- m3.com 電子書籍
- 関節外科 2018年2月号 Vol.37 No.2 股関節を中心とした三次元アライメント hip-spineとhip-knee
商品情報
内容
introduction
Hip-spine syndromeの概念と診断
脊椎と股関節,下肢のバイオメカニクス
骨盤−脊椎アライメントの考え方,治療計画の立案(股関節外科医の立場から)
ほか
>関節外科バックナンバー
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版
序文
introduction
今回の主役は股関節とさせていただきました。当たり前ではありますが,股関節疾患は局所だけでなく全身を診て病態を考えることが重要です。股関節疾患を考えた場合,全身のなかで股関節を捉えて,少なくとも隣接関節の状態を考慮して診断や治療を行うことが重要であり,それは今後も避けて通れません。
人工股関節全置換術(THA)は除痛だけでなく,QOLまでが求められる時代になりました。また,THAでもトータルアライメントが術後に影響を与えることが明らかになり,術前計画には脊椎や膝関節を考慮することが重要になってきたといえます。特に臥位,坐位,立位などの姿勢により,アライメントは変化します。さらに姿勢異常だけでなく,近年新たな画像解析装置が開発されたことにより,動作解析までも行われ,静止状態だけでなく動いている状態が考えられるようになりました。
また,高齢に伴う背筋力の低下が骨盤後傾に寄与していることや,時間軸として加齢とともに脊椎の土台となる骨盤傾斜が変化していくことが明らかになってきており,高齢者にはこれらの対策もエビデンスに基づいて行われるようになってきました。つまり,長期成績が向上しているTHAの設置にも,骨盤傾斜をさまざまな視点から考慮する必要が出てきたわけです。
前回, 股関節とその隣接関節に関する病態については,2004年に『Hip-spinesyndromeの現況』をテーマとして本誌に特集されていましたが,その後,脊椎や膝関節を含む各領域の研究が進みました。
例えば,脊椎外科領域では矢状面アライメントが注目され技術革新は急速に進み,手術テクニックも進歩しています。Hip-spine syndromeの治療ストラテジーも変わる可能性が出てきたわけです。股関節領域においても大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)の概念が導入されたことで,FAIに関する研究が進み,これまで明らかにされていなかった新たな知見も出現してきています。骨盤傾斜の解析は,治療だけでなく予防,つまり症状悪化の予見にも応用されるようになりました。Hip-spine syndrome においては,complex hip-spine syndromeはいまだ診断が難しい面もありますが,少なくともmisdiagnosis hip-spine syndromeは避けなくてはなりません。
本特集が読者の皆様の日常診療のなかで少しでも参考になり,今後の診断や治療,予防への考え方にも影響し,臨床研究さらには次の基礎研究のヒントになれば,編集者にとって望外の喜びです。
北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科/北里大学大学院医療系研究科整形外科学
高平尚伸
目次
特集:股関節を中心とした三次元アライメント hip-spineとhip-knee 企画・編集:高平尚伸
introduction 高平尚伸
Hip-spine syndromeの概念と診断 宍戸孝明
脊椎と股関節,下肢のバイオメカニクス 宮川俊平
骨盤−脊椎アライメントの考え方,治療計画の立案(股関節外科医の立場から) 園畑素樹ほか
骨盤−脊椎アライメントの考え方,治療計画の立案(脊椎外科医の立場から) 大和 雄ほか
変形性股関節症患者の膝回旋に関連する因子 小山博史ほか
股関節痛と腰痛の関連と病態 宮城正行
仙腸関節障害の診断と治療 大久保 雄ほか
寛骨臼被覆と脊椎ー骨盤矢状面アライメントの関連 福島健介ほか
ステム前捻角は人工股関節全置換術後の骨盤傾斜および大腿骨の回旋に影響を与えるか? 今井教雄ほか
大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折−脊椎変形との関連を含めて− 山本卓明
THA術前計画における骨盤-脊椎アライメントの評価 菅野伸彦ほか
THA術後の脊椎−骨盤アライメントの変化 稲葉 裕ほか
連載
・これだけは知っておきたい,整形外科的徒手検査法
第26回 上肢ー肩関節 Neer’s impingement test 三橋龍馬ほか
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
- 全文・
串刺検索 - 目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
- PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
- 南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:7.3MB以上(インストール時:17.2MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:29.2MB以上
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:7.3MB以上(インストール時:17.2MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:29.2MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784008203702
- ページ数:102頁
- 書籍発行日:2018年1月
- 電子版発売日:2021年11月5日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。