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- 関節外科 2021年2月号 Vol.40 No.2 人工股関節再置換術 最前線から難易度の高い症例まで
商品情報
内容
感染による人工股関節再置換術
ARMD,trunnionosisによる人工股関節再置換
ほか
>関節外科バックナンバー
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序文
introduction
これまでの人工股関節再置換術に関する特集では,10 年ほど前には中長期成績などが不明であったこともあり,それらに関する報告が右肩上がりに増えていました。また,手術テクニックについての報告が多くを占めていました。例えば,部位別で寛骨臼側,大腿骨側に分けられ,材料や周辺機器なども含めた技術がメインでした。加えて,セメント使用の有無なども紹介されてきました。それらのテクニックは,まだまだ課題はあるもののほとんどの方法が多くの医学雑誌で術者に向けて紹介されてきました。しかし,実際にはご執筆された先生にはできるが,若い先生にはできない高度なテクニックもあるともいわれてきました。
一方,一般病院や開業医の先生がどのタイミングで専門医へ紹介すればよいのかわからないことは少なくありません。逆に,専門医側からすれば,「なぜここまで経過を引っ張り,病状を見ていたのか」,あるいは,「もっと早く対応すればもう少し侵襲の低い方法で再置換ができたのに」といったタイミングを逃している症例に遭遇するのも事実です。
そこで,もしそれらを知っていただくことができれば,この時点で紹介すればよいという指南になるのではないかと考えました。さらには,これからこの領域の術者を目指している研修医,あるいは病棟医の先生が,指導医が普段行っている術式に対して,単なるテクニックだけでなく,どこを見ていたのか,何を考えてこの方法を行っているのか,どんなことを考えてどう判断して決断しているのか,ということを知りたいのではないか,そのような改めて深く聞ける機会が欲しいであろうと考えました。
そのようななか,世界各国のレジストリーからの再置換理由において多い原因が,弛み,脱臼,感染,インプラント周囲骨折のようです。さらに詳細には,ポリエチレンや金属腐食の摩耗,インプラント破損,骨融解,脚長差不良,設置不良などが時代と共にわかってきています。今回の特集では切り口を変え,このような原因別に焦点を絞り,この領域の第一線の先生におまとめいただきました。改めて手術前の適応判断とそのための評価は重要と考えており,読者の先生方にはその点を読み取っていただきたく存じます。なお,骨欠損への対応などの最近の話題についても取り上げさせていただきました。ご多忙のなか,玉稿を賜りました先生方にはこの場をお借りしまして深く感謝を申し上げます。
令和2 年度の保険診療に新規術式として人工股関節再置換術での摺動面のパーツ交換が取り上げられました。このように再置換術は古くて新しい領域ですが,時代によりさらに増加している原因もありますので,最新の情報を得て,より適切な診断や治療への選択肢が増えることになれば幸いです。現場でのよりよい最善の対応に繋がることを心より願っております。
北里大学大学院医療系研究科
高平尚伸
目次
特集:人工股関節再置換術-最前線から難易度の高い症例まで- 企画・編集:高平尚伸
レジストリーからみた人工股関節再置換術 尾﨑 誠
感染による人工股関節再置換術 羽山哲生ほか
ARMD,trunnionosisによる人工股関節再置換 島 直子ほか
頻回脱臼による人工股関節再置換術 佐藤太志ほか
インプラント周囲骨折に対する人工股関節再置換術 馬場智規ほか
Femoral head prosthesis(FHP)の再置換術 加来信広ほか
インプラント破損による人工股関節再置換術 山本豪明ほか
ポリエチレン摩耗に伴う骨溶解と人工股関節再置換術 伊藤重治ほか
オフセット・脚長調整不良による人工股関節再置換術 藤田 裕
寛骨臼の骨欠損に対する再建法-金属製補填材料による再建 加畑多文ほか
骨欠損への対応-同種骨を用いた再建 福島健介ほか
Anatomical reorientationを目指した人工股関節再置換術 櫻井達郎ほか
連載
・スポーツドクターの現場
第13回(最終回) 「相撲」 南 和文ほか
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書籍情報
- ISBN:9784008204002
- ページ数:112頁
- 書籍発行日:2021年1月
- 電子版発売日:2021年8月20日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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