死体検案ハンドブック第4版

  • ページ数 : 403頁
  • 書籍発行日 : 2020年3月
  • 電子版発売日 : 2020年4月17日
¥7,700(税込)
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商品情報

内容

死体検案に必要な知識がこの一冊に。好評書籍の最新版。
死体検案のノウハウをコンパクトにまとめた好評書の最新版。死因究明等推進基本法の成立・死後画像診断の活用など、大きく変化している法医学の最新状況に対応。カラー写真・資料を豊富に掲載し、実務ですぐ使える内容で、法医学専門家のみならず、法律家・医師・学生から警察関係者まで本領域に携わる方は是非とも手元に置いておきたい一冊。

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序文

本書は、これまでの机上で用いることを主眼とする、いわゆる「法医学の教科書」から脱皮し、講義室のみならず実務現場でいつでも取り出せて、一目で理解できることを目的とした「ハンドブック」である。法医学に携わる初心者からベテランの医学・医療関係者のみならず、警察や司法関係者も含めた幅広い層を対象としており、可能な限り文書表現は平易にし、視覚に訴える写真や図表を多数盛り込むという編集方針で、2005年5月に出版された第1版以降も多数の方々にお読みいただき、改訂を重ねてきた。2014年3月には、いち早く死後画像診断と大規模災害の項を加え、第3版が出版された。第1版の出版当時、最年少の執筆者として、右も左もわからず仲間に入れていただき、諸先輩方に必死について行ったことが思い出される。


第1版から15年もの月日がたち、執筆された多くの先生方が退職されたことで、第4版では、このハンドブックの生みの親ともいえる大阪大学名誉教授の的場梁次先生に代わり、香川大学教授木下博之先生に編著に加わっていただき、執筆者の大幅な若返りを図った。したがって、過去2回よりも大きな改訂作業であり、さらに生化学検査の法医学への応用や後継者育成に関する新項目を設けるなど、内容的に斬新なものとなったと言っても過言ではない。


近年、犯罪の多様化に加えて、児童虐待や少子高齢化に伴う高齢者の変死事例の増加により、異状死体数は年間約17万体にも及んでいる。さらに、阪神大震災以後、東日本大震災のみならず、台風や噴火といった大規模災害が数年おきに発生するなど、決して稀な事象とは言えなくなった。そのような状況において、法医学者や監察医・警察医のみならず、一般臨床医・救急医にとっても死体検案の機会が増加している。しかも、異状死体に対する死体検案・解剖は、医師が実施すべき「医行為」であることが2015年の参議院文教科学委員会で明言されたことから、診断の伴う死体検案または解剖は、臨床医の医療行為と同列に位置づけされたことになり、より専門性が問われるものとなっている。また、我が国においても法医看護学が周知され、看護師の方々も基本的な法医学的知識を求められることも多くなってきた。さらに、自身の経験からも、警察捜査や司法の場において、客観的法医学的証拠の重要性が求められる機会が増えたことからも、警察・司法関係者にとっても、従来以上に馴染みやすい内容になったと言える。もちろん、医学生にとっても、法医学に関してはこの本一冊で講義・実習に対応できるだけでなく、卒業後、役立つ内容を盛り込んだものとなっている。


最後に、木下先生はじめ、執筆いただいた諸先生方、金芳堂 黒澤健 氏並びに編集作業に協力していただいた和歌山県立医科大学 石上安希子先生、川口真理子女史に深甚なる感謝の意を表したい。


2020年2月

近藤 稔和

目次

序 死因究明のための医行為と死因究明等推進基本法

1 死体及び死体発見現場の見方

2 死体現象・死後経過時問

3 生活反応

4 損傷の見方

5 窒息死体の見方

6 中毒死体の見方

7 異常環境温度に基づく変化

8 内因性急死

9 乳幼児突然死症候群

10 嬰児殺

11 児童虐待

12 遺伝標識とその応用 1 物体検査

13 遺伝標識とその応用 2 個人同定

14 遺伝標識とその応用 3 血液型およびDNA型

15 性の法医学

16 死後画像診断

17 死体の生化学検査

18 診療関連死

19 大量災害

20 死体検案書の書き方

21 死体検案医の育成

22 検案等をめぐる法的諸問題

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書籍情報

  • ISBN:9784765318235
  • ページ数:403頁
  • 書籍発行日:2020年3月
  • 電子版発売日:2020年4月17日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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