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発達障碍は心身症;急増現象を社会からみて診る

  • ISBN : 9784867190067
  • ページ数 : 212頁
  • 書籍発行日 : 2020年9月
  • 電子版発売日 : 2020年11月27日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥2,640 (税込)
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商品情報

発達障碍は、中枢神経の器質的疾患…△
発達障碍は、中枢神経の器質的疾患によるが、しかしそれだけでは説明できない…〇

現代日本における 発達障碍急増の一因は社会・文化にあった!

社会・文化・環境の変化による発達障碍を、適切に診療・療育するには中枢神経の器質的疾患という基本を押さえつつ、発達障碍を心身医学的に捉える視点が不可欠となる。心身医学40年の臨床経験を持つ専門医が独自の着想と心身医学的視点から発達障碍への望ましいかかわり方をていねいに紐解く。

―本書は 発達障碍の診療・療育に生きる まったく新しい手引書である―

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■ 序文

序文

発達障碍に関しては,専門書から一般書に加え当事者の手記に至るまで,膨大な書籍が出版されています。これは,この20 年余りの急増の結果ですが,「急増」した現象に焦点を当てたものはほとんどなく,増加を否定するものさえあります。ましてや「発達障碍は心身症」という視点からのものはありません。

筆者は40 余年前に,当時はほとんど小児科医の関心が向かわなかった「自閉症を医療の面から療育する」施設(公立)に5 年余り勤めました。その後,不登校を中心に心身症を主に診続けてきましたが,他の疾患では考えられないような,この20 年余りの発達障碍の急増現象に注目し,これを心身症として捉えれば,よりよく理解できるだけでなく適切な治療(療育)も可能となり,予防的視点も持てると考えるようになりました。発達障碍は「中枢神経の器質的疾患」によるという見解は正しいのですが,その視点からだけで診ると,大切なことが抜け落ちますし,実際に「抜け落ちた」治療が多い現実があります。医療の究極となる予防までを視野に入れると,心身症と考えることが大切だと考えています。心身医学が主に扱う心身症の定義は「身体疾患の中で,その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し,器質的ないし機能的障害が認められる病態」です。成人と小児では学会の定義も少し異なりますが,心身症の定義の基本は「身体の病気で心が重要な原因になっている」ものですから,発達障碍は病気とはいえないものの,心身症として捉えることが重要です。

発達障碍を「中枢神経の器質的疾患」とのみ診ていると,薬物中心の治療になり,彼らの置かれている環境(親や集団教育の場)をあまり重視しない傾向に向かいます。一方,心身症を主に診ている医師は,中枢神経の器質的疾患は自分たちの専門でないと考え,その領域を積極的に診ない傾向にあります。筆者は,発達障碍の急増は社会や環境変化によるため,そこに目を向けてこそ適切な治療や療育ができると考えています。中枢神経の器質的疾患という基本を押さえながら,急増を社会現象として適切に把握して心身医学的治療や療育を考えることは,小児科医にもっとも求められているのではないでしょうか。

このような視点は,発達障碍の子どもを持つ親,成人の発達障碍の方から,発達障碍に何らかのかかわりを持つ方々に至るまで,皆さんにお持ちいただきたいので,本書はそのような方々にも読んでいただくことを想定して執筆しています。


令和2年8月 猛暑が続く中で

冨田和巳

■ 目次

Ⅰ章 序説

1 心身医学と心身症

2 発達障碍とは

3 事件から発達障碍を考える

Ⅱ章 発達障碍急増文化論

1 時代と社会の変化から発達障碍を考える

2 医療的視点から

3 社会の変化から

4 家庭環境の変化から

5 教育の問題

6 仮想現実の隆盛,電子機器による通信・情報・ゲームの問題

Ⅲ章 診断,治療,検査

1 発達障碍の診断

2 発達障碍の治療

3 診断の助け・参考となる検査

4 心理・社会的治療

Ⅳ章 臨床を助ける知識

1 発達障碍と不登校

2 人間を育む愛着と発達を歪める虐待

3 発達障碍の予防

4 発達障碍児の成長と成人の発達障碍

Ⅴ章 7つの症例で診る発達障碍

症例1 保育園と家庭で異なった行動をする

症例2 母親こそ最高の治療者

症例3 40年前にASDと診断できなかった治療者の後悔

症例4 強烈な診療拒否の原因は学校にあった

症例5 強烈な診療拒否の原因は父親にあった

症例6 偶然にみつかるAD/HD

症例7 AD/HDの夫の診療から妻のASDが判る

Ⅵ章 映画にみる発達障碍

裸の大将

レインマン

ギルバート・グレイプ

フォレスト・ガンプ 一期一会

学校Ⅱ

きみはいい子

500ページの夢の束

奇跡の人

“心療内科”の功罪

「害」と「碍」と「がい」

ICD11について

あいまいさのうえの成り立ち

典型的母性社会・日本

裁判での論点

表面的なかかわりでは本質はみえない

国語の重要性

「心の理論」検査について

表現・現象の芯にあるもの

母子関係の構築における危機感

<異 見>

医療の善意が煽っていく現実

幼少時からの英語教育の問題

民間の相談所の問題

向精神薬に関する問題

我が国の保険制度の問題

被虐待児に関する問題

■ 特記事項

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