能障害と評価

4.評価 ・ 治療手技の実際

5.自己治療

索引

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