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臨床薬学テキストシリーズ 消化器/感覚器・皮膚/生殖器・産婦人科

  • ページ数 : 367頁
  • 書籍発行日 : 2020年5月
  • 電子版発売日 : 2020年6月19日
¥4,950(税込)
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商品情報

内容

薬剤師には,薬理学的知識はもちろん,疾患の病態や症候,検査・診断と治療に関する幅広い知識が求められる.本書では,[薬理・病態・薬物治療]の各論として消化器疾患,眼科疾患,耳鼻咽喉科疾患,皮膚疾患,生殖器・産婦人科疾患を取り上げ,薬学と医学の共著により,最新知見を盛り込んでわかりやすく解説.消化器,眼科,耳鼻咽喉科,皮膚科領域の臨床写真をカラーで多数掲載.

あわせて読む → 臨床薬学テキストシリーズ

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序文

序文

される資質の中に,「薬物療法における実践的能力」と「地域の保健・医療における実践的能力」を挙げている.すなわち,安全で有効な医薬品使用を推進するための薬学的管理を実践する能力と,地域における人々の健康増進,公衆衛生の向上に貢献する能力を身につけることが求められており,これらの能力に直結する修得すべき基本事項が「E2薬理・病態・薬物治療」として器官別に提示されている.

本書は,《臨床薬学テキストシリーズ》の[薬理・病態・薬物治療]の各論を構成する一冊であり,消化器,眼,耳鼻咽喉,皮膚,生殖器・産婦人科の5 つの領域について,上記E2 に該当する内容を解説している.各章では,まず総論でそれぞれの器官の構造と機能について図表を駆使して説明し,疾患と治療の概要を整理し,治療に用いられる医薬品の全体像を示した後に,疾患各論で,疾患別に具体的な病態,疫学,診断基準,検査方法,治療法,治療薬を詳述した.とくに各論では,消化性潰瘍,痔核,結膜炎,中耳炎といった日常頻繁に接するコモンディジーズから,潰瘍性大腸炎,クローン病,網膜色素変性症,中毒性表皮壊死症といった指定難病まで多岐にわたる疾患を取り上げ,読者の理解を助けるために多数の臨床写真をカラーで掲載して解説している.

1970 年代のSir J.W. Black によるシメチジンの開発は,胃・十二指腸潰瘍の治療を外科医から内科医の手に委ねることとなった.さらに,J.R. Warren とB.J. MarshallによるHelicobacter pylori の発見は,胃酸分泌の抑制からpylori の除菌へと治療戦略の転換を促した.最近では,直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の開発によりC 型慢性肝炎の治療成績が劇的に改善している.このように,医学・薬学の進歩に伴い,医療の現場はダイナミックに変容していき,常に最新の知見が求められる.本書では,各疾患に対する現時点での最新のガイドラインと,近年導入された新薬を盛り込んだ薬物療法が示されている.本書で学んだ各疾患の知識を基盤として,常に最善の医療を提供できるよう,知識・技能・態度の研鑽を生涯にわたって続けていただきたい.

医療現場において,薬剤師はジェネラリストとして多種多様な患者の薬物療法に対応しなければならない.薬学生諸君が,本書を通して患者に適切に対応するために必要な基礎知識を修得し,病棟や地域の薬局で自信を持ってチーム医療に参画できる薬剤師へと成長することを期待している.

おわりに,たいへんご多忙のなか,5 領域の疾患を分担してご執筆いただいた薬学と臨床医学の先生方,薬学・医学の両分野での豊富な教育研究経験に基づき本書の企画から編集まで丁寧にご指導賜ったゲスト編集者の木内祐二教授と服部尚樹教授に,心よりお礼申し上げる.


2020年4月

安原眞人

目次

第1章 消化器疾患

A.総論

 1.修得すべき知識の概要

 2.消化器の構造と機能

 3.消化器疾患と治療の概要

 4.消化器疾患の治療薬の概要

B.疾患各論

 1.胃食道逆流症

 2.消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)

 3.胃炎(急性・慢性)

 4.炎症性腸疾患

  4-1.潰瘍性大腸炎

  4-2.クローン病

 5.急性虫垂炎

 6.機能性消化管障害

 7.痔核

 8.薬剤性腸炎

 9.腸重積,腸閉塞(イレウス)

 10.その他の腸炎(血管性疾患など)

 11.肝炎

  (ミニレクチャー)脂肪肝

 12.肝硬変(ウイルス性を含む)

 13.薬剤性肝障害

 14.膵炎(急性・慢性)

 15.胆石症

 16.胆道炎(胆嚢炎,胆管炎)

第2章 眼疾患

A.総論

 1.修得すべき知識の概要

 2.眼の構造と機能

B.疾患各論

 1.緑内障

 2.白内障

 3.眼感染症

 4.アレルギー性結膜炎

 5.加齢黄斑変性

 6.糖尿病網膜症

 7.ぶどう膜炎

 8.網膜色素変性症

第3章 耳鼻咽喉科疾患

A.総論

 1.修得すべき知識の概要

 2.耳・鼻・咽頭・喉頭の構造と機能

B.疾患各論

 1.中耳炎

 2.めまい

 3.難聴

 4.アレルギー性鼻炎・花粉症

 5.副鼻腔炎

 6.口内炎・咽頭炎・扁桃炎

 7.顔面神経麻痺

第4章 皮膚疾患

A.総論

 1.修得すべき知識の概要

 2.皮膚の構造と機能

 3.皮膚疾患の治療薬の概要

B.疾患各論

 1.アトピー性皮膚炎

 2.接触性皮膚炎

 3.蕁麻疹

 4.薬疹(スティーブンス・ジョンソン症候群,中毒性表皮壊死症候群を含む)

 5.分子標的薬による皮膚障害

 6.光線過敏症

 7.乾癬

 8.水疱症

 9.尋常性白斑

 10.皮膚真菌症

 11.皮膚ウイルス性感染症

 12.皮膚細菌感染症(蜂窩織炎,伝染性膿痂疹,丹毒など)

 13.褥瘡

 14.脱毛症

第5章 生殖器・産婦人科疾患

A.総論

 1.修得すべき知識の概要

 2.生殖器系の構造と機能

 3.妊娠・分娩・避妊に関する薬物

B.疾患各論

 1.月経異常

 2.不妊症

 3.更年期障害

 4.子宮内膜症

 5.子宮筋腫

 6.異常妊娠

 7.異常分娩

 8.性感染症

 9.母子感染症

 10.乳腺疾患

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書籍情報

  • ISBN:9784521744544
  • ページ数:367頁
  • 書籍発行日:2020年5月
  • 電子版発売日:2020年6月19日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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