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子宮内膜症・子宮腺筋症 診断アトラス&新たな治療戦略 <産科婦人科ベストセレクション>

  • ISBN : 9784521749105
  • ページ数 : 304頁
  • 書籍発行日 : 2021年3月
  • 電子版発売日 : 2021年4月14日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥13,200 (税込)
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商品情報

これまでenigmatic diseaseとよばれていた子宮内膜症・子宮腺筋症の病因・病態が少しずつ解明されている.本症の罹病期間は,女性が社会的役割を担い,妊娠・出産する活動期にあたり,とりわけ不妊症への対処に苦慮するケースが増加している.本書では診断に役立つ画像所見を充実させ,ライフステージに応じた治療選択・予後管理について実践的に用いることができるよう,最新の情報を総説的に紹介した.

あわせて読む → 「産科婦人科ベストセレクション」シリーズ

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■ 序文

監修のことば

子宮内膜症は産婦人科を受診する生殖年齢女性において,最も頻度の高い疾患の一つである.言い換えれば,すべての産婦人科医に本疾患への対応が日々求められている.本疾患に特徴的な月経痛は大多数の症例に認められ,QOL を大きく低下させる.女性の社会進出が進んだ現代において本疾患に伴う月経痛は労働や学習の妨げとなり,社会経済学的にも重要な問題となっている.また,本疾患は不妊症の原因となり少子化の進んだ我が国において,高度生殖医療を求める不妊症患者の増加との関連においても看過できない重要疾患である.一方で,本疾患患者において卵巣悪性腫瘍の発症率が高いこと,心血管系疾患の頻度が高いこと,また,妊娠した際の産科異常の頻度が高いことが報告されており,長期間にわたる管理の重要性が指摘されている.しかしながら確立した根治的な治療法は子宮・卵巣の全摘手術しかない.妊孕性もしくは卵巣機能を温存する治療法としては保存手術と薬物療法が中心となるが,短期的な治療では再発率が高いため長期的な治療が求められることが多い.

子宮腺筋症は古くは内性子宮内膜症とも呼ばれ,子宮内膜症と関連が高い疾患である.子宮内膜症と同様に子宮内膜類似の組織が病巣に存在することが特徴であるが,その臨床像,治療法などに異なる点が多く,別の観点からの診療が必要である.子宮腺筋症は月経痛に加えて過多月経の原因となり,貧血による健康障害をきたす.さらに不妊・不育,産科異常の原因となる.根治療法として子宮全摘術があるが,近年の晩産化のため子宮温存治療の必要性が増している.しかしながら現状として確立した治療法がなく,しばしば治療に難渋する.子宮内膜症・子宮腺筋症ともに病因・病態については不明な点が多く,根治的でかつ妊孕性を温存する薬物療法の開発を阻んできた.

近年,多数の研究者の努力により子宮内膜症・子宮腺筋症の病因・病態が少しずつ明らかになるとともに,臨床像についても新たな知見が集積されている.なかでも我が国の臨床家・研究者の貢献が大きく,本書においては本領域の発展に貢献された第一線の臨床家・研究者に最前線の内容を整理してご解説いただいている.構成は子宮内膜症,子宮腺筋症の順に分け実際の臨床に則して項目が並べられている.ただ,実際の臨床に則しているというものの,表面的な知識や技術を紹介するのではなく,ベストな診療を行うための基礎となる事実,解釈,その応用が詳しくわかりやすく解説されている.また,現在は研究段階で今後の臨床応用が期待される興味深いトピックスなどがコラムとして随所に盛り込まれている.本書により得られる深い理解は多彩な病態・症状を呈する子宮内膜症・子宮腺筋症の診療において有効に活用されるものと考える.

最後に本書を企画いただいた中山書店の益子弘美氏と,明快かつ的確に子宮内膜症・子宮腺筋症の最前線についてご編集いただいた東京大学准教授甲賀かをり氏に深甚なる謝意を表す.


2021年2月

監修 大須賀 穣 東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座教授

■ 目次

Ⅰ部 子宮内膜症

1章 病因

 子宮内膜症の病因 (原田 省)

2章 診断

 問診とQOL評価 (吉野 修,荻野弓希子,平岡毅大,岩瀬春子)

 内診 (市川雅男)

 〔COLUMN〕 術前の診断-NMS-Eの活用 (市川雅男)

 超音波 (河原直紀,小林 浩)

 〔COLUMN〕 癌化の診断 (河原直紀,小林 浩)

 血液マーカー (三上幹男)

 〔COLUMN〕 新規マーカーの可能性-卵巣子宮内膜症性?胞の癌化の早期診断をめざして (三上幹男)

 MRI所見 (前田恵理子)

 腹腔鏡診断 (楠木 泉,北脇 城)

 〔COLUMN〕 不顕性顕微鏡的子宮内膜症病変 (カーン カレク,小川佳奈絵)

 病理 (楠木 槙,片渕秀隆)

3章 分類

 臨床進行期分類 (明樂重夫,可世木華子)

 稀少部位子宮内膜症 (平田哲也,荒川知子)

4章 治療指針の立て方

 ライフステージ別の概要 (百枝幹雄)

 挙児前の管理

  (1)痛みのコントロール (青柳陽子,甲斐健太郎,楢原久司)

  (2)卵巣嚢胞の取り扱い (北島道夫)

 〔COLUMN〕 卵巣機能低下 (竹内亜利砂)

 不妊合併 (甲賀かをり)

 妊娠をめざした管理 (近藤英治)

 〔COLUMN〕 子宮内膜症患者における周産期合併症の増加 (谷口文紀)

 周閉経期・閉経後の管理

  (1)ヘルスケア (篠原康一)

  (2)卵巣癌予防の観点 (村上幸祐,松村謙臣)

5章 治療方法

 ホルモン療法 (原田 省)

 〔COLUMN〕新たな治療戦略 (片岡 恒,北脇 城)

 手術療法

  (1)妊孕性温存手術 (岩瀬 明,北原慈和,平石 光)

  (2)根治的手術 (松本 貴)

  (3)胸腔子宮内膜症に対する手術 (栗原正利)

 漢方療法 (武田 卓)

 補完代替療法 (山口 建)

Ⅱ部 子宮腺筋症

1章 病因

 子宮腺筋症の病因 (小芝明美,北脇 城)

2章 診断

 子宮腺筋症の診断 (太田郁子)

3章 分類

 子宮腺筋症の分類 (貴志洋平)

4章 治療の考え方

 ライフステージ別の概要 (廣田 泰)

 不妊合併 (北島道夫)

 妊娠をめざした管理 (近藤春裕)

 妊娠中の管理 (藤井達也,入山高行)

5章 治療方法

 薬物療法 (笠原恭子,木村文則,村上 節)

 〔COLUMN〕新たな治療戦略 (平岡毅大,吉野 修,廣田 泰)

 手術療法-triple flap法による子宮腺筋症摘出術 (長田尚夫)

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