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Gノート増刊 Vol.7 No.6 フレイル高齢者、これからどう診る?

  • ISBN : 9784758123488
  • ページ数 : 227頁
  • 書籍発行日 : 2020年9月
  • 電子版発売日 : 2020年8月28日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥5,280 (税込)
ポイント : 96 pt (2%)

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商品情報

そもそもの考え方から現場対応まで、最新フレイル健診にも対応!

あなたの患者さんがフレイル健診に該当したらどうする? そもそもフレイルとは何か? フレイルの評価の考え方からフレイルの原因と対応の最新の知識まであなたの臨床力をアップデート!最新フレイル健診にも対応!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文


今回,Gノート増刊でフレイルの編集を担当させていただくことになりました.今回の企画は,G ノート編集部のほうから依頼があり,構成案を考えることになりました.私にとって,初めてのフレイルをテーマにした本の企画となりました.

2020年度から後期高齢者を対象に新たな質問票(健康評価,フレイル健診)が導入されました.その活用場面の1 つとして,かかりつけ医(医療機関)等の受診の際に実施することが考えられています.しかし,該当した場合にどうするかの具体策がないと,評価しただけで終わってしまう可能性があります.そこで本書では,フレイルの考え方,原因,対応のアップデートを理解するとともに,フレイル健診で該当した場合に総合診療医が具体的に対応できることをめざした内容としました.ただし質問項目のうち,「健康状態」と「喫煙」に関しては現時点で対応できていると思いますので,本書では除外しました.

第1章は,あらためてフレイルとは何か,というテーマとしました.身体的フレイル,認知的フレイル,精神心理的フレイル,社会的フレイル,オーラルフレイルで第一人者の先生方に,執筆をお願いしました.フレイルの重要性に関しては,すでにコンセンサスが得られていると思います.一方,フレイルのコンセプトに関しては,一枚岩とは言えない状況にあります.フレイルには,表現型モデルと欠損累積モデルという2 つの主な考え方があります.日本では表現型モデルのフレイルが中心ですが,欠損累積モデルのフレイルが使用されることも少なくありません.どちらのモデルのフレイルなのかを意識しないで話し合うと,議論がかみ合わないこともあります.フレイルの考え方に多様性があることは長所でもありますが,混乱しやすいという短所でもあります.フレイルの考え方が統一されることは短期的にはなさそうですので,まずは混乱を含めて現状を知っていただければと思います.

第2章は,フレイルの原因と対応のアップデート,というテーマにしました.身体的フレイルの主な原因は,サルコペニア,低栄養,ポリファーマシーです.そのため,これらの評価と対応を適切に行うことが,フレイルの予防,治療につながります.これらについて,各分野の専門の先生方に最新の情報紹介をお願いしました.リハビリテーション栄養やメディカルウオーキング(医歩)は,医療者に限らず多くの方に知ってほしい内容です.また,フレイルの原因の一部は医原性です.人はとても長生きをすれば,どんなに予防や治療に努めても,いずれはフレイル高齢者や障害者になります.フレイルや障害を完全に予防,治療することは困難です.一方,医原性フレイルはできるだけ完全に予防,治療すべきです.医原性フレイルをつくらない総合診療医が増えることを期待しています.また,社会面からのフレイル予防,治療として,社会的処方とまちづくりの執筆を,第一人者の先生方にお願いしました.新型コロナウイルス感染症の影響が出てきた現在では,これらの重要性がより増していると考えます.

第3章は,フレイル健診に該当したらどうするか,というテーマにしました.まず,後期高齢者の質問票作成にかかわった飯島勝矢先生に,2020 年度から開始されることになった経緯,背景,ねらい,期待,今後の展望についての執筆をお願いしました.なぜ後期高齢者の質問票が作成されたのかを知ることは,とても重要だと考えます.そのうえで,「健康状態」と「喫煙」以外の8項目について,該当した場合に総合診療医としてどのように評価,対応を進めるかについての執筆を,臨床現場の総合診療医にお願いしました.執筆が難しいテーマだと個人的に思っていましたが,私の期待を超える素晴らしい原稿がそろいました.第3章を熟読して臨床現場で活用できれば,後期高齢者の質問票が役立つ場面が増えると確信しています.評価だけで終わらないフレイル健診の一助となれば幸いです.

本書の章立てを考えた時点では,新型コロナウイルス感染症は今ほど大きな問題となっていませんでした.しかし,新型コロナウイルス感染症の影響で,フレイルが進行しやすい社会となりました.以前よりデイケアやデイサービスを利用していた方は,これらを利用できなくなったことで,身体的,認知的,社会的のいずれのフレイルも悪化しやすくなります.フレイルのない健常者でも,社会参加が減少した影響は少なくないと考えます.個人的には2020年3月以降,オンライン以外の学術集会や講演会に全く参加できなくなり,社会的プレフレイルだと感じています.以前は毎年20回程度学術集会に参加し,かつ毎年80 回程度講演や学会発表も行っていたので,数を減らしたいと思っていました.しかし,ある程度は学術集会に参加して講演や学会発表をしないと,社会的にも精神心理的にもよくないことを痛感しました.身体面に関しては,個人的には歩く機会を多くつくり維持しましたが,外出自粛で身体機能が低下した方やコロナ太りした方も少なくないと考えます.フレイル予防は他人事ではなく自分事だということを実感した2020年になりました.読者の皆様も,自身の体調管理とフレイル予防に留意していただきたいと思います.

最後に,執筆してくださった皆様に深謝いたします.タイトなスケジュールかつ新型コロナウイルス感染症の影響があるなかで対応してくださり,本当にどうもありがとうございました.


2020年7月

東京女子医科大学病院 リハビリテーション科
若林秀隆

■ 目次

序【若林秀隆】

第1章 あらためて,フレイルとは何か

1 表現型モデルのフレイル【佐竹昭介】

2 欠損累積モデルのフレイル【葛谷雅文】

3 身体的フレイルの診療ガイドライン【小川純人】

4 認知的フレイルと精神心理的フレイル【島田裕之】

5 社会的フレイル【新開省二】

6 オーラルフレイル【渡邊 裕】

第2章 最新! フレイルの原因と対応のアップデート

1 医原性フレイル~高齢者でなくても生じます【若林秀隆】

2 サルコペニア~最新の定義と医原性サルコペニア【吉村芳弘】

3 低栄養~近年の診断方法と介入【前田圭介】

4 リハビリテーション栄養~多職種でケアプロセスをまわそう!【藤原 大】

5 ポリファーマシーと多剤服用~その実態と問題点,対処法【岩田裕子】

6 薬剤調整の進め方とリハビリテーション薬剤~処方箋を見直してみる【中村直人】

7 メディカルウォーキング(医歩)~みんなが みんなで 健康になる【秋山和宏】

8 社会的処方~リンクワーカーと規範的統合【西 智弘】

9 まちづくり~フレイル予防のエビデンスから実践まで【飯塚玄明,岡部大地,近藤克則】

第3章 いざ,フレイル健診に該当したらどうするか

1 後期高齢者の質問票(フレイル健診)【飯島勝矢】

2 心の健康状態【森川 暢】

3 食習慣~栄養健康リテラシーからフレイルに全人的介入をする【奥山 篤,小坂鎮太郎】

4 口腔機能【松本朋弘】

5 体重変化~体重減少【佐藤健太】

6 運動・転倒【相田万実子】

7 認知機能【佐藤健一】

8 社会参加・ソーシャルサポート~高齢者の社会参加・ソーシャルサポートに問題がありそうだな,と感じたら【小川太志,大浦 誠】

索引

執筆者一覧

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