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- Heart View 2019年6月号 Vol.23 No.6 心臓電気生理を理解して不整脈診療に活かす
商品情報
内容
2.侵襲的検査をどう診るか?
3.【Expertise】危険なJ波をどう読むか?
ほか
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序文
企画にあたって
髙橋尚彦 (大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学教授)
不整脈非薬物療法の進歩には目を見張るものがある。その有効かつ安全な遂行にはテクニックの習得が必要不可欠である。心房細動に対して肺静脈隔離を行う際,心臓電気生理の知識は必要ないかもしれない。しかし病態を知らずに良質な不整脈診療を提供できるとは思えない。本特集では,日常診療において「心臓電気生理を知っておくとより良質な診療ができる」と思われる局面を想定し,特に若手医師が興味を抱くトピックスを厳選しエキスパートの先生がたに執筆していただいた。以下に各項のポイントを述べる。
診る 1. 心臓突然死をもたらす不整脈の発生には,不整脈基質,修飾因子,トリガーの3要素が必要である。これらを評価する非侵襲検査指標の臨床的意義を理解する。診る 2. 侵襲的検査とは心臓電気生理学的検査(EPS)を指す。最近ではEPS が単独で行われることは少ないが,リセットやエントレインメントなどアブレーションに直結する基本事項をおさえる。診る 3. 危険なJ 波とは何か。どのような場合に専門医へ紹介すべきかを知っておく。診る 4. Mahaim 束は希少な副伝導路のひとつであるが,その電気生理は学問的にも非常に興味深い。正しい診断と治療が行える知識を身につける。
識る 5. 抗不整脈薬はアブレーションの進歩とともに使用頻度が減っているが,なぜその不整脈に効くのか,そして副作用が生じる機序を知り適切に使用する。識る 6. 抗不整脈薬に関する大規模臨床試験の結果はCAST をはじめ予想外であったものが多い。特に最近の心房細動に対する臨床試験の正しい解釈を身につける。識る 7. 近年,心外膜脂肪が心房細動を発症・増悪させることが明らかになった。どのような電気生理学的変化をもたらすかを知る。識る 8. iPS 細胞の確立は,心疾患を有する患者からのiPS 細胞作成を可能にした。遺伝性不整脈の機序解明と新たな治療法へどのような展開がみられているかを知る。
治す 9. 不整脈の治療は非薬物療法へ大きくシフトした。どのような患者に薬物療法を選択するのかを理解する。治す 10. 発作性心房細動に対しどの抗不整脈薬を使うか,理論背景も含めて知る。治す11. QT 延長症候群にはβ遮断薬が使用されるが,最近では遺伝子型によって有効率が異なり,またβ遮断薬のなかでも有効性が異なることが判明したことを知る。治す 12. 心室細動を引き起こすBrugada症候群や早期再分極症候群の心室細動に有効な薬剤はあるのか?ストームへの対処法を身につける。
本書が多くの読者の不整脈診療におおいに役立つことを期待している。
目次
特集:心臓電気生理を理解して不整脈診療に活かす 企画・構成/髙橋尚彦
診る
1.非侵襲的検査をどう活かすか? 木下利雄,池田隆徳
2.侵襲的検査をどう診るか? 原田将英,渡邉英一
3.【Expertise】危険なJ波をどう読むか? 鎌倉 令,草野研吾
4.【Expertise】Mahaim束とはなにか? 丸山光紀
識る
5.臨床医が知っておくべき抗不整脈薬の作用機序 古川哲史,井原健介,山添正博,笹野哲郎
6.抗不整脈薬の大規模臨床試験を識る 向井 靖
7.【Expertise】心外膜脂肪は心房細動の電気生理をどう変えるか? 奥村恭男,永嶋孝一
8.【Expertise】ヒトiPS細胞由来心筋細胞の電気生理学 堀江 稔,Wuriyanghai Yimin,牧山 武
治す
9.カテーテルアブレーションと薬物療法のどちらを選ぶか? 池主雅臣,齋藤 修,保坂幸男
10.発作性心房細動の洞調律維持に抗不整脈薬をどう使うか? 庭野慎一
11.QT延長症候群にβ遮断薬をどう使うか? 村田広茂,清水 渉
12.【Expertise】Brugada症候群,早期再分極症候群に有効な薬物治療 篠原徹二
連載
・【責任冠動脈を追え!PCIエキスパートになるための25カ条】
第17条:糖尿病(DM)症例へのPCI:エキスパートの思考を学ぶべし 齋藤佑一,小林欣夫
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書籍情報
- ISBN:9784008102306
- ページ数:88頁
- 書籍発行日:2019年5月
- 電子版発売日:2021年9月22日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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