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最新主要文献とガイドラインでみる 麻酔科学レビュー2021

  • ページ数 : 352頁
  • 書籍発行日 : 2021年5月
  • 電子版発売日 : 2021年5月21日
¥13,200(税込)
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商品情報

内容

2019年8月〜2020年7月の1年間に国内外で発表された論文・ガイドラインから、 麻酔科学分野のエキスパート医師が主要な文献(約1200本)をピックアップし、レビューしています。 麻酔科学のさまざまな領域を網羅し、この1冊を読むだけで、最新の研究成果や麻酔科学領域の動向を把握することができます。

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序文

今年も「最新主要文献とガイドラインでみる 麻酔科レビュー2021」をお届けするに至りました.原則として,2019 年8 月~ 2020 年7 月の1 年間に,国内外で発表された主要文献を,それぞれの領域における第一人者にpick up して解説いただいたものを,2021 年版として発行しています.2021 年版も2020 年版と同様,この序文を書いている2021 年3 月の時点で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており,医療従事者がワクチン接種を受ける時期とも重なりましたが,何とか全員にご執筆いただき,遅滞なく発刊することができ,監修者としてホッとしているところです.項目に関しては昨年とほぼ同様ですが,執筆者を数人若手のエキスパートと交替し,刷新を図りました.3 年前からの試みとして,ガイドラインが発表されている項目に関しては,どんどん取り入れていただき,麻酔科専門医にとってはもちろん,これから麻酔科専門医を目指す専攻医や研修医にも非常に有益な情報がふんだんに含まれていると確信しています.

さて,今回のレビューの特徴は,何と言っても“ 新型コロナウイルス感染症にまつわる話題”が多いことでしょう.特に,医療従事者側が感染の機会に曝される「麻酔と気道管理・確保」「麻酔と呼吸機能」「麻酔領域での経食道心エコー(TEE)による評価」「手術室危機管理・安全対策」「WHO 安全な手術のためのガイドライン」「新しい人工呼吸」ならびに「集中治療(3)ICUにおける鎮痛と鎮静」では,いくつかのガイドライン,提言,さらにはチェックリストなどが報告されており,現場で活躍する麻酔科医にとっては目を通すべき資料が多いと思います.新型コロナウイルス感染症で他に問題となった点に献血の機会が少なくなり「輸血と輸液」,同種血輸血製剤のひっ迫に伴う「希釈式自己血輸血」の重要性が再認識されました.それに伴い,安全に輸血を回避するためのヘモグロビン値と凝固能の適正化を図るpatient bloodmanagement(PBM)の概念が紹介されています.一方,症状のない元気な患者が呼吸機能検査や胸部X 線写真を必要とするのか(「麻酔前投薬と術前評価」)?術前禁煙がきちんと普及しているのか(「周術期禁煙ガイドライン」)?悪性高熱症の治療薬ダントロレンの投与量は再考すべきか(「悪性高熱症ガイドライン」)?超高齢社会を迎えた日本で術後せん妄を抑制するにはどうしたらいいか(「麻酔深度とモニター活用法」「高齢者麻酔」)?など,麻酔科医としての興味は尽きません.これら麻酔科領域におけるトピックスを自分で選択し,重みづけをして,さらに読み解くにはどれだけの時間と労力を必要とするのかを考えると,本書は少々高い医学書と思ったとしてもかなりお得な感じがします.事実,監修をしているだけでも知識の整理ができて充実した気持ちになりました.ここから自施設の抄読会のネタを探すのも一考かと思います.

本書は,専門医はもちろん,これから専門医を目指す麻酔科専攻医,あるいは麻酔科領域に興味のある医師が読者対象になります.麻酔科診療に携わる多くの先生方がこの本を手にし,是非ご一読いただき,目の前にいる患者さんに役立つことができれば,監修者として望外の喜びです.


2021年5月

監修
山蔭 道明
札幌医科大学医学部麻酔科学講座 教授
廣田 和美
弘前大学大学院医学研究科麻酔科学講座 教授

目次

序文


1.麻酔前投薬と術前評価

2.術前絶飲食

3.周術期禁煙ガイドライン

4.麻酔と気道管理・確保

5.吸入麻酔薬

6.悪性高熱症ガイドライン

7.静脈麻酔薬(麻薬を除く)

8.筋弛緩薬と拮抗薬

9.局所麻酔薬

10.心・血管作動薬

11.麻酔に用いられる麻薬性鎮痛薬と鎮静薬

12.麻酔と呼吸機能

13.麻酔と心機能

14.麻酔と冠循環

15.麻酔と肝機能

16.麻酔と腎機能

17.麻酔と脳神経機能

18.麻酔薬と臓器保護作用

19.麻酔深度とモニター活用法

20.麻酔領域での経食道心エコー(TEE)による評価

21.超音波診断と末梢神経ブロック

22.周術期ポイントオブケア超音波~ABCD sonography~

23.輸血と輸液

24.宗教的輸血拒否

25.危機的出血への対応

26.希釈式自己血輸血

27.全静脈麻酔(TIVA),鎮静(MAC)

28.手術室危機管理・安全対策

29.WHO安全な手術のためのガイドライン

30.硬膜外麻酔と脊髄くも膜下麻酔

31.小児麻酔

32.高齢者麻酔

33.緊急手術の麻酔

34.産科麻酔

35.産科危機的出血への対応ガイドライン

36.内視鏡手術の麻酔

37.日帰り手術の麻酔

38.心臓・大血管手術の麻酔

39.小児心臓麻酔

40.脳外科の麻酔

41.Awake craniotomyの麻酔

42.移植手術の麻酔

43.抗血栓療法ガイドライン

44.麻酔関連偶発症

45.痛みの生理学

46.術後の疼痛管理

47.ペインクリニック

48.緩和ケアとがんの痛みの治療

49.麻酔科医と救急医療

50.心肺蘇生と脳保護

51.手術室の効率化と安全

52.麻酔科領域の新機材,新技術,新知見

53.新しい人工呼吸

54.集中治療(1)呼吸と循環

55.集中治療(2)体液,栄養,感染の管理

56.集中治療(3)ICUにおける鎮痛と鎮静

57.集中治療(4)ICUにおけるモニター

58.集中治療(5)小児集中治療

59.集中治療(6)血液浄化

60.新しい全身麻酔薬レミマゾラム


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書籍情報

  • ISBN:9784883787425
  • ページ数:352頁
  • 書籍発行日:2021年5月
  • 電子版発売日:2021年5月21日
  • 判:AB判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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