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産婦人科の実際 2021年11月臨時増刊号 70巻12号 特集 図解 分子メカニズムから理解する婦人科がんの薬物療法 【電子版】

  • ISBN : 9784003107012
  • ページ数 : 332頁
  • 書籍発行日 : 2021年11月
  • 電子版発売日 : 2021年11月19日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥9,350 (税込)
ポイント : 170 pt (2%)

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商品情報

特集 図解 分子メカニズムから理解する婦人科がんの薬物療法

「どのような分子メカニズムで薬剤ががんに作用するのか?」「どのような機序で薬剤耐性が起こるのか?」…婦人科臨床医のあらゆる疑問に答えます! 婦人科がん薬物療法の実臨床に役立つ確かな基礎力と幅広い応用力を身につける1冊です。

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産婦人科の実際(2021年度年間購読)

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■ 序文

企画者のことば


抗悪性腫瘍薬の開発は,戦時中,化学兵器として開発されていたナイトロジェンマスタードに白血球を減少させる作用が見出され,1946年に悪性リンパ腫症例に投与されたことから始まった。その後,多くの抗悪性腫瘍薬が開発され,臨床試験を重ねることで,現在の標準治療が作られてきた。以前の抗がん薬治療は,ひどい嘔吐などの副作用のなかで行うものであったが,支持療法も飛躍的に進歩してきた。一方,がんの分子生物学の進歩とともに,抗悪性腫瘍薬の作用機序や耐性機序の詳細が解明されつつあり,バイオマーカーの探索も進められてきた。さらに最近は,分子標的薬の開発が盛んに行われるようになり,それを後押しする遺伝子パネル検査も用いられるようになってきた。

現代のがんの薬物療法を理解するためには,まずは個々の薬剤がどのような分子メカニズムにより作用を発揮するかを知ることが必須である。それは,どのような機序でがんが薬物療法に耐性になるのかを理解することにもつながる。例えば,婦人科でよく用いられるプラチナ製剤やタキサン製剤にしても,それらの感受性や抵抗性をもたらす分子メカニズムの研究は日進月歩であり,ごく最近わかってきたことも多い。それらの知見は,感受性や抵抗性を予測するためのバイオマーカー開発にも生かされている。

また,がんの薬物療法に関しては,分子メカニズムの研究のみならず,臨床試験のあり方も大きく変わってきた。臨床試験における評価方法や統計的手法には一定のルールがあり,最近はQOLによる評価も重要視されている。

がんの薬物療法は,すでに各種の治療ガイドラインがあり,それらと内容が重複するような書籍は不要であろう。今回は,婦人科がんの薬物療法について,産婦人科臨床医である読者の「なぜ」という疑問に答えて,深く理解していただく本を作ることを目標とした。全体に総論を多くし,特に分子メカニズムは,文字ではなく図で直感的に理解できるようにした。そして各論での各がん種の項目は,レジメンの羅列ではなく,キーとなる臨床試験について深く理解できるものとした。

各分野のエキスパートの先生がたには,このような編集方針のもとご協力いただき,執筆していただいた。婦人科腫瘍の薬物療法に関して,生物学から統計学まで「考え方」を理解することを目指した本特集が,読者諸氏の婦人科腫瘍の臨床に,深みと応用力をもたらす一助になれば幸甚である。


2021年11月吉日

近畿大学医学部産科婦人科学教室  松村謙臣

■ 目次

【総論】

Ⅰ 婦人科における抗悪性腫瘍薬の種類と特徴

1 プラチナ製剤:シスプラチン,カルボプラチン,ネダプラチン  黒田高史ほか

2 タキサン製剤:パクリタキセル,ドセタキセル  村上幸祐

3 アルキル化薬:シクロホスファミド,イホスファミド  濵西潤三ほか

4 トポイソメラーゼ阻害薬:イリノテカン,トポテカン,エトポシド  三田村卓

5 ピリミジン代謝拮抗薬:ゲムシタビン,フルオロウラシル  山ノ井康二

6 葉酸代謝拮抗薬:メソトレキサート  鈴木史朗

7 抗悪性腫瘍抗生物質

a.アントラサイクリン系抗生物質:ドキソルビシン,リポソーム化ドキソルビシン,アムルビシン  山口 建

b.トラベクテジン  渋谷祐介ほか

c.ブレオマイシン,アクチノマイシンD,マイトマイシンC  髙矢寿光

8 ホルモン製剤:メドロキシプロゲステロン酢酸エステル  坂井健良ほか

9 血管新生阻害薬,マルチキナーゼ阻害薬:ベバシズマブ,パゾパニブ,レンバチニブ  馬淵誠士

10 PARP阻害薬:オラパリブ,ニラパリブ,rucaparib,veliparib  吉原弘祐ほか

11 免疫チェックポイント阻害薬:ペムブロリズマブ,アテゾリズマブ,ニボルマブ,イピリムバム  中山健太郎ほか

Ⅱ 婦人科腫瘍の薬物療法のために知っておくべき遺伝子検査

1 婦人科がん診療における包括的ゲノムプロファイリングの実際  鍔本浩志

2 相同組換え修復欠損(HRD)のための検査  織田克利

3 DNAミスマッチ修復機能低下(dMMR)のための検査  佐藤 翔ほか

4 Liquid biopsyの現状と展望  岩橋尚幸ほか

Ⅲ 抗悪性腫瘍薬使用時の副作用に対する対策

1 骨髄抑制,発熱性好中球減少症  進 伸幸ほか

2 悪心・嘔吐  安部正和

3 下痢と便秘  酒井 瞳

4 末梢神経障害  小柳円花ほか

5 皮膚・粘膜障害(手足症候群,口内炎)  戸澤晃子

6 過敏性反応  森田充紀ほか

7 臓器障害:腎機能障害,出血性膀胱炎,肝機能障害,心機能障害,肺障害(間質性肺炎)  武田真幸

8 VEGF阻害薬による高血圧,血栓塞栓症,蛋白尿,消化管穿孔  小宮山慎一

9 免疫関連有害事象(irAE)  林 秀敏

10 抗悪性腫瘍薬の卵巣毒性と卵巣機能温存のための方策  木村文則

Ⅳ 臨床試験および薬事承認を理解するために必要な基礎知識

1 抗腫瘍薬が保険承認されるための仕組み  馬場 長

2 婦人科がん薬物療法の臨床試験を理解するために知っておくべき定義  西尾 真

3 臨床試験結果を正しく理解するための統計学の基礎知識  新谷 歩

【各論】

Ⅰ 卵巣悪性腫瘍

1 上皮性卵巣癌

a.初回薬物療法  中井英勝

b.術前化学療法  田畑 務

c.IP/HIPEC津吉秀昭ほか

d.プラチナ感受性再発  伊藤公彦

e.プラチナ不応性,プラチナ抵抗性再発,late lineでの化学療法  長尾昌二

2 胚細胞腫瘍  玉内学志ほか

3 性索間質性腫瘍  安彦 郁

Ⅱ 子宮頸部悪性腫瘍

1 補助化学療法(手術・放射線治療)  的田眞紀

2 転移・再発 武隈宗孝

Ⅲ 子宮体部悪性腫瘍

1 子宮体癌  野村弘行

2 子宮体癌の妊孕性温存療法  竹原和宏

3 子宮肉腫  高野忠夫

4 絨毛性疾患  西野公博ほか

Ⅳ 臓器横断的な考え方を要する婦人科悪性腫瘍

1 神経内分泌腫瘍  石川光也

2 悪性黒色腫  矢野光剛ほか

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