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乾癬・掌蹠膿疱症 病態の理解と治療最前線 <皮膚科ベストセレクション>

  • ISBN : 9784521748610
  • ページ数 : 448頁
  • 書籍発行日 : 2020年8月
  • 電子版発売日 : 2020年9月9日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥14,300 (税込)
ポイント : 260 pt (2%)

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商品情報

乾癬はIL-17やIL-23が中心的な役割を果たす疾患として知られ,全身性の炎症性疾患としてとらえられる. 近年登場した生物学的製剤は,難治といわれた部位や症状にも著効し,乾癬の治療を激変させている. 本書は,乾癬に加え,類縁疾患や掌蹠膿疱症も取り上げ,基礎研究から応用まで多角的な視点から最新の知見を紹介する.コラムも豊富で,現時点での乾癬のトレンドがこの1冊で理解できる.

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■ 序文


乾癬は,近年いくつもの点で皮膚科医以外からも大変注目されている.

病態に関しては,IL-23/Th17 axisが中心的な役割を果たす代表的な疾患で,IL-17やIL-23に関する,科を超えた総説のなかでもしばしば取り上げられる.マウスの系でも,イミキモド塗布により比較的短期間で乾癬を模倣する皮膚病変が誘発されるモデルが確立されているため,基礎の研究者にも汎用されている.また,全身性の炎症性疾患である乾癬には,メタボリック症候群(肥満,糖尿病,脂質異常症),心血管系病変,ぶどう膜炎,炎症性腸疾患など,さまざまな併存症がみられることがわかってきた.乾癬という疾患が皮膚科医以外からも認知され,全身の臓器炎症もTNF やIL-17 の観点から説明されつつある.

治療も,外用薬,内服薬,光線治療,生物学的製剤,顆粒球吸着除去療法など,新しい薬剤や治療法が次々に登場している.そのなかでなんといっても非常に有効な生物学的製剤の登場により,それまでの治療薬では十分な効果が得られにくかった部位(頭部乾癬,爪乾癬)や症状(紅皮症状態,関節炎,膿疱化)などにも高い効果が得られ,患者さんに大きな福音がもたらされるようになった.関節破壊の進行を抑制しうるのは生物学的製剤しかなく,また膿疱化を繰り返す汎発性膿疱性乾癬に生物学的製剤は“life-changing drug” とさえ言われている.同時に,臨床の効果が基礎研究にフィードバックされて病態の理解が進んだことや,皮膚科やリウマチ科(膠原病内科),整形外科の境界領域とされてあまり注目されてこなかった乾癬性関節炎(関節症性乾癬)の疫学的な側面が明らかになり,多科にわたるコラボレーションの重要性が強調されたことも,患者さんの早期発見・早期治療介入に繋がる結果を生み出している.

このような背景のもと,本書を編集するにあたって,以下の特徴をもたせた.①乾癬に加え,類縁疾患や掌蹠膿疱症も取り上げ,②多角的な視点からそれぞれの項目での最新の知見を紹介した.また,③巻頭にまとめて症例写真を掲載し,若手や専門外来をこれから始めようとする皮膚科医向けに教育的な意味を込めた.さらに,④診療や論文を読み解く際などに参考となる評価法やQOL の尺度なども掲載し,⑤知って得する情報や各章でカバーできなかった点を紙面の許す範囲でコラムにまとめた.治療に関しては今後も新しい薬が登場してくるだろうが,現時点での乾癬のトレンドがこの1冊で理解できるものと思われる.

本書が皮膚科医のみならず,乾癬診療に携わる他科の医師にも参考になることを願っている.


2020年7月

福島県立医科大学教授 山本俊幸

■ 目次

乾癬・掌蹠膿疱症の皮疹

1章 総論

1 疾患感受性遺伝子(尋常性乾癬,乾癬性関節炎)

2 乾癬における自己抗原―最近の話題

3 爪乾癬

4 小児の乾癬

Column superimposed psoriasis(superimposed linear psoriasis)

5 高齢者の乾癬

6 アドヒアランス・治療満足度

7 患者会の現状

2章 尋常性乾癬

1 乾癬の疫学

2 尋常性乾癬の病因・病態の歴史

Column 乾癬はどの範疇に入る疾患なのか?

Column 乾癬の表皮と真皮の相互作用

3 ケラチノサイトからみた乾癬の病態

4 自然免疫(抗菌ペプチド,ILC3, γδ)からみた乾癬の病態

Column 尋常性乾癬とカンジダ

5 獲得免疫(Th1/17, Treg)からみた乾癬の病態

6 血管内皮細胞からみた乾癬の病態

7 上皮-免疫微小環境(EIME)

8 乾癬と腫瘍壊死因子α(TNF-α)

9 乾癬とIL-23/Th17 axis, IL-36

10 乾癬の動物モデル

11 乾癬のかゆみ

12 Köbner 現象,photo-Köbner 現象,Renbök 現象

Column Renbök 現象

Column 乾癬の粘膜疹

13 尋常性乾癬と感染症

Column 乾癬と悪性腫瘍

14 乾癬とレジデントメモリーT細胞

15 乾癬と喫煙

16 全身性炎症性疾患

Column 乾癬と肉芽腫の接点

Column 乾癬と全身性エリテマトーデス

Column 乾癬と全身性強皮症

Column 乾癬と皮膚筋炎

Column psoriatic disease とpsoriatic march

17 尋常性乾癬と鑑別すべき疾患

Column 乾癬と扁平苔癬―相違点と類似点

18 外用療法

Column なぜ頭部乾癬は治りにくいか?

19 光線療法

20 内服療法

21 生物学的製剤

22 クリニックの乾癬治療

3章 乾癬の特殊型

1 滴状乾癬

2 乾癬性紅皮症の病態

3 seborrheic psoriasis, psoriasis inversa, psoriasis verrucosa

Column 頭部乾癬と脂漏性皮膚炎をどう鑑別するか?

4 薬剤性乾癬

Column 生物学的製剤によるパラドキシカル反応

4章 乾癬性関節炎

1 乾癬性関節炎の疫学

2 乾癬性関節炎の付着部炎

3 乾癬性関節炎の滑膜炎

Column 乾癬性関節炎の付着部炎とIL-17,IL-23

4 乾癬性関節炎の指趾炎

5 乾癬性関節炎モデルマウス

Column PsA sine psoriasis

6 乾癬性関節炎の治療

7 乾癬性関節炎の併存症

8 乾癬性関節炎の鑑別診断

Column 胸肋鎖関節炎と乾癬性関節炎

5章 膿疱性乾癬

1 膿疱性乾癬の臨床分類

Column GPP とAGEP の鑑別

2 膿疱性乾癬の疫学

Column 膿疱性乾癬の併存疾患

3 膿疱性乾癬の病態

Column 膿疱性乾癬の発症年齢

Column 疱疹状膿痂疹(乾癬と妊娠)

4 膿疱性乾癬の治療

6章 掌蹠膿疱症

1 掌蹠膿疱症の疫学

2 掌蹠膿疱症の臨床

3 掌蹠膿疱症の病態

Column 掌蹠膿疱症の動物モデル

4 金属アレルギー

5 口腔のマイクロバイオーム

6 皮膚のマイクロバイオーム

7 掌蹠膿疱症の病理組織

8 掌蹠膿疱症の鑑別診断

9 掌蹠膿疱症の併存症―とくに骨関節炎

10 SAPHO 症候群の診断と治療

Column 慢性再発性多発性骨髄炎(CRMO)とSAPHO 症候群

Column 小児の掌蹠膿疱症,掌蹠膿疱症性骨関節炎

11 掌蹠膿疱症の治療方針

12 掌蹠膿疱症の病巣感染ー扁桃

13 掌蹠膿疱症の病巣感染ー歯性感染症

7章 評価法/ 尺度

1 乾癬の評価法

2 乾癬性関節炎の評価法

3 掌蹠膿疱症の評価法(PPPASI, PPSI)

4 QOLの評価法

索引

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