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急性白血病診療テキスト エキスパートに学ぶ

  • ISBN : 9784498225220
  • ページ数 : 298頁
  • 書籍発行日 : 2020年12月
  • 電子版発売日 : 2020年12月11日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥5,280 (税込)
ポイント : 96 pt (2%)

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商品情報

急性白血病の基礎と臨床をみわたす

抗がん剤治療が奏効しにくく,「不治の病」と見られがちだった急性白血病は近年,新薬などが承認され,その治療法は大きく進歩しつつある.本書では,急性骨髄性白血病・急性リンパ性白血病について,それぞれ前半部分で治療を安全に行うための血液学の基礎医学の知識,後半部分でそれぞれの疾患・病態に対する標準治療をエビデンスに基づき解説.より臨床の現場に即して使いやすいように,レジメンも記載した.

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文

序文

近年,わが国においては高齢化が進み,白血病の患者が増えている.また,乳がんや卵巣がんなどの固形がんの治療成績が改善し,長期生存者が増えるとともに,抗がん剤治療による二次性白血病を発症する患者さんも増えてきた.慢性骨髄性白血病(CML)においては,2001 年に臨床の場に登場したBCR‒ABL 阻害薬が,治療成績を劇的に改善し,CML が原因で死亡する患者さんはほとんどなくなった.一方,急性骨髄性白血病においては,2005 年のGO を最後に新規薬剤が登場せず,従来からの抗がん剤が治療の中心を担ってきた.また,急性リンパ性白血病においてもほぼ同様の状況がつづいていた.しかし,十分な抗がん剤治療に耐えうる患者さんは約半数にすぎず,その効果も限定的である.そして,抗がん剤で治癒しない患者さんは,同種造血幹細胞移植に頼らざるを得なかった.しかし,急性骨髄性白血病に対しては,2018 年にFLT3 阻害薬が承認され,まもなく,BCL‒2 阻害薬の承認も期待されている.また,急性リンパ性白血病に対しては,2018 年にBiTE 抗体,2019 年にCAR‒T 療法が承認された.このように,急性白血病の治療は大きく進歩しつつあり,急性白血病はかつての「不治の病」から「治癒可能な病」へと変貌しつつある.

血液学の臨床は基礎医学と深く結びついており,白血病幹細胞,遺伝子異常,薬剤耐性,クローン進化などの基礎医学の知識がなくては,せっかくの薬剤を十分に,また,安全に使用することはできない.本書では,前半部分で,急性白血病の治療を行うにあたって必須となる血液学の基礎医学の知識について概説してもらった.そして,後半部分では,それぞれの疾患・病態に対する標準治療をエビデンスに基づいて解説いただくとともに,読者の先生が使いやすいように,レジメンも記載いただいた.本書が,白血病治療に携わる多くの先生方の診療の一助となることを期待したい.


2020年 秋

近畿大学医学部血液・膠原病内科 教授
松村 到

■ 目次

Ⅰ 急性骨髄性白血病 A.病態・診断

1 AML 幹細胞 〈中川 諒 石川文彦〉

A .白血病幹細胞の発見

B .白血病幹細胞制御と骨髄微小環境

C .Pre‒leukemic stem cells, leukemic stem cells

D .治療

2 染色体・遺伝子異常 〈石川裕一〉

A .AML 発症とクローン性進展

B .AML における染色体異常

C .AML における遺伝子異常

3 FAB 分類とWHO 分類 〈高石浩司 中世古知昭〉

A .WHO 分類に基づいたAML の病型診断のフローチャート

B .WHO 分類改訂第4 版における変更点

C .系統不明の急性白血病

4 予後分類 〈石井 改 堺田惠美子〉

A .急性骨髄性白血病(AML)〔急性前骨髄球性白血病(APL)を除く〕

B .急性前骨髄球性白血病(APL)

B.話題

1 Predisposition to myeloid neoplasms 〈南谷泰仁〉

A .分類

B .臨床像

C .胚細胞変異の診断および遺伝カウンセリング

D .臨床的対応

E .骨髄系腫瘍の発症を相関する代表的な胚細胞変異

2 クリニカルシークエンスの位置づけ 〈鈴木達也〉

A .がん領域におけるクリニカルシークエンスの現状

B .造血器腫瘍におけるクリニカルシークエンスの実現に向けた動き

C .造血器腫瘍におけるクリニカルシークエンスの考え方

D . 遺伝子パネル検査で検出される生殖細胞系列の遺伝子変異への対応

3 微小残存病変の測定法と意義 〈島 隆宏 宮本敏浩〉

A .微小残存病変の測定法

B .微小残存病変の臨床意義

C.治療

1 nonAPL の治療(寛解導入療法・地固め療法) 〈臼杵憲祐〉

A .治療戦略

B .寛解導入療法

C .シタラビン(Cytarabine: Ara‒C)の用量

D .アントラサイクリン

E .その他の薬剤の追加

F .腫瘤形成性AML

G .2 コース目の寛解導入療法

H .中枢神経系白血病

I .地固め療法

2 急性骨髄性白血病に対する同種造血幹細胞移植の適応 〈森 毅彦〉

A .同種HSCT の位置づけ

B .予後予測因子

C .第一寛解期の同種HSCT の適応

D .再発後・非寛解症例への移植の位置づけ

E .わが国のAML に対する同種HSCT の現状

F .今後の課題

3 再発・難治non‒APL の治療 〈山内高弘〉

A .急性骨髄性白血病の治療概観

B .再発・難反応性AML の治療方針

C .再発・難反応性若年成人AML に対する救援化学療法

4 高齢者の治療 〈伊藤良和〉

A .高齢者acute myeloid leukemia(AML)の特徴

B .高齢者AML 治療のための層別化

C .Fit 症例に対する治療

D .Vulnerable に対する治療

5 APL の治療(寛解導入療法) 〈竹下明裕〉

A .ATRA と化学療法剤の併用(ATRA+化学療法)

B .ATRA とATO の併用療法(ATRA+ATO)

C .寛解導入療法の実際

D .寛解導入療法開始前から開始後の補助療法

E .副作用と対策

F .初回耐性

6 APL の治療(地固め療法) 〈木口 亨〉

A .Ara‒C の併用レジメン: JALSG APL204(本邦の標準治療)

B .ATO とGO の併用レジメン(国内保険適応外): JALSG APL

C . ATRA+ATO レジメン(Chemo‒free,国内保険適応外):APL0406

7 APL の治療(維持療法) 〈横山泰久〉

A .ATRA+化学療法型治療における維持療法

B .ATRA+ATO 型治療

C .維持療法の治療レジメン

8 再発APL の治療 〈前田智也 麻生範雄〉

A .治療レジメンと施行上の注意

B .JALSG APL205R プロトコール

C .ATO+ATRA 併用プロトコール

D.新規薬剤

1 FLT‒3 阻害薬 〈市川 幹〉

A .FLT3 遺伝子変異

B .治療レジメンと施行上の注意点

2 AML に対するVenetoclax の有効性 〈湯田淳一朗〉

A .Venetoclax による細胞死誘導のメカニズム

B . Venetoclax とメチル化阻害薬/シタラビン併用による抗白血病効果の増強

C .AML に対するvenetoclax based regimen の臨床試験データ

D .Venetoclax による有害事象の予防・マネジメント

E .Venetoclax の治療効果を予測するバイオマーカー

F .Venetoclax に対する耐性機序の解明

3 ゲムツズマブオゾガマイシン(新規投与法) 〈小野孝明〉

A .初発AML に対するGO 併用化学療法の主な臨床試験成績

B .初発AML に対するGO 併用化学療法の後方視的解析

C .初発AML に対するGO 併用療法の反応性の予測

Ⅱ 急性リンパ性白血病 A.病態・診断

1 予後分類 〈早川文彦〉

A .従来の予後因子

B .新しい予後因子

C .予後因子による同種幹細胞移植の適応

B.治療

1 AYA 世代の治療(寛解導入療法・地固め療法・維持療法)〈山﨑悦子〉

A .AYA‒ALL におけるリスクの高さ

B .AYA‒ALL の治療

C .AYA‒ALL サバイバーの長期合併症

2 Over AYA 世代の治療 〈八田善弘〉

A .ALL202‒O

B .Hyper‒CVAD/MA 療法

C .高齢者(65 歳以上)の治療

3 Ph+ALL の治療 〈杉浦 勇〉

A .TKI の選択

B .血液学的効果判定と次の治療開始基準

C .分子レベルの残存腫瘍量の評価

D .初回寛解導入療法

E .強化地固め療法

F .地固め療法

G .維持療法

H .中枢神経系白血病に対する治療

I .同種移植

J .移植後治療

K .分子的再発後の治療

L .今後の治療法

4 同種造血幹細胞移植の適応 〈内田直之〉

A .移植適応決定方法

B .移植前治療

5 微小残存病変の測定法と意義 〈近藤英生〉

A . MRD 測定法① 患者特異的免疫グロブリン/T 細胞レセプター遺伝子再構成を標的とした定量PCR(IG/TR RQ‒PCR)

B . MRD 測定法② キメラ遺伝子mRNA を対象とした定量RT(Reverse Transcriptase)‒PCR(qRT‒PCR)

C . 微小残存病変測定法③ マルチパラメトリックフローサイトメトリー(MFC; multi‒parametric flow cytometry)

D .微小残存病変測定検体の採取部位,タイミングについて

E .成人ALL における微小残存病変測定の意義

C.新規薬剤

1 ブリナツモマブ 〈吉本五一〉

A .ブリナツモマブの構造と作用機序

B .ブリナツモマブの治療効果

C .有害事象

D .今後の課題

2 イノツズマブオゾガマイシン 〈大蔵美幸〉

A .イノツズマブオゾガマイシンの構造と作用機序

B .イノツズマブオゾガマイシンの有効性

C .イノツズマブオゾガマイシンの有害事象

D .QOL について

3 CAR‒T 療法 〈田中宏和 松村 到〉

A .CAR‒T 細胞について

B .CAR‒T 療法の工程

C .B 細胞性腫瘍に対するCAR‒T 療法

D .CD19 CAR‒T 療法の副作用

E .CAR‒T 療法の課題

■ 特記事項

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