気管支鏡ベストテクニック改訂2版

  • ページ数 : 292頁
  • 書籍発行日 : 2017年4月
  • 電子版発売日 : 2017年12月1日
¥10,450(税込)
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商品情報

内容

エキスパートによる充実のコンテンツが満載!動画視聴のためのID/PASS付き!

日本呼吸器内視鏡学会受賞者、セミナー講師が執筆したハンズオンテキスト、待望の大改訂!一挙手一投足まで直接指導を受けているような感覚で、自身の技量を磨きつつ後進の指導を行うための必携の書。

序文

改訂2版 はじめに

 

気管支鏡ベストテクニックは,「第一線のオーソリティから学ぶ呼吸器内視鏡ハンズオンテキスト」として2012年に初版が発行されました.おかげさまで多くの呼吸器内視鏡診療に携わる方々からのご支持をいただき,新たに動画を導入した改訂版を発行することとなりました.

本書は,基本的な手技から最新手技まで幅広く網羅してきましたが,初版発行以降,新しい手技が開発され臨床に導入されてきました.改訂版では,新たに挿入部回転機能付き気管支鏡,機能的気管支鏡,共焦点顕微内視鏡,エラストグラフィーなどの項目を加えました.執筆は国内,海外で活躍されている各手技を代表するエキスパートにお願いしました.改訂にあたり各執筆者には,情報を最新の状態にするだけでなく,動画と説明文を加えて実際のハンズオンセミナーのようにわかりやすく記載していただきました.さらに診断率や治療成績を上げるためのコツやピットフォール,創意工夫などを記載したMEMOも大幅に入れ替えていただきました.ご多忙の中,趣旨に賛同しご寄稿頂いた執筆者の方々にあらためて御礼申し上げます. 本書の構成は,最初に手技の概要,重要ポイント,目的,適応を列記することで,各手技が一目でわかるような記載になっています.次に,準備するもの,手技,合併症と対策,文献の順に記載してあります.手技の欄では図やイラストを多用し,動画と説明文を加えることで初級者から上級者までが現場で実践的に活用できるように工夫してあります.百聞は一見に如かずと言いますが,動画の追加により格段に手技が理解しやすくなったと思います.

本書の内容は,執筆者の多数の診療実績と長年の経験に基づいて記載されている部分も多く,これらは通常の教科書では得られないノウハウ,いわゆる「匠の技の伝授」と言えます.困難な症例に対応を迫られた時に,きっと効果を発揮することと思います.一方で,中には必ずしも標準的とはいえない方法や,現時点で保険認可されていない手技も含まれています.患者,術者,施設などの状況を安全対策の面からも考慮したうえで,読者の皆様のご判断で有用と思われる点は積極的に模倣していただき,その上でオリジナルの工夫を加えていただければと思います.

本書が多くの呼吸器診療に従事する方々に利用され,内視鏡手技の体系的な理解,現場での安全対策,診断率,治療成績の向上につながることを心から望んでいます.

2017年3月

岐阜県総合医療センター呼吸器内科 部長
浅野文祐

目次

Chapter 1 気管支鏡の基本手技

概要

準備するもの

術前検査

前処置

機材の配置

術中管理

気管支鏡の操作

可視範囲の観察方法

検査終了後

気管支鏡の洗浄,消毒と保管方法

合併症と対策

コメント1 基本手技のコツ1

気管支鏡挿入時のコツ

「たるみ(弛み)」と「たわみ(撓み)」に留意

気管支鏡の先端位置を意識

コメント2 基本手技のコツ 2

経鼻挿管のすすめ

噴霧カテーテルによる気道麻酔のすすめ

コメント3 挿入部回転機能付き気管支鏡

気管支鏡の基本操作における回転操作の重要性

挿入部回転機能付き気管支鏡

回転機能が有用と思われる臨床上のポイント

回転機能を使用する際の注意点

コメント4 機能的気管支鏡

呼吸器インターベンションにおける呼吸機能評価の重要性

気道内圧測定

呼吸困難

症例提示

  

Chapter 2 所見のとらえ方,分類

  

概要

気管・気管支の構造・正常所見

既存構造に着目した気管支鏡所見のとらえ方

6)上皮下血管

肺癌の進展様式と気管支鏡所見

気管支鏡所見による組織型の鑑別

  

コメント 所見解析に必要な気管支壁の層別用語

気管支鏡所見の解析に必要な解剖学とは

気管支壁の層別レベルの内視鏡的所見

気管支壁の層別レベルと内視鏡所見の関連性

  

Chapter 3 検体採取

  

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

コメント1 大量出血

中枢病変からの大量出血

末梢病変からの大量出血

合併症を有する場合

コメント2 細胞診用検体の採取と評価

検体作成技術=最重要

病理診断医・細胞検査士とのコミュニケーション=次に重要

擦過による検体採取

ブラシ擦過ができないときの穿刺細胞診

コメント3 安全対策─呼吸器内視鏡2010年全国調査─

Chapter 4 狭帯域光観察:NBI

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

コメント1 聖マリアンナ医科大学におけるNBIのコツ

コメント2 共焦点レーザー顕微内視鏡

Chapter 5 自家蛍光気管支鏡

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

Chapter 6 極細径・細径気管支鏡

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

コメント 末梢病変に対する気管支鏡検査のコツ

EBUS-GS

極細径気管支鏡

CTガイド下気管支鏡

     

Chapter 7 中枢気道に対する気管支腔内超音波断層法:EBUS

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

Chapter 8 Guide sheathを用いた気管支腔内超音波断層法:EBUS-GS

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

Chapter 9 EBUS-TBNA

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

コメント1 聖マリアンナ医科大学におけるEBUS-TBNAのコツ

EBUS-TBNAを成功させるためのコツ

最新の超音波観測装置(EU-ME2,オリンパス)で追加されている機能

コメント2 エラストグラフィー

  

Chapter 10 ナビゲーション:VBN

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

  

Chapter 11 局所麻酔下胸腔鏡

  

概要

準備するもの

検査の準備

手技

治療への応用

合併症と対策

コメント1 ITナイフによる胸腔鏡下全層胸膜生検

適応

準備するもの

手技の実際

全層胸膜生検の限界と対策

コメント2 タルク懸濁液注入による胸膜癒着術(Slurry法)

タルクによる胸膜癒着術

タルクSlurry投与法の実際

コメント3 胸腔鏡下タルク噴霧による胸膜癒着術(Poudrage法)

タルクによる胸膜癒着術

タルクPoudrage法の実際

Chapter 12 異物除去

概要

1.軟性気管支鏡の場合

準備するもの

手技

2.硬性気管支鏡の場合(成人)

準備するもの

手技

合併症と対策

コメント 異物の種類と摘出器具の選択

  

Chapter 13 硬性気管支鏡手技

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

コメント 呼吸器インターベンション用硬性気管支鏡

  

Chapter 14 気管・気管支ステント治療

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

コメント ステント治療のポイント

ステント留置は危険を伴う処置である

右上葉の温存

  

Chapter 15 高周波凝固法・マイクロ波凝固法

概要

1 高周波凝固法

1-a アルゴンプラズマ凝固法

準備するもの

手技

合併症と対策

1-b 高周波スネア

準備するもの

手技

合併症と対策

1-c 高周波凝固子,ホットバイオプシー,高周波ナイフ

準備するもの

手技

合併症と対策

2 マイクロ波凝固法

準備するもの

手技

合併症と対策

  

Chapter 16 Nd-YAGレーザー

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

  

Chapter 17 光線力学的治療:PDT

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

  

Chapter 18 気管支充填術─EWS®を用いた気管支充填術を中心に─

概要

準備するもの

手技

合併症と対策

コメント1 集学的気管支充填術が有効であった難治性気胸症例

症例提示

気管支造影の活用

バルーンカテーテルを用いたフィブリノーゲン加第XIII因子充填

コメント2 EWS®のカスタマイズと充填方法の工夫

EWS®のカスタマイズ

充填方法

抜去方法

コメント3 新たなEWS®充填方法:Side-grasping method

Chapter 19 気管支サーモプラスティ:BT

概要

喘息に対する気管支サーモプラスティ

準備するもの

手技

合併症と対策

Chapter 20 気腫型COPDに対する気管支鏡による肺容量減量術

概要

1.気管支内一方行弁(EBV)留置術

準備するもの

手技

合併症と対策

2.気管支内lung volume reduction(LVRC)留置術

準備するもの

合併症と対策

Chapter 21 Cryotherapy

概要

準備するもの

手技

合併症

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  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784498032033
  • ページ数:292頁
  • 書籍発行日:2017年4月
  • 電子版発売日:2017年12月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

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